L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー5日目「flower」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017も5日目。そろそろ書き慣れて来たけど、いちいち文章が固いのものすごい気になり始めてるが、まぁ行ってみましょ!

true収録(シングル曲)

歌詞はこちらからどうぞどうぞ。

や〜〜〜〜〜っとシングル曲来たね! と、いうわけで、僕がラルクアンシエルに完全にはまったきっかけとなったナンバー。

もともとから「あ、このバンドなんかかっこいい」程度だったのが、この曲をきっかけに「あ、あきまへんわ。これどハマりですわ。さようなら現世」となった程度にはまった。

まぁ5日目にしてようやく「シングル曲」の紹介になったわけだが、僕だけでなく、この曲をきっかけにラルクファンになった人も多いのではないだろうか。

アルバム「heavenly」を引っさげ、日本武道館ワンマンライブを成功させる頃には、L'Arc〜en〜Cielというバンドがじわじわとメジャーシーンに認知されるようになり、そこにきて「風にきえないで」「flower」「Lies and Truth」と連続リリース、そして最高のアルバムとも言われている名盤「true」に至るまで、着実に勢力を伸ばして来たところではあるが、その中でもflowerという曲の気持ち良さはひとつ頭抜けているかのようにも思える。

hydeをして「この曲が売れなかったら、世間が間違っているか、自分が間違っているかのどちらか」とまで言わしめた自信作とも言われているが、世間は何も間違ってなかったし、L'Arc〜en〜Cielも間違っていなかった、至極当然の結果に帰結したとも言える。

かのモンスターバンド、Mr.Childrenの桜井氏も、ブレイクするきっかけとなった名曲、CROSS ROADを書き上げた時、「100万枚売れる曲ができた」と言ったそうだが(言ってない説もある)、感覚の鋭いアーティストというのはそういうところまで分かるもんなんだろうなぁ。

ただ、後のインタビューにおいて、作詞作曲どちらも担当したhydeは「売れ線を狙って作った曲で、自分の世界観とは違う作品」とも言っている。ファンとしてはなかなか複雑な思いをさせてくれるお話でもある。

さて、このflowerは従来のダーク系サウンドは形を潜め、vivid colors以降から続く「明るい曲調のロック」は、当時ダーク系バンドの最高峰だったLUNA SEAとはまた違う方向性でのアプローチだったと思うし、結果として大成功を納めたわけだが、この流れの中の集大成とも言える曲でもあり、今聴いても耳に残り続ける美しいフレーズは唯一無二の存在と言ってもいい。

曲中に流れるブルースハープはhyde自身が吹いているものであり、ライブでもちゃんと吹いてくれるので、それを楽しむのもまた一興なり。

曲調は明るめだけど、歌詞は「As if in a dream」のような感じになっており、歌詞の質は同じだけど、曲調が対照的というのは連続で聴いてみるとちょっと面白い。

なんにせよ、このあたりからL'Arc〜en〜Cielの知名度は加速度的に大きくなっていき、途中でちょっと躓くも、後に大ジャンプを見せ今のスターダムに君臨することになるが、この時期がL'Arc〜en〜Cielにとってひとつのターニングポイントだったことは間違いない。

前述の通りだとすれば、マーケットを意識した曲というわけでもあるが、それでもやっぱりL'Arc〜en〜Cielらしい曲だと思うし、僕の中では名曲なのでそれでいいや という気持ちなので、それでいいかなーと。以後も名曲を量産し続けていくことになれども、それでもこの曲が褪せることはなかったし、今でも普通に聴いていたりするので、やはりこれはL'Arc〜en〜Cielの曲なのだ。

ちなみに、このシングルのカップリング曲である「さようなら」も、なぜこれがカップリング曲で収まっているのだと言わんばかりの名曲中の名曲に仕上がっているので、こちらもぜひぜひオススメしたいところである。

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