L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー8日目「CHASE」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017 8日目。とりあえず、そろそろちょっと休みたい。

アルバム「BUTTERFLY」収録 シングル曲
歌詞はここね!

XXXに続いて矢継ぎにリリースされたナンバー。

XXXとは打って変わってギター音メインのラルク風ロックチューンだ。
意外に思われるかもしれないが、L'Arc〜en〜Cielがこれくらいのハードナンバーをシングルに提げてくるのは非常に珍しい。

やはりデビュー時と比べてhydeの声量も下がったよなー とか、抑え気味な曲が増えた気がするなーとか思ってた自分が恥ずかしい。
XXXで感じた不安が一瞬で吹っ飛ぶ程度に磨かれたロックチューンに僕の心はやっぱりL'Arc〜en〜Cielに向いちゃうわけですよ奥さん!

とにかくスピード感溢れていて、それでいて攻撃的という、意外とL'Arc〜en〜Cielの楽曲の中では珍しい部類に入るのだけど、バンド活動も長ければ長くなるほど丸くなっていくことが多いJ-ROCK事情の中にあっても、決して衰えを見せないところは改めてL'Arc〜en〜Cielというモンスターバンドの底力を垣間見たような感じだ。

ライブの一曲目で歌われることも多いようで、一発目からいきなりテンションMAXで盛り上げにかかってくるあたりが、また強烈な印象を残してくるなって感じなのだが、これほど一曲目にふさわしい盛り上げ曲もなかなかないかもしれない。

L'Arc〜en〜Cielのハードナンバーとなると、思いの外見当たらないもので、思い返してみると「The Rain Leaves a Scar」「Shout at the Devil」「Route666」くらいだろうか。シングル曲だと「HEAVEN'S DRIVE」くらいか。

全体的にラルクは楽曲を「聴かせる」タイプのものは多いが、テンション爆上げでノリノリになれるものというのは決して多くなく、ライブでも個人がそれぞれでめちゃくちゃ盛り上がるというより、全体でグルーヴ感的な何某で盛り上がりを作っていくという感じが強いと思っているところで、ここまでガツン! と来るような楽曲を持って来ることは少ない。

そんな中にあってのCHASE、色々と取り巻くものから反逆しているような感じで良い。ワイルドだ。映画ワイルド7で使われたくらいなだけあって、めちゃくちゃワイルドだ。

XXX以降、L'Arc〜en〜Cielの完成度はさらに高い位置に行ってしまったと感じていて、もうこれ以上の高みってあるのかなぁって思っていたところを速攻で潰してくれる最高さに加え、さらにこの後も名曲が続いていくんだから、本当に最後の最後までこのバンドからは目が離せないなと思う。

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