L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー4日目「As if in a dream」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017もようやく4日目だぞ! あとこれが20日以上続くかと思うと、それはそれとして結構しんどいぞ!

アルバム「DUNE」収録

通例通り、歌詞はこちらから見よう。

インディーズ時代のナンバーだが、ラルクアンシエルの中でも屈指の名曲として今でも語り継がれているナンバーだ。

今はどうか知らないが、数年前まで、作曲者のhydeをして「いまだにこの曲を超えられない」と言っていたほどで、インディーズ時代のプロとはちがう環境の中で作られた曲でありながらも疾走感溢れる名曲中の名曲である。

今聴いてもめちゃくちゃかっこいいし、これインディーズバンドが歌う曲か? となるくらい完成度が高い。こんな反則バンドが存在していいのか。

この頃のL'Arc〜en〜Cielはインディーズバンドであり、まだ表舞台にはおらず、地方のライブハウスを転々としている時代だ。それ故に物凄くとんがっているし、この曲が収録されているアルバム「DUNE」においてもイントロの長い曲が多く(逆に全くないものもあるけど)、「どうだ、俺たちの演奏スゲェだろ!」っていうアピール感満載で若さを感じられるのだが、その才能はすでに爆発的に開花しており、もはやインディーズバンドの出すアルバムというにはレベルが高すぎるとも思える。

歌詞は非常に思春期感溢れるというか、すでにこの時にはラルクのメンバーも成人をとっくに迎えてるわけだけれども、当時のお化粧をしているロックバンド的にはこういう表現めちゃくちゃウケてた時代だったということもあって、ものすごくピュアな感じになっているのだが、なぜかこんなシンプルな歌詞が妙に心をえぐってくるのはあれか。僕もそう、ピュアだからなのかな…。

音楽自体も、物凄く「L'Arc〜en〜Cielらしい」というか、これまで発表されている楽曲全体を通して、L'Arc〜en〜Cielはこんな感じのギターサウンド、リズムの取り方、曲の流れというのは多く、まさにこの曲がその原型なんじゃないだろうかって思わせてくれる。

ハードナンバーというほど激しい曲というわけでもなく、ミディアムテンポというほどスローでもなく、「疾走感溢れる」けど「しっかり聴ける」みたいな、なんかこう、どうして こういう時に限ってうまく表現できないのだろう? みたいな感じだ。

この曲というか、アルバムDUNEが発表されたのは1993年で、もう24年経過してるのだけれども、これ今新曲として発表しても十分な評価を得られるくらいの名曲だと思うし、この当時から今にかけてなお全く衰えない音楽センスってなんなのかと。もう、なんなのかと。

ちなみに、このアルバムはインディーズアルバムではあるけど、普通に今でも購入できるし、なんならデビュー10周年記念盤であれば、幻の名曲として、僕が高校生だったころにはすでに十万円くらいのプレミア価格が付いていたシングル「予感」と「Floods of tears」のインディーズシングル版、そのカップリング曲の「夜想花」が収録されたものがあるので、ぜひそちらを手に取って聴いてみてほしい。インディーズとは思えないくらい完成してっぞ!

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