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四柱推命の病と薬について(神峰通考より)

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最近、全然やれていなかった四柱推命の古典の翻訳を再開した。

いま行っているのは

「神峰通考」

と言う書である。


またの名を「命理正宗」ともいい、
1500年代に張楠によって書かれた書物である。


その中でもわたしが個人的に大好きな病薬説類がある。


今日はそのお話です。


四柱推命における病と薬とは


四柱推命の十干十二支だけでは

良い悪いを決めることはできません。


病というのは、

その四柱八字の中で癌(ガン)となる干支を指します。

要は旺じてたり沢山あったりして邪魔になっている干支のことです。


ほとんどの場合、月令を得ている干支となるでしょう。

やはり月支のチカラは巨大なので、可能性はかなり高いです。


薬というのは、

この病を直すための十干十二支を薬と言います。

要は病となる干支を剋す五行が薬となります。


な〜んだ!

病には薬があればいいのか。。。

ってほど簡単なものではありません。


病が重い時には薬は強いものでなくてはいけないし、

病が軽い時に強い薬は入りません。


そして、病薬説の肝心かなめとなる理論があります。


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病なき命式に冨貴はない?!

張楠氏が孟子の言葉を借りてまで伝えていることが、

まさにこれなのです!


病を持っている人が薬を得た時に初めて冨貴となる。

そう言っているのです。


その病が重ければ重いほど、薬が効いた時に大きな福が来る。

病が軽ければ、薬が効いても福は小さいのだ!

病も薬もなければ福はこない。


これほどまでに病と薬は大事なのだ!と


命式がいくら中庸となっておりバランスが良くても、

病薬が巡ってこなければ凡人になってしまいます。


干支の強弱だけでなく、この理論を伝えたかったようです。

推命家にこの重要さを知り、実践で活かすよう締め括っています。


苦労の後に成功があるように、

その苦労に応じて福が来るということでしょう。


だからこそ人は努力する必要があるのだと思います。

それを伝えようとしているのだと私は考えます。


ではでは、今回はこの辺りで終わりにします。


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