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USBメモリー比較 : ノック式モデルを比較してみた

国内ブランド3メーカーの比較を以前しましたが、今回は、もう1ランク上のスライド式ではなく、ノック式USBメモリーを比較していきます。
ノック式の最大の売りは、PC等からの取り外し時にUSBプラグ部分が自動収納されるという点になります。


検証するUSBメモリーは?

今回、バッファロー、アイ・オーデータ、エレコム、3ブランドのノック式USBメモリーを選択しました。

BUFFALO RUF3-KS32GA-BK/N 32GB

BUFFALO RUF3-KSAシリーズのAmazon専売モデル(?)です。正確には、特定販路向けモデルです。違いは、ストラップホールのデザインがオリジナルと異なり、小さめなストラップホールになっています。
スペック : 未公表
サイズ : 19.8mm (W) × 66mm (L) × 10mm (H) 12g

IO DATA U3-PSH32G/B 32GB

IO DATA U3-PSHシリーズの32GBモデルです。写真で見るとコンパクトに見えるボディですが、実際は、他の機種とそう変わらない大きさです。
スペック : 未公表
サイズ : 20mm (W) × 61mm (L) × 10mm (H) 10g

ELECOM MF-PKU3032GBK 32GB

ELECOM MF-PKUシリーズの32GBモデルです。3機種の中では、一番コンパクトサイズがこちらの商品です。公表スペックもあり、期待大。
スペック : シーケンシャル読出速度 100MB/s
サイズ : 20mm (W) × 57.7mm (L) × 10.5mm (H) 11g

性能比較

ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

ベンチマークテストでは、それぞれのモデルで特徴がでているような気がしました。
バッファローは、シーケンシャル読出速度が優れ、
アイ・オーデータは、ランダム読出速度が優れ、
エレコムは、シーケンシャル書込速度が優れているといった具合です。

アイ・オーデータが他より控えめな数値であることが気になりました。

3モデル ベンチマークテスト(Cristal Disk Mark)結果

書込・読出テスト (H2testw)

書込・読出テストでは、異なる結果となりました。
エレコムが頭ひとつ抜けて、書込・読出共にトップでした。
バッファローは、読出は、リードしましたが、書込は、アイ・オーデータと似た数値となりました。

3モデル 書込・読出テスト (H2testw) 結果

全体性能比較

この他にもUbuntuインストール・ブートテストも行いましたが、結果としては、インストールについては、エレコムが2モデルに7分程度の差をつけ、ダントツに良く、ブートについては、バッファローがトップでしたが、最下位との差は、30秒でした。

3モデル テスト結果比較

外観比較

外観比較といっても、サイズもそう変わらず (長さで1cm以内)、重さもそう変わらない (2g以内)ので、ノック式という機構に注目したいと思います。
なお、ここでの感想は、あくまで個人的な主観になりますので、参考程度に見ていただければと思います。

BUFFALO RUF-KS32GA-BK/N
ノックした時の感想は、一言でいうと、安っぽい質感です。
ロックした時のカチッとした感触がなく、ロックしたのか、していないのかが不安になる感触です。

IO DATA U3-PSH32G/B
ELECOMと甲乙つけがたい良い感触です。ノックし、ロックしたという手ごたえもしっかりありました。強いて言えば、エレコムよりロックした時のカチッとした感触が弱かったように思えます。

ELECOM MF-PKU3032GBK
個人的には、一番ノックした時の感触が良かったのは、こちらの製品です。
ロック時のカチッとした感触がしっかりあり、ロックされたと認識させてくれます。

取り外す時には、3モデルとも自動的にプラグ部分が収納されますが、
3モデルとも、収納に不具合があったりということはなく、動作等に違いは、見られず。正確に言うと収納が一瞬で終わるので、違いがわからないというところです。

まとめ

以前にこのメーカーのバリューモデルの比較をしましたが、今回も似た結果になるかと想像していましたが、良い意味で想像を裏切っていただきました。(以前の記事は、↓をご覧ください)

この3モデルUSBメモリー、性能の違いは、見られますが、実用上大きな差になる項目が少なかったという点を踏まえると、デザイン重視で選んでも良いかなと思います。強いておすすめを挙げろと言われると↓になります。


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