初・紙博を満喫した
今日は「紙博 in 東京 vol.8」に行ってきた。週内にやるべき仕事は昨日23時台になんとか終えたので心置きなく。あー、仕事終わりの紙もの、沁みるー。
ポストカードやレターセット、シール、ノート、紙箱、コースター、カレンダーといった紙でできたグッズのほか、筆記具やスタンプ、クリップなど紙と相性のいいグッズもたくさん集まっていて、雑貨ババアの血が騒ぐ。
案外、ブックカバーないしブックカバーに使えそうなシンプルな紙はそんなに多くなかった印象。ブックカバー用紙を持ち帰るつもりでクリアファイルをたくさん用意して行ったけど2つしか使わなかった。
金曜から日曜の3日間開催で、平日の今日が混雑状況としては一番マシだと思うんだけど、それでも盛況、活況、わし発狂、楽しくて。紙博みんな感じがいい。デザフェスにしろ文具女子博にしろ出店者/出展者の皆さんの感じがいいのは変わらないけど、紙博はお客さんが落ち着いていて場内過ごしやすい気候になっている。
混み合っているので人とぶつかることもあるし、狭いところをすれ違うこともあるんだけど、「ごめんなさい」と言ったら、みんな必ず一言返してくれる。わたしの日常はそうではないので地味にうれしい。
浅草駅から歩いて数分のところにある都のコンベンション施設の4階から6階が会場で、別のフロアに行くときは階段を使うけど、みんな整然と上がったり下りたりしていて、ストレスを感じる場面がなかった。出店者にことわれば撮影OKというルールだけど、会場内で写真を撮っている人は少なく、ライブコマース事業者みたいなのも見かけない。
蚤の市や雑貨系のイベントでわたしはなんとなく立体造形物を買いたくなりがちで、紙博には初めて来たけど、これは楽しい。思ったより立体もいるし。
残念なことと言ったら、ワニがいないことぐらいだ。わたしはどのブースを見ているときでも、そこにあるものに感じ入りつつ、意識の2割3割でワニもの(ワニの形をしていたりワニが描かれたりしたグッズ)を探すんだけど、まず見当たらない。ワニだけでなく狼やサメもいなくて、全体に獰猛そうな動物は鳴りを潜めている。クマはいたけど当然、三毛別みのないテディな方向性に限られる。
紙博に限ったことじゃないけど猫が多い。犬もいるけど猫ほどいない。あと鳥が他のイベントより多め。手紙を運びそうな感じがするからなのか。一方でヤギもときどきいる。紙からすると捕食者なのにね。他のイベントでは多少いる羊がほぼいなかったのは、ヤギに割を食ったのだろうか。ヤギめええええ。
ちょっとしたことメモ。とあるブースを眺めていると売り子さんが「これとこれセットで○円です」とご案内くださった後に「皆さん『安い』とおっしゃいますね」と胸を張っておっしゃる。「ああ、それはそうでしょうねえ」と返しつつ、安い高いは別にして気に入ったので購入。お会計をしているときに別のお客さんが来て、その人にもやはり「セットで○円」のご案内がありつつ「『安い』と言われる」くだりはなかった。わたしはなんか、そういうのよくある。なんでだか分からない。べつに嫌ではない。
建物を出たら、路地の先にスカイツリーが見えた。行きには目に入らなかったのだ、あんなに大きいものが。
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