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32. 白カラス


夢の中で意識が覚醒している状態で、災難を回避したり、空を飛んだりと夢を自在に見られる人がいる。 また、そんな夢を明晰夢というらしい。

若い頃は、寝言がハッキリ過ぎて家族を驚かせることも度々あったほど夢を見ていたようだけれど、心靈体験が頻発した二十代後半から夢をあまり見なくなった氣がする。
そうかと思えば、初めて明確な心靈体験をした16歳から10年以上もジリジリと内容が進行していく超ロングランな夢を見ていたこともあったけど、
この話は、31.End of Story 寄りな氣もするので此処では触れないけども、
夢を滅多に見たくなったことで、逆に覚えているような夢は<サイン>であることが分かってきたので、結果、鈍感な自分にとっては助かっている。


わざとらしい長雨に見舞われた今夏の日本列島は、梅雨が明けたとたん、殺人的な暑さが続き、朝の4~5時でも暑さで目が覚めてしまうほどこの時間帯の眠りが浅くなっているためか、久しぶりに夢を見た。        人の手である程度整えられたような山の中を歩いている場面で、先を急いでいる夢の中の自分の意識がありつつ、並行して夢の中の自分を見ている自分の意識もあるという明晰夢っぽい感じ。
夢の中の自分は、何処に向かっているのかは不明なれど、とにかく先へ先へと急いでいて周囲の景色にあまり意識を向けていないようだったので、 「ぉぉぉぉぉぃ ちょっ‥‥!!
 その白いカラス見落としたらアカンやろ。」
と、声をかけると、夢の中の自分の意識が足を止めて斜め後方を振り返ると目線と同じ高さの枝で白いカラスが念入りに羽繕いをしていた。

ぉぉぉ‥ あっぶね。
確かにこれ見落としたらアカンやんな。
じゃぁ、氣づくトコロからやり直そっか☆
巻き戻し、巻き戻し。

と、夢の中の自分が思うとキュルキュルキュルと音声テープを巻き戻すような音と共に場面が巻き戻り、夢の中の自分は、白カラスがいる木の手前にいて、通りかかる際に白カラスに氣づくというのをやり直していた。


なんだそれwww


白カラスは、こちらの存在に氣づいていながら羽繕いを続けて逃げる素振りはない。そして、何故かこの羽繕いが終わるのを待っていなければいけない氣がして待つことにした。
大好きなカラス。しかも、レアな白。 でもって、尻尾の先の羽繕いともなれば、鳥の尻毛フェチには、たまらないアングルだからハァハァしながら熱心に羽繕いする白カラスに変態級の視線を向けつつ、

羽繕いが終わったらどうしようか‥?
あ、自分にも羽があるんだから一緒に飛んでみようか?

などと考えたら、白カラスと飛んでいる場面に変わった。
彼(便宜上、彼と表記しているものの実際には性別は感じられなかった)から伝えてくることは特にないのだけれど、今こうしてランデブーしていることは、以前からの約束だったであろうことは伝わり、それを感じながら飛行していると、彼に家族のような親しみを覚え、何処に向かっているのかさえ分からないのに、彼が道案内をしてくれるような氣がしてきて、彼がいるからもう大丈夫だと思った所で目が覚めてニヤッとしてからカラダを起こした。


家事が一段落したところで白カラスの夢について調べてみると、白いカラスの夢は大吉夢で、自分が思っている以上に物事が良い方向に進んだり、十分納得のいく結果を得ることが出来たり、人生の好転を暗示していたりするとのことで、人生においてここまでヨッシャァァ!な夢って見たことないかもだから、巻き戻してでも見直したのきっと大正解。


こんな夢を見た翌日、この人の世界観大好きだなぁ♪と感じているカードリーダーさんの動画が更新されたので見ていたら、此処の流儀に何とか合わせるために貫いてきた、これまでの消極的スタンスを返上して素のままで生きて行かれると語られ始めたら無自覚だった事柄なのに嗚咽しながら白カラスとのランデブーを思い出し、本当に新たなタイムラインでの道案内役として現れてくれたのかもしれないと思えた。


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