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119. コミュニケーション

我が家は、小さな家が密集する地域の中に
ある古い家なのだけれども、隣家が取り壊さ
れて以来、ありがたいことに毎朝、東から
おひさまが入るようになった。
西日しか入らず諦めていたサンキャッチャー
をぶらさげ、虹色の光のシャワーを浴びられ
るようになったのは奇跡だった。


そんな奇跡にも慣れた頃、東側からまっすぐ
階段を下りてくる光に「あたってけば?」と
時々、呼び止められるようになった。
せっかくだから‥と、階段に體を這わせる
ようにして光を浴びると、なんだか分から
ないけど違うという感覚があり「そこじゃない。」
と言われた氣がして體を上下左右にズラして
ピンと來るポイントを探していると、たいてい
眉間だったりするそこは、鏡に映るとほん
のり菱形に赤く観えるポイントと一致している。
肉眼ではおそらく見えないであろう、この
ほんのり赤いポイントを密かに、NARUTOに
登場する憧れの五代目火影の綱手さんにあや
かり『綱手印』と呼んでいる。(照)

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つい先日、久しぶりにお声がかかった氣がし
て綱手印に光を当てたのだけれど、いつもの
ように眉間から光がズサーッと入って全身を
包むような温かさと幸福感に包まれるのかと
おもいきや、手応えナッスぃング。
あれ‥違った?氣のせいだったのかしら?
との独り言に対して食い氣味で

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ほんまかいなとスマホのカメラを向けて撮影
してみたら ヤホ━━━(゚∀゚)━━━イ!



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このエピソードの要となるこの画像を掲載
せずにでは成立しないため、生活感やら
古臭さやら、お見苦しかったりお恥ずかしい
のはヤマヤマだけれども、初老、ダイヴしてみた。
画像は、もちろん無修正。
ちなみに両壁の有り様は、かつて共に暮らした
猫師匠の置き土産で、今となっては愛しさ
以外感じられない大切な傷跡だったりする。


撮れた直後は興奮してアガりまくってたけど、
冷静になって思い出すと、安定の抑揚のない
「シャッターシャンス。」がツボに入り、
何なら「ハンターチャンス」も聴いてみたいぞ
と思った次第。


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