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201. カラフルな一日②

山梨に向かう途中で事故による
渋滞で予定の1時間遅れで到着。
花火のための場所確保も考えると、
山の焙煎所さんに行く前にお昼寝を
食べてしまった方が良いだろう
ということになり、右樂再訪と
行きたかったが、尋常じゃない
汗疹が胸を中心に広がっている
状態で蕎麦がトリガーになるのは
怖いので今回は、見かける度に
氣になってたお店にお邪魔した。

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山梨で蕎麦でもなく、うどんでも
ほうとうでもないんだけど、通る
度にアンテナが反応してたから
良い機会になった。
こちら、注文が入ってから淹れて
くれる珈琲がウリだったりするんだ
けど、そこはグッと堪えて、室内の
焦げ茶にグリーンに映えるだろう
理由のみで普段は絶対頼まない
メロンソーダを、パートナーも
珍しくアイスティーを注文してた。

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カレーは、最初に感じる甘さに
続いてピリリがあとから追ってくる
感じで食べやすい。
この甘さが、子どもの頃大量に貰った
エジプト土産のカレーに似てて何だか
懐かしい氣持ちに。
福神漬けとも相性バッチリの甘さって
通じるだろうか。ꉂꉂ( ´∀`)
ガッツリではない、程よいコクが
下調べの際に観た画像から受けた
イメージ通りで、こりゃやはり
焼きカレーを頼むべきだったかと。
お肉が入ってるかがわからなくて
今回は、野菜カレーにしたけど
次回は焼きカレーいってみたい♪

板張りの床がかすかに軋む音や
木の家独特な木陰感が青森の
亡き父の実家を思い出させ、
背後から吹く空気清浄機の風が
天然の風のように感じられ、
しばし、お風呂上がりに縁側に
腰かけて小さな裏庭を眺めつつで
涼しい風に吹かれていたあの頃に
タイムスリップし、そこで観た
色鮮やかな謎の爬虫類の事をふと
思い出した。
店内奥には、小さなティピがあった
りもして個人的にタイムスリップ
しやすいポータルになってるかも?
なんて樂しんでもみたり。

身も心も満たされた所で山の焙煎所
さんにお邪魔して、河口湖に向かう
所だけど、やはり再訪したくて
甲斐國一宮浅間神社を訪れた。

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鳥居をくぐった途端、上からゴロゴロ
ゴロ‥と。
ぇ、まさかの歓迎⁉️(´⊙ω⊙`)
ぃゃぃゃマテマテww
自惚にもほどがあるよね?
じゃあ何の音‥?って、花火やんww
自分、それ観に來たんとちゃうんかい。
あー。(//∇//)
はっずww めっちゃはっずwww


そんな脳内おしゃべりをパートナー
に話すと、

「ぁぁ、こっち落雷予報出てたからな。」
『へ? あれ花火じゃないの?』

「雷だろ。」
『ぇ、えええ❗️』
「天然かww」

初めて訪れた際には、突然心地よい
風が吹いて頭上の風鈴が一斉に
カラカラシャラシャラと音を立て
なんてフレンドリーな神さまなんだ
ろうと嬉しくなる体験があったから
即、歓迎の雷だと感じつつ、それは
エゴじゃないの?というエゴの声を
聴いて混乱したという。

上記の会話の後、上空では
「せやでー、雷やでー」と言って
くれているかのようにゴロゴロゴロ。
録音したくて動画撮影すると雷が
ピタリと止んでしまうの繰り返し
なので、神様と自分の良き思い出
として刻もうと思ったけど、
ゴロゴロがね、優しくてやけに
氣持ち良すぎて珍しく諦めきれず、
ゴロゴロ録音させてくださいと
頼んで、ようやく録音させたもらえた。

せっかく撮れたのに初老の声が
入ったら台無しだから小声で
「ありがとぅ✨」と。

時刻は13:30。
ここから河口湖までは約1時間。
駐車スペースを確保したら花火
開始の20:00までひたすら待つのみ。

道の駅は予想以上に盛況ながら、
駐車スペースは確保出來た。
涅槃像を思わせる富士山がぱぱーん❗️🌸
と目の前に観えるはずが、完全に
雲に覆われ、砂の嵐に隠された
バビルの塔状態でアララ…(´∀`; )
パートナーは、連日の暑さで蓄積
した疲れを癒すべくお昼寝タイム。
わたしもそうするつもりが、
子どもか!ってくらい興奮してるのか
まるで眠れないので、バビル2世
OP曲を脳内再生させつつ雲の中の
富士山を想像したり、雲隠れ状態の
富士山バックに写真を撮りまくる
人たちをボーっと眺めて過ごしたり、
昼寝から起きたパートナーと目の前の
道の駅を物色したり、フルーツサンド
を食べている内に、さっきまでの雲
どこ行ってん⁉️てくらい富士山が
ぱぱーん❗️🌸

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車に戻るとサンルーフに何やら
小さな羽虫が沢山。
富士山からの風に「あーれぇぇ」と
吹き飛ばされフロントガラスを
コロコロ転がって來たかと思えば
またサンルーフを目指すを繰り
返しているのを観てたら虫は
得意じゃないのに犬猫観てる
モードに入って可愛く感じてる
意外な自分を見つけた。
とはいえ、これだけ羽虫を観続け
てるからか、心なしか2人とも
足が痒い氣がしてきて汗疹用に
持って來ていたドクダミチンキに
重曹をプラスしたものを擦り込んで
みた。

「持ってきてるならもっと早く言えよ。」
『そうだよね、虫除けになったもんね。』

トレイルマウンテンバイクが趣味の
彼は、長野や山梨を度々訪れている
こともあっての発言だけど、東京
生まれの東京育ち暑くても寒くても
インドア派を貫いて來たわたしには、
彼の言っていることが、まるで理解
出來ないまま、時刻は19:00。
花火打ち上げまであと1時間。
ここまでの時間はさほど苦にならず
だったのに、ここからの1時間が
やたら遅く感じた。
30分間の花火のために5時間待つ
って頭で考えると無理無理💦って
なるけど、わたしの場合、妙な氣を
使わず安心できる人となら案外、
苦じゃないのかもしれない。

打ち上げポイントからはだいぶ
離れたポイントながら駐車場は
ほぼ満車状態。
ギッチギチを避けたい派が考える
ことは同じなんだなと。
国内で花火が盛んになった頃から
カラーバリエーションの進化は
めざましく、並行して花火師の
世界にも若かい人たちが入って
いる事を思わせるセンスが
感じられた。

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ここで動画じゃないのかよ…
と思われたかもだけど、ぃゃさ、
撮ったよ動画。
だけど、30分くらい黙って観て
らんねぇのかよ💢ってくらい
車一台隔てた所でずーっと中の国の
モテなさそうな青年4名がデケェ声で
くっ喋ってて花火の音より彼らの
声んが入ってて情緒どころじゃ
ないんだけど、彼らにとっても
思い出の夏である事に変わりは
ないし、よく出來たもんで、
脳内再生なら花火の音だけが
再生されるから動画は諦めた。

キッチリ30分で花火は終了。
あっという間に駐車場から車が
消えて行った。

「天の川見えないかな‥」

という彼の一言で、こっちに來る
と寄っている別の湖に向かった。
真っ暗な山道に入った所で上空が
金色に光った。 

『あ! 雷⁉️』
「ぇ‼︎ 脅かすなよ💢」

わたしの突発的な声にキレ氣味で
反応する時は彼がキンチョーして
運転してる証。
覚悟していたとはいえ真っ暗だし、
夜の峠道独特の空氣も漂いだした
から無理もない。

同着したものの、予想以上の暗さ
で湖まで車で降りて行かれる入口を
通り過ぎてしまって少し戻って坂を
下るも、

「本当にここか?何か違う氣が…」
『うん…
 道がちょっと狭い氣がしなくもない。』

訪れた際と今回とで車種が違うゆえの
違和感なのか、単なる間違いなのかを
判断するには暗闇過ぎて下りきるしか
ないので、そのまま進んで下りきったと
同時に

「わ❗️シカさん‼️」
トーン抑えめに驚いた彼の言葉に
視線を動かしたら、暗視カメラの
ごとくビカーッと光る目が幾つも
こちらを一斉に見つめていた。
この春生まれたであろうベビちゃん
3頭がいるシカファミリー御一行
との遭遇により道を間違えた事を
悟った。
他所様のお家に土足で入り込んで
しまった罪悪感に襲われると同時に、
ベビちゃんを守るために自らの命を
顧みないであろうママンが向かって
きて怪我でもしたら結果的にベビ
ちゃんたちが❗️💦というのが
一瞬で自分の中で駆け巡り、

ごめんなさい‼️🙏💦
間違えてしまっただけで
何もしないから。
すぐいなくなるから❗️
本当にごめんなさい‼️💦💦

とママンにテレパシー送るつもりが
フツーに音声になったものの、
パートナーの慎重な運転と共に
こちらの思いは通じたようで場の
緊張感が和らいだのは感じられた。

「アセったあ❗️
 切り返せて良かったぁぁ❗️」
『やっぱり道、違ったんだね。』

「もう一つ先だったんだな。
 行ってみる?」
『うん。せっかくだし。』

道幅も違和感ない降り口を下るものの、
あまり良い感じがしない。
我々の前に立て続けに2台降りて
行ったので安心かと思いきや、逆に
緊張感に支配された。
ドアを開けて出ようとした瞬間、
ヤな匂いが鼻を突いたら

「ぇ、星が見えてねぇぞ。」との
彼の言葉に即、ドアを閉めて退散を
決め込んだ。
花火会場での星が綺麗で、もっと
暗ければ星が良く見えるんじゃ?
と移動かけたのに、完全に雲に
覆われた空には一つの星も観えない
不思議。

來た道を戻って念のために確認すると
花火を観た駐車場では満天の星が
キラキラチカチカしていた。
生まれも育ちも東京のヒヨっ子には
わからない自然の摂理なるものを
観せてもらったというコトにしよう。

ある意味、花火が吹っ飛ぶくらい
衝撃的だったシカファミリーとの
遭遇、あの光る目を一斉にこちらに
向けられ、ヘッドライトで白飛び
してる状態がまるで暗視カメラの
映像で、子どもの頃によく見ていた
野生の王国のサバンナにいるような
錯覚を覚えてライオン出てきたら
どうしようとか一瞬でも思った
自分がおかしいと笑ってられる
ことに感謝せずにはいられない。

ゆっくり帰ってきて時刻は1:30。
服を着替える際、足に何箇所も
小さくポチッと血が滲んだような
点を見つけた。
特に痛いわけでも痒いわけでも
ないけど『毒』と來たから
ドクダミチンキ をよく擦り込んで
寝たら、翌朝から左のスネが赤く
なっており、若干、うっ血してる
ような痛みが出ていて、何かに
刺されたのだと確信。

山梨/虫刺され で検索かけたら
この時期、あちらはブヨ被害が
多いことが判明。
三崎に疎開していた母が昔、ブヨ
なる虫の話をしてきた事を思い
出した。
こんなに刺されても氣づかせない
ブヨってどんな虫?と調べたら
なんと❗️
駐車場で場所取りしていた際に
サンルーフで「あーれぇぇ!」と
風に吹かれてコロコロ転がってた
ヤツだった。

知らないうちに我が身を刺した
ヤツを愛でていたわたし、

おめでてーな❗️

刺された人によると、かなり
腫れたり、治ったようで何度も
痒みがぶり返すのが1ヶ月は
続くというのでドクダミチンキを
擦り込んで痒くてもかかずに
過ごすこと1週間、刺された痕も
ほぼ消え、このまま完治かと
思いきや、それまで無かった
強烈な痒みが2週間目で襲ってきた。

部屋着の薄手のパンツの裾が
スネに擦れる度に痒みスイッチが
入り、無敵だと信じていたドクダミ
チンキもの無効化され、ついに
かきむしってしまって痒み無限
ループに突入してしまった。

どうしてこう、わたしの人生には
痒みがつきまとうのだろう‥il||li_○/ ̄|_
痒みに心を折られるとは思いも
しなかったけど、多くのブヨ被害者
よりは断然、軽度だったことが
幸いなのは事実。
見かねたパートナーは、嫌かも
しれないけど毒虫用の塗り薬
使ったら?と言ってくれるけど
その選択肢は全くないので、
ひとつ一つ試していこうと思って
痒みには温めるべし!と、就寝時の
お供である<あずきのチカラ>を
温め痒い所に当てたらアララララ…
低温やけどで紅くなってしもたけど、
久しぶりに痒みから解放されたー‼︎
パートナーには内緒だけど。


こんな事も含め、わたしの
<放蕩息子>人生において、
これもまた、帰還の際に御父に
聴いてもらいたい体験の一つに
なったことは間違いない。

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