泣けない、泣かない

4日前、これでもう終わり!って言ったのに、また書きたくなっちゃった。
言うまでもなく、加藤さんの話です。

加藤さんの結婚発表から、もうすぐ一週間が経つ。
気づいたら何もかもがあっという間に過ぎていて、わたしは世界に置いてけぼりをくらったみたいになってた。

でも、結局一週間ずっと表では元気だったし、たくさん笑ってた。少なくとも涙を流す時間よりは、笑っている時間の方が多かった。
発表が出た翌日の月曜日でもふつうに学校に行ったし、塾にも行ったし、受験終わりで運動不足だって理由で友だちと走ったりもした。水曜日はまた同じ友だちに誘われて何年ぶりかにゲームをして、楽しくて笑ってた。加藤さんの結婚を知ったときよりも、金曜日にあった三年生を送る会のほうがなんだか泣きそうなくらいだった。
そんなふうに、たぶんいつもよりも忙しく日々を過ごした。
なんでだろうね、よく分からないけど、いつもよりもエネルギーが湧いてくるような感じがしてた。

でもそれはただ単に、彼のことを考えてしまう時間をすこしでも減らそうと(無意識にでも)思っていたからなんだと思う。
何かをしていないと、忙しく動いていないと、ひとりぼっちになってしまうと、ダメになってしまいそうな気がした。
こうやって何度も何度もnoteを書いてしまうのも、心の内を言葉にしてそれを誰かに共有していないと色んなものが溢れて心が辛くなる、って本能的に理解しているからなのかもしれない。

発表があってから何度も彼のファンの方たちが綴る言葉を目にしてきて、noteも読んで、時に涙を流すこともあった。
だけどそれは感情移入的な意味で泣いているのであって、わたしはまだ「加藤シゲアキが結婚した」という事実を前にしては泣いていない、泣けていないんだと思う。
涙を滲ませることはあった。それでも、それが雫となって頬を伝うときは決まって誰かの言葉を読んでいたときだった。

好きだから、もっと遠くなってしまった距離がさびしいし、その寂しさを感じてほんのちょっと辛いけど、だけど、加藤さんの結婚が悲しくなんてないの。
ほんとうに、心から嬉しいって思ってるし、祝ってるし、祝いたいって思ってるんだ。
だから、悲しくないから、泣かない。
泣きたくないって気持ちもあるし。だって、EXPOツアーで何度も「ファンに笑ってて欲しい」って言っていた加藤さんが好きだから。彼が、ファンを笑顔にするためなら変な小道具を買ってきてふざけ倒すような人だから。そんな彼のこと、一ミリも悲しませたくないしね。

(勿論泣いてる人が多いのも分かってます、前にも書いたけど、決してその人たちを非難したいわけではなくてこれはただわたしの信条として述べていること。ファンクラブだけにファンへの気遣いの塊みたいな報告文を載せてくれる彼のことだから、泣いてるファンが多いことも分かってると思うし、彼はそのことを絶対に責めないと思う)

まだ全然実感湧いてないし、それで泣けてないだけなのかもしれないけど、それならせめて今は、笑顔でおめでとうって言っていたい。そんな気持ち。


加藤さんのことを考えて言葉にしがたい複雑な感情になって頭を悩ませているのに、こんな時に思い出すのも、わたしを助けてくれるのも彼がくれた言葉や教えてくれた音楽で。なんかもう、わたしはとうに加藤シゲアキに染められてたんだなあって。でもそれがすごく嬉しかった。

わたしは人のこと好きになれなかったし、人と関わるのなんて面倒だって思ってた。だけど気づいたら加藤さんのことが好きになっていて、多くの人と関わりあって前へ進んでいく彼の姿に憧れて。
そうやって、わたしはいつだって彼に背中押してもらってた。
それが当たり前になってた。

だけど、全然当たり前なんかじゃなくて。
全部奇跡なんだよ、ほんとうは。
わたしが、彼がここに生まれたこと。
彼がアイドルになったこと。
その彼をわたしが好きになったこと。
その時々で、いくつもの偶然が重なり合って、今ここにきた。ただのファンが彼との出会いを奇跡だって言うのもすごくおこがましいけど、でも、歩いてきた道の何かが違っていたら彼ではなくて他のメンバーのことを好きになっていたかもしれないし、そもそも彼らに出会っていなかったかもしれないし(可能性なんて無限大だから、言い出したらキリがないけど)。

それと同じように、加藤さんにとってもパートナーと出会うことって奇跡だったんだろうなあって思う。
そして、無限択の未来から、この道を選んだのは彼。
その決断をさ、わたしの勝手な気持ちでネチネチ言うのは間違ってると思うし、余計なこと考えるのもよくないなって思う。
アイドルの彼が、彼なりに考えて自分の幸せを選べたんだ。それってすごくすばらしい。
自分のことを好きになれなかった加藤さんが、愛し合える人と出会えて、おんなじ気持ちで未来を誓い合えたんだって思うと、嬉しくて涙が出る。だってそれって、自分のことも好きになれたってことでしょう。自分自身を認められたってことでしょう。
すごいじゃん、良かったね。成長したね。お前誰だよって感じだけど、そんなふうに思えるよ。あなたが自分を好きになれて、すごく嬉しい。


わたしの知らないうちに、ファンに見せる加藤シゲアキじゃなくて、加藤成亮を幸せにしてくれる人が出来たんだ。言葉にしてたらほんのちょっとさびしく感じてしまうけど(笑)、それなら、わたしは今まで通り加藤シゲアキを全力で応援したいし、幸せにしたいって思う。おこがましいけどね。

発表を聞いてからも、加藤さんを応援することをやめるって選択肢はわたしにはなかったし、まだまだ好きだな、ファンとしてこれからも夢を一緒に見ていたいなあって思った。そうやって、“ありえない夢のつづき”をきみと掴みたいって。


すごく大きい脚本のお仕事をしていることも知ってるし、夏にツアーがあることも分かってる。
それを伝えてくれたのも、彼の優しさで、ファンをすこしでも安心させたいって気持ちがあるから。それを全部知ってるのに、これから楽しいことがたくさん起こるって確証があるのに、今ここでさようならを告げてしまうなんて勿体ないなって思った。

発表があってからの彼を見ていて、たぶんもうこれ以上この話題に触れることはないんだと思うし、加藤シゲアキは、ずっと変わらないままなんだと思う。
今まで通り“おれのファン”のことが大好きなまま。

ここに来るまで、加藤さんがファンにとって不利益な嘘なんてついたこと、全然なかった。
ファンを愛してる気持ちにもなんの嘘偽りもなかった。
確かに結婚はしたし、誰かひとりを特別に愛してるって分かったけど、ファンへの感謝と愛は何ひとつ変わってないって、報告文を読んでたら伝わってきた。

いつから付き合ってたとか知らないし、知られないように、そしてファンが知らなくていいようにって、奥さまもファンも同時に守ってくれてたよね。

そんなこと一ミリも気づかずに、この人ファンのこと大好きじゃんって思ってたんだから、それがすべて。
今となればすごく能天気なこと考えるなあって思うけど、でも、そんなこと思えちゃうくらいに、加藤さんのファンへの愛が揺らいだことなんてただの一度もなかったよ。それは加藤さんを見続けてきたファンとして言い切れる。
加藤さんがファンを軽んじることもなかった。いつだって、誰にだって誠実に向き合ってくれてた。

だから、これからもそのままなんだろうなって。
そうやって思えるから、思わせてくれたから、これからもずっと好きでいようって思えた。
結婚発表の文にファンにごめんねって書くアイドル、加藤さん以外にいないでしょ。それだけ、思ってくれてるってことでしょ。ずるいよね。そんなに完璧でいられたら、わたしだってもっともっと好きになる。

わたしには、その加藤さんの行動を愛としか言いようがないように思える。
自惚れてるかもしれないよ、ただのファンなのに。
だけど、何度だって言うけど、勘違いでもそうやって思わせてくれる時点で、最高のアイドルだよ。


わたし、これからもずっと加藤シゲアキが好きだよ。
あなただけがわたしの光だって思ってるよ。
あなたがいなかったら人生つまんないって、思ってるよ。
好きになりすぎるのはダメだってあなたにあれほど教えられたのに、気づいたら加藤さんのこと好きで好きで仕方なくなってて、とっくにラインを越してた。
ごめんね、ダメなファンで。
でも、こんなこと言っても加藤さんは、いいんだよってやさしく受け入れてくれるでしょ、きっと。
そんなあなたが、世界一好きだよ。

わたしの幸せより、あなたの幸せ、って言いたいけど、たぶんそれには加藤さんが怒ると思うの。
自立してる人がいいって、言ってたもんね。
だから、あなたの幸せがわたしの幸せ、って言っておく。その言葉に間違いなんてないし綺麗事でもないから、世界で一番幸せになってね。


何回言葉にしても、それで何回言うのって思われても、それでも足りないよ、だからまた言うよ。もちろん笑顔で、胸を張って。


結婚おめでとう、これからも世界で一番大好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?