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目から鱗の節税ノウハウ! サポーターがサッカー観戦チケット代を経費計上する方法

昨日、こんなツイートをしたところ、結構な反響がありました。

「その手があったか!」「それは盲点だった」という反応を多くいただきました。2014年から北海道コンサドーレ札幌のスポンサーを続けている僕が、この節税方法を解説してみようと思います。

会社員サポーターがチケット代を経費計上する方法

まず大前提の話から。会社員が副業で損失が出たような形を装って、サッカー観戦費用を計上して所得税還付を受ける形は「脱税」になります。実際に2013年にこの手口を指南したコンサルタントが逮捕されています。

会社員がサッカー観戦チケット代を経費計上して、節税する方法は残念ながらありません。

唯一あるとするなら、決裁権を持つ役職まで社内で登り詰めて、部署や会社の予算を使ってクラブに協賛する形。そうすれば、会社の経費を使って観戦チケットをゲットできます。

自営業サポーターがチケット代を経費計上する方法

個人事業主や法人を経営する自営業であれば、サッカー観戦チケット代を経費として計上できます。

シーズンチケットを2枚買って、1枚は自分用、もう1枚は接待で連れていくお客さん用、とすれば接待交際費の勘定科目で経費計上可能、という解釈もありますが、私がお勧めするのはクラブのスポンサーになって、「広告宣伝費」として経費計上する方法です。

スポンサーになれば、その見返りとして観戦チケットをもらえます。

「クラブの協賛金とか高いんでしょ? スポンサーなんて無理無理」と感じる人も多いと思いますが、たとえば北海道コンサドーレ札幌の場合、法人を持っていなくても任意団体や個人事業主として、年間5万円(税抜)で小口スポンサーになることができます。

J1からJ3までの55クラブが、どういった形でスポンサーを募っているのか把握できていませんが、最も小口のスポンサーなら数万円から出資できるところが多いと思います。

スポンサーになることは良いこと尽くし

スポンサーになれば、ウェブサイトのスポンサー一覧に自社の社名(もしくは個人事業主の屋号)が掲載されます。

クラブによっては、試合会場にスポンサー一覧ボードが掲げられたり、マッチデープログラムのスポンサー一覧に毎回掲載されたりするので、その名の通り「広告宣伝費」としてスポンサー料を計上できるわけです。

・自分のお金が直接、愛するクラブの強化に繋がる
・自分の事業の宣伝にも繋がる(なんせクラブのスポンサーをしていると自慢できるw)
・サッカー観戦が単なる浪費ではなく、節税に繋がる

自営業を営んでいるサポーターの方にとってクラブのスポンサーになることは、良いこと尽くしです。是非2020年シーズンからチャレンジしてみてください!

(当コラムは、税理士資格を持った知り合いのサポーターにレビューしてもらってから公開しています)


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