1秒〜10年(+200年 ) 学びの種はいつ発芽する?

多摩美 情デで専任講師を初めて半年経った。

色々体験して、デザインを教える時に、同じテーマでも
1秒〜10年での違った教え方プログラムがあるように感じるようになった。

A・今役に立つこと
B・1ヶ月後にじわじわ効果のでること
C・半年後に違いがわかること
D・就職するためorしたときに差が出ること
E・転職を考えた時に力になること
F・10年後に理解できること

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例えば、「CI  / コーポレートアイデンティティ」をテーマに、何か教えるとしても色々なアプローチがある。

A・今スグに役に立つプログラム
『フォントの特徴と種類を学ぼう/イラレを触ってみよう/既存のロゴをトレースしてみよう』
B・1ヶ月後にじわじわ効果のでるプログラム
『実際に既存する商品のロゴをリデザインしてみよう』
C・半年後に違いがわかるプログラム
『コンセプトからサービスやプロダクトを考えてブランドを作って、全体像を発表展示してみよう』
D・就職するためorしたときに差が出るプログラム
『効果的であると思われるCIとその歴史と理由をリサーチしてプレゼンしてみよう』
E・転職を考えた時に力になるプログラム
『新しい価値を考える時の自分の思考と実践プロセスを可視化して、強み/弱み、属人性/ 再現性のバランスを明らかにしてみよう』
F・10年後に理解できるプログラム
『なぜ人類は差別化と分類を行うのか?未来の分類とはどんなものになるのか?自由に発想してシナリオを立てて考えてみよう』

同じテーマでも、発芽するタイミングによって切り口は変わる。どれがいいか悪いかでなく、たぶん全部必要なのだけど、時間は有限なので、授業ではどこかのウェイトを重めに設定したり、問いをフォーカスしないといけない。ここの設計が難しくて、面白いところだ。短時間でなるべく多くの発芽の種をまけるかどうかが、講師としての腕の見せ所なのかもしれない。

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私が学生の時は、この2つが沢山欲しくてたまらなかったように思う
 A・今役に立つこと
 D・就職するためorしたときに差が出ること

だけど、卒業後は、この2つが貴重で有難いものになった。
 E・転職を考えた時に力になること
 F・10年後に理解できること

このように必要な学びの種は、学習した本人の人生のステージによって満足度が全く違うように思う。

ちなみにMITの石井裕さんは『200年後』を想定して、モノを作る時の戦略を立ててるらしい。

👉『私は200年後を考えて戦略を立てることをお勧めします。2200年の社会をイメージしてください』https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0700O_X00C13A1000000

時間軸はいろいろある...。

1秒〜10年 (+200年)

色々な時間軸での学びが凝縮するような、学習体験
それが私の理想かもしれない。

超難しいけれど、組み立てるとこんな感じ?

1■直近でこんな良いことあるよ!(今今のメリット)
 A・今役に立つこと
 D・就職するためorしたときに差が出ること
2■なので大変だけど修行をマジでしよう
 B・1ヶ月後にじわじわ効果のでること
 C・半年後に違いがわかること
3■それはいつか凄いことに繋がるかもよ
 E・転職を考えた時に力になること
 F・10年後に理解できること

あとは、自分が何かを学んだり、新しい事をした時は、『今、自分が学んだ内容は「一体いつ発芽するのか?」』って想像して考えてみると、全く意味がなさそうなことも自分の学びの種としてストックされていく可能性が高まるのかもしれない。

色々、教えながら、教えられながら、デザインの勉強方法について考え中の最近です。


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デザイン@4mimimizu

@4mimimizuが、日常生活の体験から感じたことを元に、デザインのこれからを、人類の歴史と変化する世の中の流れと絡めつつ、言葉で考えていくマガジンです。3つの視点をぐるぐるします。※清水淳子のTwitter@4mimimizuが素材になっています。
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