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KYO-TEKI年間ベスト企画感想文

まずはご協力いただいたみなさん、クソ忙しいのに快く参加してくれて寄稿してくれた嬉しさで溢れてます。ありがとう。おつかれさまと声をかけてくれた人たちにも一杯奢りたいくらいだけど、500円×70人だとPS4とか買えちゃう値段なので断念します。思い出した時にでも100円のお茶割りをこっそりねだってみてね。

編集の量が膨大だったので、音源も文章も全部が全部じっくり目を通せたわけじゃないので自分でも改めて読んでみて、裏話的に感想を書いていきたいと思います。

まずは今回アイドルの方たちにも参加してもらいました。と言ってもなにかしらのツテというか関係性や知っていることもあったのだけどね。単純に言うと、僕らが好きな音楽とそう遠くないものを聴いて育ったり、今聴いている子たちが、アイドルという選択肢を選んでステージに立っていて、その感性も近い人たちがいるということを少しでも互いに知ってもらえればという気持ちでした。わなびちゃん、アンナちゃんありがとうございました。


TA-1さんのコメントにもあるように、東京が、地方が、どこが、何が一番とか、そう言うランキング的な考え方はもはや重要ではない(少なくとも僕らの周りではあまり指標にはならない)ということと、やっている音楽やバンドの動きそのもの、それを現場で見た聴いたその感覚と楽しさが大事だし、おもしろいっていうこと。「路上のリアル」、最高の褒め言葉です。ありがとうございます。

イーグルくんをはじめとする十三月の甲虫周りのみんなはおもしろいアイデアと行動力と愛に溢れていて最高です。やっぱりドキドキするもの追いかけてたいしね。今回終えてみて、多くの人が他の人の内容を見て「もっと書けばよかった」と口を合わせたりしたんですが、そこはみんな同じ条件、めちゃくちゃわかるけど仕方がないことです。そんな中part1が公開された時に「終わった」と思ったというVOTZCOアサノくんのコメントは今回の中でも1.2を争うくらい好きで、

小さい頃、周りの友達はみんなチャリを持っているのに、僕だけ買ってもらえず、チャリに乗る友達の背中をいつも走って追いかけていました。なんとなく、その頃から自分は人のスピードに合わせるのが難しいタイプの人間なのかなと思っていました。
それは今も変わらずで、高校の友人の結婚式なんか行きゃ、友人の立派な新郎姿に喰らいまくったりして。
2016年、その都度その都度で走ってたつもりだったんすけど、前から走ってる人、ずっと走り続けてる人ってやっぱすげーよなと感じています。
気が向いた時に走る、それもだいたい続かない僕のお腹は、とてもだらしないです。」

締め方も最高だし、自分もいくら駆け抜けたつもりで振り返っても期待した数の仲間も結果も名声もついてこないもんです。それでいて自分でそんなダメな自分も嫌いじゃなかったりする。だからダメ。地元の友達には東京でなにやってんだと言われるけど、自分なりには走ってるのよ。遅いし、たぶん正規のルートじゃないけど。みんな全国の平均タイムで人生の関門を走れてすげーな。できれば前の集団がコケるんじゃなくて、自分のペースで走ってたらいつのまにか景色が変わってたらいいなと思います。そのためには走り続けないと。

個人的にはオバへの嫌ちゃんことはっしーの「あたしは馬。あたしは馬。あたしは馬。」も好きです。

pussyさんがNOT WONKフジくんがあげてた音源を聴いてみて、すごくよかったって言ってて嬉しかったし、ひらっちと佐野くんの気持ちのやりとり、THE STEADYSミカミがSHORT STORY超君と同じようなこと(変わることと変わらないこと)を考えてこの1年過ごしてたんだなって気付けたり、control南條くんが「よこちんさんので読んだんですけど○○好きなんですよね?」って顔しか知らなかった人と知り合えるきっかけになりそうって言ってくれたのも嬉しい。こういう企画をやったかいがある。

いたちゃんやりょーちんさんがこの時代の世の中に感じていることに触れてくれたのも嬉しかったし、CUP AND CONE依田さんやD市川のG.L.O.S.Sへのアツい気持ちやユースクルーハードコアへの気持ちの思いのこもったレビュー。

シラハマくん、宅さん、CUT THE TENSIONらのボリュームたっぷりの丁寧な解説も僕みたいなもんにはできないことなので最高。

おまけシリーズで「グルメ」「ラーメン」「美味かったビールの瞬間」と少しおふざけ箸休めノリに付き合ってくれた3名。単純に自分が食にそんなに興味がないので(好きなものは米と子供が喜びそうな簡単な丼とかそーゆーの)、いつもインスタに熱心にあげてるのを見てどれにいいねしたらいーのか状態だったので、メシにはさほど興味はないけどあなたたちには興味あるんだよって意味で選出しました。はい。ありがとう。

響いた言葉でも全体的に興味深いものがたくさんあり、
CUP AND CONE依田さんが寄せてくれた

「We live day-by-day. No business plan, no budget, loud music. Printing ‘till our hands fall off.
(俺たちはその日暮らしで、ビジネスの計画や予算などは無く、爆音の音楽を聞いて、手がダメになるまでTシャツをプリントするだけだ。)
LQQK STUDIOのAlex氏がHYPE BEASTのインタビューで放った一言。」

は以前にも目にしていて最高に痺れたので、今回改めて最高だなと感じました。

他にもその人らしさが垣間見えるものが多くて、個人的にめちゃくちゃ楽しませてもらいました。

あ、みんなに読んでほしいのは当然なんですが(RTなど自発的にみなさんほんとうにありがとうございます。おかげさまでアクセス数めちゃくちゃ伸びてます。)、なにより自分がこれ読んで楽しむためにやったんで、今こうやってまだ聴けてなかった音源チェックしながら、読んでるのめちゃくちゃ楽しいです。やったー!

改善点はいろいろありますし、もっと読みやすさややり方の工夫などできたなーとは思うけど、まーよくやった方かな(笑)。

アサノくんの走る話に戻ると、こう思ってる時点でみんなはやっぱり先に走ってるんだけどな。走ってる限り顔を合わせることができると思うので、止まるかもしれないけどそれでも走り続けたいですねー。お腹はぜんぜんだらしなくない。むしろ割れている(痩せているだけ)

最後になりますが、錚々たるメンツで恐縮だとかみんな言いますが、自分の中ではみんな同列、最高な人ばかり。

今年のことを振り返り、後ろばっか見てるような気もするけど、それはそれ。記録してないとそこに確かにあったはずの小さな熱気や時間がなかったことになるのは嫌なだけ。

大事なのは今とほんの少し先のこれから。それくらいはわかってます。わかってるけどすぐ憂鬱になっちゃうからつまんない時間吹き飛ぶような楽しいこといっぱいやりたいですね。各自勝手に。それがいろいろ巻き込み巻き込まれてったらいいな。

そんな感じで他の方の年間ベスト的な記事も楽しみにしてまーす!!


P.S よく周りの人から「バンドやんなよ」と昔から言われるけど、自分は同じ気持ちでこういうことをやってます。自分なりのやり方。こういうのが好きなんですよね。でもバンドマンだから偉いとか有名だから凄いとか基本的には思わないけし(自分が凄いと思った人はなにも関係なく尊敬)、比べることじゃないけど、バンドがひとつ音を鳴らしただけでなにかが弾け跳ぶような感覚で興奮したりグッときたりするあの瞬間の高まりやエネルギーにはやっぱり到底敵わないなぁと人生で何度目か、そう感じています。やっぱりたまんねー!



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