vol.102の収録裏話(?)

こんにちは、モコです。
ヤクルトスワローズ、優勝おめでとうございます。
すんなり優勝しちゃいましたね〜。
パリーグはまだまだ分かりません。
現在ホークスのマジックは4ですが残り試合は5。
もう一つも負けられないギリギリの状況で、私の明石が最高の引退試合をしてくれたので、裏話でも何でもない明石の話を書いておこうと思います。
何故なら、ここで吐き出しておかないと、来月1時間明石の話をしてしまうからです。

ダイエー時代の2003年、ドラフト4位で山梨学院大付属高校から入団した明石健志。
19年間の現役生活に幕を下ろしました。
私がホークスファンになってから18年なので、私のプロ野球ファン生活はほぼ明石と共に歩んだと言っても過言ではありません。
明石がルーキーだった頃の私は、プロ野球のルールがいまいち分からず友達に隣で教えてもらいながら観戦していました。
全選手の応援歌が書かれたメモを渡されて、曲は耳コピで覚えて、明石の応援歌は簡単すぎるなあ手を抜かれてるなあ、と思いながら歌ってました。
川崎宗則がメジャーに行ったら明石が正遊撃手になるに違いない、と思って推してたのに今宮が定着。
スタメンをガチガチに固定する秋山監督の方針もあり、本職は内野なのに外野ばっかり。もしくは代走守備固め。
はっきり言って、引退試合をやってもらえるような選手になるとは思っていませんでした。
「他球団ならレギュラー」と解説者も口々に言い、今年こそトレードに出されるかも、FAのプロテクト外されるかも、そろそろ戦力外になるかも、と毎年びくびくしていました。
年俸が1億を超え、背番号が36から8になっても、私の明石がそんなわけない、と疑っていました。
サヨナラホームランを打ってバク宙ホームインを決めた時にようやく、私の明石が仕事した!とホッとしたのを覚えています。
ここ5年くらいは、いつ明石がいなくなっても耐えられるように防御線を張っていました。
この時期の試合で明石が打席に立つと、これが最後の打席かもしれない、と声に出して自分に言い聞かせました。
何度もシュミレーションをして、ずっと明石の引退に怯えながら応援してきたので、実際に引退会見を見た時にはホッとするばかりで涙は出ませんでした。
常に一番最悪の事態を想定していたので、普通にホークスで引退してくれることにむしろ喜びました。
大怪我して野球が出来なくなって辞めたり、三冠王なのに干されて追い出されたり、馬原のようにプロテクト外されたり、内川のように元気なのに来季構想外で退団移籍したり(松田が同じことになっていてつらい…)高谷のようにシーズン終わっちゃって引退試合出来なかったり、引退試合なのにノーノーされたり酷い逆転負けしたり。
思いつく限りの最悪な引退を常に考えていたので、まさかこんなに完璧な、綺麗な終わり方になるとは思ってもみませんでした。
本当に、本当に最高の引退でした。
セレモニーの最後にはベースランニングからのバク宙ホームインも決めてくれて。
本当に、本当に、最高でした。
明石を応援し続けて、本当に良かった。
私は幸せ者です。
ありがとう明石。

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