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◆身に余る力を手にした者は必ず滅ぶ

 国際的に核廃絶の動きが進んではいるものの、全世界に存在する1万発以上の核ミサイルを本当に廃絶することができるのか、または、本当に廃絶したと確認することが可能なのか、非常に疑問ではある。

 プーチン大統領がもうそろそろこれまで振るいに振るってきた強大な権力を剥奪されようとしている。

 あらゆる力は、全ての人々を平等に助け守ることはできない。とある力を行使すれば、自分たちに関連する物事は都合よく運ぶことはできるかもしれないが、そのことで少なくない人々が傷付いたり苦境に立たされたりする。正義の下に行使する力であっても、その現実は避けられない。

 社会というのは、人間の身体と同じように病理に侵されるものなのだとわかる。声高に革命を叫ぶ中核派が復活してから早一年、先日放送されたアベプラに出演した洞口朋子杉並区議会議員もその一人。一年前のアベプラではNo.2のポジションにいる男性メンバーが出演していたが、話している途中、面白くもない妙なタイミングでヘラヘラと笑いながら話す様子を見る限り、きっと正気ではないのだろうなという印象を受ける。

 こうした過激派組織が規模を拡大していくと、いずれ国家も無視できなくなるところまで様々な暴動が起こり始める。中核派復活の背景にあるのはコロナ禍に乗じて「革命」を訴えるというもので、若い世代の学生たちを取り込んでこの1年で5000人未満だった組織が現在では倍増に迫るところまで増えている。

 言い分としては国家が暴力で来るからこちらも暴力で徹底的に抗戦するというものだけれども、これではまるでイスラム系武装過激派組織のアルカイーダのようなもので、武器さえあればいつでも暴動を起こすといった思想。再三口にする「粉砕する」という表現自体、非常に稚拙に聞こえはするけれども、近い将来、とんでもない事件を起こしてしまうんだろうなと思う。

 自民党政権が一番制御するのに困難を極めているのが沖縄。またもや知事選で圧倒的に敗北を喫してしまい、米軍基地辺野古移設問題はまだまだ長引きそうな様相を呈している。

 安倍元首相の国葬を粉砕するとはどういうことか。そして、開催時期を先延ばしにしている岸田総理は何を意図しているのか。さっさと国葬を済ませてしまえばいいものを、これでは中核派のような左翼系過激派組織が国葬粉砕のための計画を進めてしまう恐れもある。

 願わくば、海外の重鎮たちを巻き込むような真似だけは避けてもらいたいものだが、もし友好関係にある国々のトップに危害が及ぶようなことがあれば、今度こそ本当に日本は世界から置き去りにされる。

 国内の情勢のほうが一層混沌としつつある日本、こんな状況で台湾有事なんて起きてしまえば政府の力も機能しなくなることも想定される。

 はてさて、力に陶酔した者たちがこれからどんな愚行を起こすのか、しっかりと見ていこうではないか。ホント、バカばっか。誰それが掲げる正義のために社会が乱れていることに気付いている人たちは、まず真っ先に争いを避ける選択をするよね。今の社会は不毛な争いで犠牲になる人たちがいることを容認しているかのようだ。現に中核派メンバーはそのことに対して「それは仕方ないですよね」なんて言っている。

 意思を支配された者には言葉が通じないし理性も働いていないように見える。もう一度言うけど、ホント、バカばっか。

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