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TOKYO ART BOOK FAIR 2019 #加賀人つなぎ旅 を考える1日になった

 7/12(金)〜15(月)開催『TOKYO ART BOOK FAIR 2019』を観てきた。場所は、東京都現代美術館MOT アクセスはこちら)。

 友人である写真家・稲村行真さんの出店ブースがあるということで行ってみたのだが、まわりのクリエイターたちも魅力たっぷり。ところ狭しと並ぶ数々のブースにぐいぐい吸い込まれてしまった。

1、写真家・稲村行真さんとは「East」でつながった

 便宜上、稲村「さん」なんて書いてはいるけど、実際は「くん」呼びしている。彼とは、東京都美術館『クリムト展(ウィーンと日本 1900)』の特設展示ショップ、いわばミュージアムショップでスタッフとして働いていたときに知り合った(会期は2019年4月23日~7月10日)。運営会社は、株式会社Eastというところ。詳しくは、下記を参照のこと。

関連記事URL:『クリムト展』特設ショップの中の人、取材がおわるまでの話(東京都美術館) / 【上野】クリムト展・特設ショップでグッズ散歩 - 『グスタフ人形』と歩く

 『クリムト展』で一緒になったショップスタッフはご自身がクリエイターだったり、身内(家族)がそうだというパターンがとても多かった。短期でアルバイトをしている理由は人それぞれだが、皆なにかしら持っている人。休憩時間におしゃべりをしているなかで、じわじわとそれが分かってくるというかんじだった。

 稲村くんが写真家でありライターでもあるのは、スタッフ自己紹介のとき耳にしていたが、あるときふと「実名でやっているのでは?」と思い立ってWeb検索をしたのがコトのはじまりだった。わたしはずっと匿名の女だが、なぜかその点をかぎ分けてしまう。同僚の本名をググりだすとか、我ながらコワい。……それで発見したのが、旅や古民家をテーマにした作品と記事だった。ふだん、しゃべっているときのかんじと文体のイメージが、けっこう違うことに驚いた。ちゃんとじぶんなりのコンテンツを持って日々うごいている人なのだなという印象がついて、興味がわいた。

2、ときどき東京からいなくなるし日本を飛びだす人

 稲村くんのBLOGを読むと、25歳だった頃のわたしのライフスタイルとはかけ離れているのがよくわかった。見方によってはある意味 堅実とも綱渡りともとれるふしぎなバランス。「大丈夫?それで暮らしていけるの?」と、老婆心ながらヒヤヒヤしてしまう。……が、実際のはたらきぶりをみていたので、その心配は余計なおせっかいだなあってのも分かる。

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くり「旅って、どういうところ行くんですか?」
稲村「去年の、2018年だと、ベトナムですね。今回のTOKYO ART BOOK FAIR 2019では、その旅をまとめたZINEを置いてますよ」
くり「他にも行ってるんだっけ(ZINEを受け取りつつ)」
稲村「2015年のカンボジアでは途中で無一文になったりしましたねー」
くり「えっ、ヤバいじゃないですか。倒れちゃいそう」
稲村「からだは丈夫なので、なんとかなります。そこは恵まれてるかなあ」
くり「めっちゃポジティブですね……」
稲村「現地で下痢とかになってもあんまり気に病むほうじゃないから、しんどくても、なんか乗り越えられちゃうんですよね」
くり「のほほんとしてるというか、他の人なら血相を変えちゃいそうなことでも妙に動じないところありますよね、分かります」
稲村「えっ、そうですか? ぼくはこれが普通なんですけど。ってか、そんな大変なことありましたっけ?」
くり「気付いてないあたりがもう……。どれも修羅場とはおもってなかったかんじが滲みでてます。クリムト展のショップでモーレツ忙しいときに面倒なこと頼んでも、あっ、はーいって全部やってくれてたし」
稲村「ああ、でもあれは仕事ですし(笑)。ただ、なんでもやりたがりなので、夜遅くまで作業していてあんまり寝てないとかはありますね」
くり「アクティブだよね、おもしろそうなものに対しては、とくに」
稲村「そうですね。でも、それはくーりーさんも一緒じゃないですか?」
くり「わたしは人の企画に便乗するタイプだけど、稲村くんはじぶん発信の人だから、ちょっとちがうんですよ、やっぱり」
稲村「なるほどー。そういう視点もあるのかー」

 2019年は、インドに行くらしい。ときどき日本からいなくなる男である。でも、その前にやろうとしているのが、「15日間で行く!東京23区~石川県加賀市 徒歩の旅」という、↓↓↓ こちらの企画の第2弾だ。

3、およそ30名の「East」つながりメンバーが集結

 実は、この「15日間で行く!東京23区~石川県加賀市 徒歩の旅」には、すでに30名近くの元Eastショップスタッフがつながってくれている。各自がそれぞれの方法で協力していくかたちだ。

 なお、Eastでは美術館の展示会ごとに短期アルバイトを募集する。また、同じ職場になるよ!って人もいれば、そうじゃない人だってもちろんいる。会期終了という、いったんの区切りがついてもご縁がつづくのって、すごくすてきなことだなとおもう。

 TOKYO ART BOOK FAIR 2019に、稲村くんがブースを持って出店するという話を流しておいたら何名かはサッと駆けつけてくれて、徒歩の旅について話し合う場にもなった。ふだん、LINEグループ上でみんなとやりとりをしているから、多くの人が集合できる日に顔をつきあわせながらミーティングをやりたいね!って進めてはいるけど、こういう日に少人数で濃いめのトークをするのも、なかなかイイかんじだ。

 石川県加賀市の魅力を伝える約500km長距離 徒歩の旅、フライヤーなどがまとまったら、またnoteを書こう。たのしくなるぞー!