派遣社員

人材派遣

今は、スマホやパソコンを使って、クラウドワークスやウーバーイーツのように、好きな時に、仕事ができるような状況になってきていますが

私が大学生だった約30年前は、インターネットどころか携帯電話もない時代だったのでアルバイトをするのも一苦労でした。

当時、いろいろなアルバイトをしていましたが、人材派遣会社で日雇いの仕事をやっていた時は、まず、当日の朝、8時前までに人材派遣の事務所に集合して、その場で、依頼のきている仕事がどんどん、希望する人達に割り振られていき、決まったら、そこからそれぞれの仕事場(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県等)に向けて出勤するというシステムでした。

日雇いの人材派遣の仕事は、その割り振り時のタイミングによって仕事が決まるので、どんな仕事をすることになるのかわからないというのが、なかなかスリルがあって面白かったです。

たくさんの種類の仕事をやれて、世の中には、こんな仕事もあるのかといろいろ良い経験になった気がします。

いろいろやった仕事の中で、一番楽だったのは、ブランドの洋服の仕分けの仕事で、部屋の上の方に鉄のレールが張り巡らされていて、ハンガーにかけられたブランドの服をそのレールに沿って移動させて仕分けしていく(ハンガーレールシステムと言って現在では、ほとんど機械でできてるようになってるみたいです)というもので、ただひたすら、分岐点で表示される指示に従って、服を移動させるだけというものでしたが、これは、めちゃくちゃ楽でしたが、正直1日で飽きましたね。

逆に1番きつかったのは、小学校の体育館の改装作業の手伝いで、朝から晩まで、1枚数十キロの重さがある合板パネルを3Fの体育館まで、ひたすら運び続けるという仕事がありましたが、翌日から数日間、完全に腰がやられて動けなくなりました。

どんなに楽でも、きつくても、確か交通費別で日給8,000円くらいだったような気がします。

しかし、必ず仕事にありつけるという訳ではなく、ある時は、私とスキンヘッドのおじさんの2人だけが仕事にあぶれ、せっかく来たので、そのまま帰るのももったいない気がして、24時間営業のマックでそのおじさんとずっと世間話をしていたのですが、早朝からスキンヘッドのおじさんと語り合って、俺は一体何をしているのか…とその時、ふっと我にかえったのを思い出します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?