見出し画像

プレインズウォーカーのための「Fallout」案内 その2

ハッピーファスナハト!
……じゃなかった、こんにちは50hです。

来週のマジックコンベンションで発表されるFallout……に先駆けて、公式から新カードのプレビューがありました!さっそく見てみましょう。なおこの情報は確定ではなく、推測の域を出ないものもありますのでご了承ください。


注意!ゲーム内のネタバレを含みます!



《T-45 パワーアーマー》

登場作品:Fallout3,Fallout New Vegas,Fallout4,Fallout76

Falloutシリーズの顔とも言える、パワーアーマーの1つ。
Fallout3のパッケージや今回のパックの表紙にも使われている代表的なパワーアーマーになる。

前回の記事で少し触れたが、パワーアーマーはFallout4以降で少し仕様が変わっており、パワーアーマーに後ろから乗り込んで入るような形となった。動力源にフュージョン・コアと呼ばれる原子力エネルギーの塊を背中に刺し、乗り込んで動く事ができる。そしてエネルギーが足りなくなるとほとんど身動きが取れなくなり、エネルギーカウンターを使用するメカニズムとアンタップにエネルギーカウンターを必要とするのはゲームの仕様を再現したものであろう。
威迫やトランプル、絆魂といった能力が付くのはFallout4以降でパワーアーマーに改造を施す事ができる仕様の再現と思われる。

ところでパワーアーマーのイメージや名前の響きからすると強そうなのに装備品としては結構弱いんじゃないかと思いますが、T-45パワーアーマーはパワーアーマーの中では一番古く性能の低いアーマーだったりする。
もちろん普通の防具よりは遥かに性能は良いのですが、ゲーム内では基本的に序盤〜中盤のレベル帯で手に入るパワーアーマーとして使われる為、後半でより性能が高いパワーアーマーに取って代わる事が多い。
もしかしたらT-51やX-01といった強力なパワーアーマー実装の為に性能を意図的に下げているかもしれない。


《ミニットマン、プレストン・ガービー》

登場作品:Fallout4
核戦争後のボストンで市民を助ける為に立ち上がった組織、ミニットマンのメンバー。ミニットマンは「招集されて1分で駆けつける人達」という実在する用語であり、助けが必要ならすぐに駆けつけるという事である。(余談だがFallout4ではミニッツマンの名前であった)
クインシーの虐殺と呼ばれる事件でミニットマンが壊滅してからも数人の仲間と放浪を続け、コンコードの自由博物館でレイダー達と戦っている時に主人公は出会うことになる。
一連のクエストを終えると仲間になるキャラであり、連邦各地に助けを必要としている「居住地」があるのでそこの人達を助けて欲しい、と主人公に依頼するようになる。大体がこの依頼はレイダーやスーパーミュータント、フェラル・グールといった敵対勢力の排除になるので戦闘の開始時に能力が誘発するのはそういった仕様の再現かもしれない。
攻撃するたびにオーラがついているパーマネントをアンタップするのはミニットマンの味方となった居住地の力を借りるといったところだろうか。

ところで将軍

ところでこのフレーズだが、プレストン・ガービーというキャラを語るのに付き纏うフレーズでもある。ここでいう将軍とはミニットマンのリーダーである主人公自身の事なのだが、プレイヤーのコンパニオンとして同行しない限りはミニットマン関係のクエストの受注口となる。そこで主人公がクエストを受けて、居住地の助けをし、ガービーの元に報告すると「ところで将軍、問題発生だ。また別の居住地が助けを求めている。」と次のクエストが矢継ぎ早に始まるのである。もちろん文明崩壊後のボストンはまだ危険な土地であり、各地の居住者から助けを求める声が上がるのはおかしなことではないのだが、クエストの終わりと同時にクエストを入れられる仕様に辟易としたプレイヤーも少なくはないとか。
上記のミニットマンの概要の通り彼は無償で人々を助けるミニットマンのメンバーであり、荒廃した世界の中では珍しい弱者に寄り添う正義の心の持ち主である。だがこのミニットマンのクエストの仕様で一種のネタキャラにされており、ミニットマン自体が初見プレイでも入りやすく「ところで将軍」はFallout4をやったことがある人なら通じるぐらい彼の代名詞と化している。

余談だが海外では「Another settlement needs your help」というフレーズになっており、海外ベゼスタ側からしっかりその文で紹介されている。


《エージェント、フランク・ホリガン》

登場作品:Fallout2
Falloutシリーズ屈指の強力な組織の一つ、エンクレイヴのボスキャラであり、スーパーミュータントと呼ばれる特殊なウイルスで変異した元人間。Fallout2でのラスボス格であり、スーパーミュータントの脅威な身体能力と特殊なパワーアーマーやエンクレイヴ製の強力な装備によってFalloutシリーズ最強のラスボスと名高い。
エンクレイヴは戦争前から存在する秘密結社であり、アメリカ政府や組織の中枢部と繋がりのある強大な組織であった。戦争が終わり荒廃した世界やミュータントを見たエンクレイヴは地上に蔓延る怪物共を一掃し「純粋な人間」による統治を目指すとして、フェラル・グールや戦争後に地上で生き延びていた人間も放射線で遺伝子が変異したミュータントとして見做し虐殺を繰り広げていた。
一方で「純粋な人間」を探すために戦前から存在した避難所であるVaultを探しており、この行動が後にFallout2の主人公に遭遇し、延いてはエンクレイヴ崩壊の引き金となる。
そんなフランク・ホリガンはFEVウイルスで変異したスーパーミュータントであるのだが、彼が地上に生きる人間をミュータントと見下し虐殺し続けているのは皮肉かもしれない。
彼の戦闘力の高さはトランプルや攻撃時に付与される破壊不能が示しており、ETBや攻撃時に誘発する2回の増殖はエンクレイヴが「ミュータント」を殺すためにFEVウイルスを撒いている事の再現と思われる。


《ソフィア・ダゲール司令官》

登場作品:Fallout76

Fallout76に登場する宇宙飛行士。2103年のアパラチアに生存しており仲間にできるキャラクターだが、実は2070年に宇宙飛行士として飛び立っており、とある理由で30年以上宇宙を彷徨っていた。
アパラチアに墜落した後に近くのバンカーへ逃げ込んだ後に主人公と出会い、自分の身柄の保護してもらう。そして過去に彼女の身に何が起こったのか、彼女が時折訴える謎の頭痛は何なのか、主人公が1つずつ解き明かして行くことになる。
戦前の人間なのでアンストッパブルやレッドメナスといったゲームの事を喋ったり、「同じ悪夢ばっかり見る。永久に宇宙空間を漂う夢・・・でも、どうして?」のセリフをネタにされたりとFallout76の人間キャラクターの中では何かと話題が多く人気が高いキャラだったりする。


《ギャラクシー・ニュースのラジオDJ、スリードッグ》



登場作品:Fallout3
キャピタル・ウェイストランドでギャラクシーニュースラジオ(GNR)のラジオDJとして登場するキャラクター。メインストーリーで会うことのできる人物であり、主人公が受けたクエストや進行度によってラジオで喋るトークが変わる。キャピタル・ウェイストランドで流れる他局のラジオ、エンクレイヴラジオを敵視しておりレイダーやスーパーミュータント、エンクレイヴやタロン社といった悪い集団を嫌う正義感の強いキャラである。ミュータントを嫌う(青黒緑)から人間(赤白)かもしれない。


《パーセプションのボブルヘッド》

登場作品:Fallout3,Fallout New Vegas,Fallout4,Fallout76


《純鋼の騎士》

登場作品:Fallout3,Fallout:New Vegas,Fallout4,Fallout76

Brother Of Steel、通称B.O.S.と呼ばれるメンバーがパワーアーマーを着た姿。T-60パワーアーマーとレーザーライフルを持った組み合わせは、B.O.S.ナイトと呼ばれる前線で戦う兵士によく見られる光景。


《英雄的介入》

登場作品:Fallout4(写ってるキャラは)
ニック・バレンタインが主人公と行動をするシーン。ニック・バレンタインは下の項目にて説明。


《秘儀の印鑑》

登場作品:Fallout4
ボーダーレスは以前書いたので割愛。
既婚者であるFallout4の主人公、そして配偶者だった人が持っていた結婚指輪。ゲーム内で特別な効果はない。


《太陽の指輪》

登場作品:Falloutほぼ全て
ボーダーレスは同じく割愛。
ボトルキャップと呼ばれる飲み物の蓋を硬貨として使用したもの。赤いキャップはヌカ・コーラのキャップ、そして真ん中の青いキャップと周りの青い液体はヌカ・コーラ・クアンタム。ボトルに詰められている時から光っており、ヌカ・コーラより珍しいがボトルキャップの価値に違いはなくキャップとしてまとめられる。


《再稼働、リバティ・プライム》

登場作品:Fallout3,Fallout4
戦前に共産主義者達に対抗する為に作られた巨大ロボットであり、現在はB.O.S.が所有する秘密兵器。
Fallout3ではDLC含めて2回、Fallout4では1回仲間として出撃するが全ての戦闘で大暴れし弾道ミサイルのような強力な兵器でない限りは止められない。
強力なバリアを纏いながら前進し全てを蹴散らし、装填された核爆弾を投げつけ、顔からのレーザーで焼き尽くし、民主主義を礼賛し共産主義を罵倒する過激なプロバガンダ発言を繰り返す。
前回紹介したDr.マジソンリーがいないと電力の問題が解決できず、3と4両方で彼女の協力を得る必要がある。攻撃やブロックのたびにエネルギーを消費するのはこの設定を生かしたものと考えられる。アーティファクトを生贄に捧げ、エネルギーを手に入れるのはFallout4のLiberty Reprimedで、必要なアイテムを集めてリバティ・プライムの動力を確保するクエストの再現であろうか。
愛国心のあるロボットなのでパトリオットカラーだったりする。


《私立探偵、ニック・バレンタイン》

登場作品:Fallout4
インスティチュートによって第二世代人造人間として造られ、現在はダイアモンドシティで自身の事務所を営む探偵。
フェドーラ帽にトレンチコートという如何にも探偵という見た目をしており、皮肉やジョークを飛ばしながらも職務を全うし探偵としての正義感も持ち合わせる為、人造人間への嫌悪感の強いボストン・ウェイストランドでも受け入れられている数少ないうちの1人。
事件に巻き込まれているところを助けてもらった後は、主人公の誘拐された息子であるショーンを探すために探偵として主人公に協力する。
アーティファクトクリーチャーにしかブロックされない能力は彼が探偵として広く顔を知られてる一方で、インスティチュートからは自身に従わない人造人間は不良品とし同じ人造人間であっても敵と見做しているからか。
アーティファクトクリーチャーが死亡するたびに手がかりトークンを作る能力は、メインクエストで敵対した傭兵からサイボーグの部品を取り出し、ニックの協力で傭兵の記憶から手がかりを探り出すクエストから来てるかもしれない。また彼と関わるクエストにGetting a Clueという名前に手がかり要素があったりする。ちなみにニック・バレンタインはゲーム内部でEssentialという不死身属性が付いており、自身が死亡することはない。
ニックの隣にいる女性は助手のエリー・パーキンズ。彼女は普通の人間である。

個人的に好きなキャラなので早くデッキを組みたい。


《Vault112:残酷なシミュレーション》

登場作品:Fallout3
父親を探している主人公がギャラクシーニュースラジオやリベットシティを訪ね、ジェファーソン記念館から父親手がかりを見つけて辿り着いたVault112はシミュレーションポッドが並ぶだけの無機質なVaultであった。シミュレーションを起動すると、戦前のアメリカの住宅地が眼の前に広がる中、主人公はベディと名乗る謎の少女と「遊ぶ」ことになるが「遊び」はどんどん過激になっていく……
Fallout3のメインクエストであり、その中でも特に悪趣味な事で有名なクエストの1つ。顛末は伏せるが残酷なシミュレーションの名にふさわしい展開が待っている。
1章と2章はシミュレーションポッドに閉じ込められる為に麻痺カウンターを乗せられるシーンだが2章も用意してあるのはおそらく先にポッドに入った父親と主人公で2章ぶん、3章はシミュレーション内では何でも具現化できるところを再現したのであろうか。


《蔵の開放》

登場作品:Fallout76
Fallout76で主人公がVaultから外の世界へと出る一場面。新しい世界への一歩を踏み出す感動のワンシーン……と思いきや実際は期日である「再生の日」を過ぎても引きこもり続け、ようやく外の世界へと追いやられただけである。
Fallout76の世界が2102年から2104年になったことで、最近始めたプレイヤーはさらに引きこもり続けていた所を追い出されたという結果になってしまった。


《機械化製法》

登場作品:Fallout3,Fallout4,Fallout76
ヌカコーラの工場らしきワンカット。箱の上に見えるのはモールラットと思われるクリーチャー。フレーバーテキストに書いてある通りヌカコーラ社は兵器開発にも関わっており、ヌカワールドのロボットが遊園地の警備用であるにも関わらず、小型核兵器として作られたヌカクアンタムやヌカチェリーを撃ち出したりする。


《真面目な身代わり》

登場作品:Fallout4
名前の無い水色のロボットが立っているが、紹介文と合わせるとわかるようになっており、Fallout4に登場するエイダと推定できる。
エイダはFallout4に登場するアサルトロンと呼ばれるロボットで、DLCであるAutomationで登場する。とあるキャラバンの一員として活動していたが、突如謎の集団に襲われキャラバンは崩壊し、自身の身の危険を無線で知らせたところ駆けつけた主人公に助けてもらう形で知り合うことになる。
固有の名前を持っており仲間として旅に連れていくこともできるキャラクターだが、ロボットであるので身体のパーツを自由に改造することが可能でき、アサルトロンの本来の形に戻すこともできれば全く違うロボットにもできたり、パーツを継ぎ接ぎしたキメラのような姿にもできたりと外見がプレイヤーによって変更できるので、初期状態のただのクリーチャーとして実装されたと考える。


《グールの市長、ハンコック》

登場作品:Fallout4
はみ出し物の街、グッドネイバーで市長として街を仕切るグール。余所者や流れ者といった比較的寛容な態度を取るが、逆らう者には容赦はしない任侠寄りの人物。元々は悪党が仕切っていたグッドネイバーであったが、街の惨状を見たハンコックは旧州議事堂にて飾られていたジョン・ハンコック(実在の人物)の衣装を身に纏い、彼の名を借りて暴政に立ち向かい勝利した後に今の地位についた。ゾンビやミュータントといった非人間種族にプラス修正を与える能力は、彼があらゆる人々を受け入れ支持されているグッドネイバーのリーダーであることを再現したものであろうか。不死能力は単に彼がグールだからというのもあるだろうが、ハンコックは放射性薬物による変異でグールになったという経緯があるので、その場面を実装したのかもしれない。


いったんここまで。
これからまとめて情報が出ると思いますので、その時はしっかりと色別に紹介したいと思います。

それでは。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?