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【うなぎのう】蒲焼 色川

この世の中で「幸せ」を一番感じることができる食べ物とはと問われたら、僕は「うな重」と答える。今までにどれくらいのお店で食べただろうか。これからどれだけ食べることができるだろうか。そう考えるともう残された時間は少ないかも知れない。うなぎが絶滅危惧種として食べられなくなると言われて久しい。この命が尽きるまでに思い残すことなく「うな重」を食べておきたい。

所用があって浅草蔵前に行く機会があったので、鰻を食べようと思い、老舗の「色川」に行く。色川の創業は幕末の文久元年。場所は浅草駅から徒歩5分くらい。行列ができて長時間待つのが普通なのだけれど、この日はしとしとと雨が霧のように降っていて、開店30分前に着くと12人目くらいだった。これは『ラッキー、最初に入店できるかも』と思って待つ。待っている間、鰻を焼く香ばしい煙が換気扇からこぼれてきてはやく食べたいとわくわくする。で最初の入店人数のぎりぎり最後の一人という形で入店することができた。

色川の店構え

お店:うなぎ 色川
場所:東京都台東区雷門2-6-11

六代目のご主人が他界されて以降、現在は奥様と娘さんが暖簾を守られています。鰻を焼いているのは奥さん。娘さんは英語ペラペラでインバウンド観光客の注文を難なくこなす。お店に入り口そばのカウンターに案内される。炭火で焼いている姿を真正面で見ることができた。写真撮影が禁止なので、のんびりじっくりと作業風景を堪能。

注文はうな重一択。うな重の種類は「うな重(ふつう)」と「うな重(たっぷり)」のふたつ。なので「たっぷり」の方を注文。

うな重(たっぷり)5200円

想像よりも鰻がたっぷり。蒲焼から甘いタレの香りが最高。色川の「焼き」は強くもなく弱いもなくいい塩梅だ。
関東風のふわふわ感、色川、最高です。

一番最後の入店で一番最初の退店。
待ち時間以下で完食はいつものこと。
色川のうな重(たっぷり)は一人前5,200円(税込:2024.03.24現在)

完食!





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