今起きた人もこれから寝るんだって人もおはよう。

あっという間に今年もGなWEEKが来ているけど、全く実感がわかない。
そうだ僕は今ただの無職の人間だった。つまり毎日が日曜日。

学生の時に『毎日が日曜日』ってタイトルの小説を読んだけど、内容はあまりハッピーなものではなかった。家を転々とする稼ぎの良い商社マンの物語だったと思うけど、周りからはエリートという羨望の眼差しを向けられるけど、本人は別にそんな生活は求めていなかった。

一方、僕が主人公の『毎日が日曜日』は割りかしハッピー。
人に会う機会はすごく減ったけど、その分自分の時間が増えて、しかもそれが誰にも邪魔されることなく進められてしまうっていうんだから大変だ。
もちろんやるべきことはやっている。毎日トレーニングはしているし、栄養も摂っている。無職だからと言ってお金をもらっていないだけで、しっかり来るべき日に備えた日々を送っているって訳だ。
こうやって文字にすれば何か偉いことをしている雰囲気が出ているかもしれないけど、ごくごく普通のことをやっているにすぎない。
いや、実は本当に偉いことをしているのかもしれない。しかも今なんかは家にいるだけで人の命が救えるらしい。

ヒーローやヒロインになるために鉄のスーツを開発したり、蜘蛛に噛まれて手首から糸を出す必要なんて無いと考えればちょっとは気持ちが軽くなりそうだ。