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『ちむどんどん』第122回 世界一美しい島で

 房子は暢子だけではなく、優子に合わせたい人がいると言います。与那城優子と、秀夫を探していると。

沖縄県人会が探していた

 房子と三郎の和解は、房子が沖縄県人会とつながりができました。ゆうこは踊っていた姉の姿を思い出しています。戦争ではぐれて二度と会えなくなった姉のこととは?

 そして大里五郎と娘の悦子がやってきます。大里は40年も東京にいて、県の言葉も忘れたとか。そして妻の遺品を整理していてみつけたものがあるそうです。
 ジーファー、沖縄のかんざしでした。

 一家が揃う中、大里が姉・時恵の最期を看取っていた話が語られます。優子は手に取り、姉の名前を見つけます。大里は小屋の中で撃たれた時恵をみつけました。両親は射殺。時恵も長くはない状態でした。時恵は妹と弟に、見捨てたわけじゃない、探したけれど見つからなかったと伝えてほしいと訴えました。もう食べられないからと小さな握り飯を大里に渡しました。

 時恵はジーファーを妹に託していました。両親におねだりして買ってもらったものだと優子は告げ、お礼を言うのでした。

 時恵は最期に水が欲しいと言っていたのに、大里は少し水を持っていたのに、渡さなかったと。そのことを大里は悔やんでいました。涙ながらに謝る大里。
 そんな大里に、姉を看取ってくれたお礼を言う優子です。時恵は生死不明でした。それがやっとわかった。沖縄戦の犠牲者としてやっと刻まれることになります。
 優子は姉のジーファーに、弟を守れなかったことを語りかけます。
 誰も悪くないのに、罪悪感を抱いてしまう。そんな戦争の悲しさがあります。

姉とともに舞う

 姉の遺したジーファーを髪に挿し、歌子の弾く三線を前に、優子は姉から習った琉球舞踊を踊ります。

 仲間由紀恵さんが素晴らしかった。ロングヘアをなびかせた美しい姿がずっと印象に残っていたけれど、こうして髪をまとめ、ジーファーを挿している姿は圧巻でした。こういう人だったのだと思えました。ずっと琉球舞踊を習っていただけに所作も完璧で。朝ドラでこんな場面を見られるなんて圧巻です。
 これが朝ドラの意義だと思います。
 関ω出身の役者が関西弁で話す。沖縄出身の役者が琉球舞踊を披露する。そんな故郷を発揮できる場であって欲しい。

世界で一番美しい島に戻ってきた

 房子と優子は浜辺で話しています。房子は世界で一番美しい島と、両親が語っていたという。優子は海は変わらないという。
 房子は故郷を知らずに育った自分の境遇を恨んだこともある。そんな房子が故郷に立ち、満足気に「ただいま」という。そして優子のおかげだという。
 優子が生きていて、暢子の母となったことで、房子はここにいる。今日は主役である暢子が目立たないものの、実は重要な役割を果たしています。

空気を読めないのは誰か

 優子の舞踊を紹介する公式アカウントに、

KY暢子がギャーギャー騒がないか心配になっちゃったw
わかるw

 とかなんとかリプライを嬉しそうにつけている人。こういう界隈は自分がドラマのせいで不快になったと何かといえば被害者ムーブをしますが、ドラマのファンもあなた方のKYっぷりのせいで十分被害を受けているんですけどね。

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