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『水都百景録』を楽しもう 宋代から大河ドラマに周明がきた!

 『光る君へ』には、宋人である朱仁聡と周明が出てきます。

周明を描く上で参考になる人物

 宋代の文人である張択端と趙明誠です。蘇軾はリラックスしすぎ。沈括は朝服ですので、お堅い。
 日本まで旅をするから、リラックスした服装でありながら、文人らしさを感じさせる。日本の衣装との違いも意識しているのか、あえて円領(丸首)の襟を着用しています。
 ちゃんと宋代を意識した衣装で、努力を感じさせます。足元はブーツですね。
 
 トップ画像の許宣は、医者かつ南宋なので近いといえます。このアプリでは近いけれども、他のドラマやアニメでは見た目重視気味のことがありますね。

周明の自意識

 周明は髪の毛をはみ出させていません。
 最近の時代劇やマンガでは、見た目重視で髪の毛を派手に出し、一部分だけ髷を作って、そこをリボン状の巾でまとめるスタイルが流行しています。これも時代がいつだろうが流行はありまして、昔の映像作品はもっと頭巾面積が広かったものです。
 この頭巾面積が広くてしっかり髪の毛を纏めている男性は真面目です。周明の場合、医者なので治療に専念するためにまとめることは当然のことながらプラスです。
 
 周明をキャスティングするにあたり、前髪を垂らさずとも真面目さと端正さが見える方であることは大事です。松下洸平さんならバッチリですね!

 中国本場時代劇よりも、大河ドラマの方が生真面目かも? ファンタジーよりの『白蛇伝』ドラマの許宣より、髪の毛のまとめかたが本当にカチッとしております。

宋から伝わったモノ、伝わらないモノ

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