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レ・ミゼラブルLIVE版を見てみた!

5月から帝劇で始まります。

ブルーレイで「レ・ミゼラブル ザ・オールスター・ステージ・コンサート」を繰り返し見ているけど、「BILLY ELLIOT」とは、全然違います。まあ、コンサート形式なので実際の動きはわかりませんが、ダンスがないのは確かです。僕的には現代版オペラかな。

オールスターというだけあって歌は超一流です。代表曲「夢やぶれて」はやっぱりスーザン・ボイルには敵いません。

このメロディーは劇中に何度も出てきます。作曲家も気に入っていて繰り返し使いたかったんでしょう。

僕は、今までオーケストラ一辺倒だったので歌が入るのを毛嫌いしてきました。だから、オペラには興味がなくて、唯一観たのは「フィガロの結婚」だけです。

でも、ちょっと変わってきました。ミュージカル「BILLY ELLIOT」を見てから総合芸術の素晴らしさに気付き、私の偏見は払拭されつつあり、現代版オペラもありかな、と思うようになりました。モーツァルトの「レクイエム」を聴いていると思えばいいのかな🤔。

「レ・ミゼラブル」には「夢やぶれて」の他に気になるメロディーがいくつかあります。エポニーヌが歌う失恋の歌。シャン・アコという歌手が歌っていますが、才能を感じます。

あと、テナルディエ役のマット・ルーカスが歌う「宿屋主人のテーマ」?これがテンポよくて手拍子を誘います。この歌手はベテランで完全に舞台を支配します。これが本当のミュージカルスターなんでしょうね。テナルディエ夫人役のケイティー・セコンベもがさつな表現でいい味を出しています。二人の演技を観てると役者ははっちゃけてなんぼの世界なのだと改めて思いました。

「BILLY ELLIOT」でマイケル役を好演したザック・アトキンソンはいいミュージカルスターになるでしょう。86歳で亡くなったアン・エミリーのように。こういう才能に出会うと本当に心が和みます。

「レ・ミゼラブル」は最後に派手な合唱曲で大団円を迎えますが、これも聴き応えがあります。

日本でどれだけクオリティの高い「レ・ミゼラブル」が見られるか?どんな才能に出会えるか?オールスターを見てしまったから楽しめないかもしれない。姪っ子の貴女の気持ちが分かるような気がします。それでも日本版「BILLY ELLIOT」の感激の勢いに乗って観劇してみようかな?この日本公演は僕が本当のミュージカルファンになるかどうかの試金石になると思います。🔐

(See you)