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何を観劇するべきか?

元ダンサーの貴女のリポートは、僕のミュージカルに対するモヤモヤに一筋の光を与えくれました。

スティーヴン・ダルトリーは「この物語には舞台があっていると思う」と言っています。

「BILLY ELLIOT」の物語には確かにミュージカルに必要な舞台美術、音楽、歌、ダンスのすべてが詰まっています。しかし、超一流の制作陣の結集がなければあんな素晴らしい舞台は完成しなかったでしょう。

姪っ子の貴女は、「歌や踊りが大好きでもミュージカルが好きとは限らない」と言っています。そして「良いものは本当に良い」とも言っています。それは作品主義ということでしょうか。

僕はミュージカルファンにこだわって35年のロングランを続ける「レ・ミゼラブル」を貴女が名付けた「オペラのカジュアル版」と言ってハードルを下げてみましたが、本当のことを言うとモヤモヤしていました。

「BILLY ELLIOT」のようにストンと落ちてこないのです。ミュージカルは大団円で終わるけど自分だけが置いてけぼりにされたような感じがして一体感が味わえません。歴史観や宗教観の知見が必要なようです。

貴女が言うように、生でしか味わえないものがあるので観劇はやはり魅力的です。そしたら良い作品を探すしかありませんね。

取り敢えず「レ・ミゼラブル」は横に置いておくことにしましょう。

貴女のメールにあったリポート

「いままでにみたミュージカルの舞台で最高に感激したのは
NYのオペラ座の怪人! ファントム役がもう最高に歌が上手くて
悲しくって、切なくて… 本当に素晴らしかった。」

このリポートは、次のステップに繋がりそうです。ニューヨークへは行けませんが、取り敢えず、LIVE版を鑑賞してみます。

(See you)