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子供連れで古民家合宿への参加者に思うこと。

 度々、書いていますが、毎年夏には長野県は飯田市の大平宿という昔の宿場町の古民家に気の置けない仲間達と計画を立てて遊びに行っています。
 以前は子供連れの家族とかも誘っていました。幹事も私ではなかったし、20人超えのかなりの大人数で開催されることもあった。その場合は2棟借りて、1つは宴会場兼男部屋、もう1棟を女性陣と子ども達と分けたりしたこともあったが、近年は人数さえ入れば1棟で済ますのが恒例となっている。

 しかしながら、ソロ系の私にはかなり辛かったのも確かでした。
 非難を覚悟で言いますと、例外はもちろんありますが、最近の子供連れは本当にダメ。子供がいれば世界の中心がまるで自分たちだというような立ち振舞をします。子供のことが優先になりがちなのは理解しますが、それ以前に躾がなってないのです。

 他者の物を勝手に使ったりするし、それを親が咎めない。自分が子供の時には大人の物を勝手に借りて使ったりしたら自分の親にこっぴどく怒られたものです。人間としては同列かもしれないが、大人と子供という枠組みの中では同列であるはずがない…。
 子供を連れてくる参加者は基本的には自分で面倒見てもらいたいし、他の人に迷惑を掛けて欲しくないのです。

 以前にはこんなこともありました。夜中前に現地で無償でコーディネイトしてくれてる仲間と音楽をかけながら酒を飲んでいたら、ただただ、おんぶに抱っこで参加している家族の母親が「何時だと思ってるの!! 静かにしなさいっ!!」だって。
 うるさくて不愉快なのはわかるが、そんな宴会がある集まりだとも承知の上での参加のはずだし、言うにしたってもう少し丁寧な言い方があるってものです。これが子供を中心にした家族の悪いところです。「もう少し静かにしてもらえない?」って言えないのが不思議。何様なんだろか??

 ちなみに現在は色々な事情で参加者は10人弱ほど。意外とこのくらいの人数がベストかもしれないと最近では思っている。
 これ以上増えるとどうなるかというと、ボーっとして何も作業を手伝わないか、やることが無くて手伝えない人が出てくるのです。
 仮に1棟使用とした場合、囲炉裏の火の番に1人、調理に2〜3人、風呂炊きが1人、薪割りに2人、その他の作業2人、合計9人ほどでぴったりの人数なのです。
 作業も落ち着いて宴会状態になれば、出来る人が好き勝手に料理を作る事になりますが、例えば今年だとメインの料理イベントに、皮からつくる手作り餃子と、手打ちうどんがありましたがみんなよく手伝うこと手伝うこと。

 参加者の性格というかスキルというのか、とにかく自発的に動く人達だったので全体的に超スムーズ。誰かが指示を出さなくても、例えば餃子の皮の生地を作り始めると、自然に捏ねるのに参加する人や、皮を伸ばす作業をやる人がいて、いつの間にか数人で作業をしている。
 私が最後の日の朝食に前の日に作っておいた生地を伸ばして切ろうとした時も自然に手伝ってくれるし、更にはかまどの羽釜には火が起こされた上に、たっぷりの湯が用意されていたのです!! これには感動しましたね。このメンバーなら本当にストレス無く過ごすことが出来ると思いました。

 建物に着いた時と、帰りの撤収時はどんなメンバーでも皆で一生懸命作業するのですが、細かい日常的な作業にストレスが無いのが本当に素晴らしいのです。
 そして、みんなで作って、みんなで食べて、みんなで飲んで、みんなで笑うのです。これが本当に良い仲間だと思います。
 料理が得意じゃない人は片付けや洗い物を率先してやるし、力仕事が苦手な人は火起こしだったり、とにかく各々がフレキシブルに動いて上手く回る感じですね。今年はずっとタイムラプス撮影や写真を撮ってくれた方もいました。飲み始めたら忘れやすい撮影をマメにやって頂けたのは助かりまくったのです。

 家族の方々は、家族同士のグループで最初から最後まで自主企画でキャンプや合宿をしてもらいたいものです。企画が出来ないのなら最低限のマナーを守って参加してもらいたいと常々思っております。


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