草の上に

歩くとき
たくさんの
蝶々が
舞い遊ぶ

空気に
その羽の色の
透明がかったような
昔を懐かしいような
遊んでいるのを
今ではだいぶ
薄れてしまっていたんだと
感覚が呼んでいる。

自分では
絵の具でも
つくるのが
むつかしいような
蝶々の色

色を言い表すのも
どう言ったらよいのか
わからなくて

ただ見つめては
キレイだなと
想う

蝶々の遊ぶのを
眺めては
自分も遊ぶ
その繰り返しのような
自然と
会話していた
あの頃。

素敵な夢を見たように今を生きて行きたい。