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身に余るご質問をいただいた

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このようなご質問をいただいた。
私が訪問看護の仕事に携わるようになって約半年。制度の知識はある程度あると思うが、現場での経験が圧倒的に足りない。器も小さければ中身もないのだ。
こんな私が言えることなんて、当たり前のことしかない。
しかし、ご質問をいただいたからにはお答えしなければ、ということで厚生労働省等の資料を参照していただくためURLを貼ったが、質問箱ではリンクにならない。
ので、noteに記録することにした。

返答内容
ご質問ありがとうございます。
様々な事業所が様々な解釈のもと運営をされているので、そこにとやかく言うつもりはありません。
私の考えを記載しますね。
※下記、リハ職を理学療法士等とさせていただきます。どうもリハ職という総称が苦手で。。
まず、訪問リハビリテーションの定義ですが、
「居宅要介護者について、その者の居宅において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーション」となっています。
参考:介護給付費分科会 第140回
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000167233.pdf

次に訪問看護Ⅰ5ですが、まず訪問リハではないとされています。
参考:疑義解釈資料の送付について(その8) 平成19年6月1日
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/03/dl/tp0314-1c08.pdf

個人的に理学療法士等が介入する目的に大きな違いがあるとは思っていませんが、便宜上(法的解釈や政治で)このような制度設計にせざる得なかったと解釈しております。
ただし、訪問リハ事業所と訪問看護事業所を「理学療法士等の業務内容」のみで括ってしまうと、その業態の違いを考えにくいかと思います。
個人的には、訪問リハ1・2は、医学的リハビリテーションを全面に推し進め、退院後に身体能力を一定期間でしっかりと向上させることを目的とし、集中的なリハビリテーションを実施した後に訪問看護(社会的リハビリテーション)に受け渡すことで在宅療養継続の支援をしていくという考えを持っております。
※ここでは訪問リハと訪問看護の話にとどめます。

ただし、在宅が急性期・回復期病棟の機能を持つことも少なくなく、このような時には訪問看護での医学的リハビリテーションが必要であると考えております。
この時に看護師に出来ること出来ないこと、理学療法士等に出来ること
出来ないことをお互いにカバーしながら支援が出来るのは訪問看護の強みではないでしょうか?
ちょっと書きたいことがまとまらなくなってきたので結論です。

ご質問者さまの質問にある、
①あまり必要とされていないのかな…に関しては、私はまったくそのように考えてはおりません。リハは不要で...という考え方はお勤めの事業所の考え方であり、看護と理学療法士等が連携をして取り組んでいる事業所もたくさんあります。私は看護師と理学療法士等で構成されている訪問看護ステーションが最終的には社会に必要とされると考えております。
参考:介護給付費分科会 第150回
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000184013.pdf

②国が求めている在宅リハビリテーションの役割は..
重要なのは、社会的リハビリテーションだと考えております。しかし医学的リハビリテーションが基盤にあっての社会的リハビリテーションとなるので、一概に中等度者〜とは考えておりません。

国の期待を無視して恐縮ですが、訪問看護(看護師・理学療法士等)が関わることが、アセスメント上必要な方には必要だと考えます。
だらだらと記載して申し訳ないです。
まとめ
業態がなんだろうが、理学療法士(プロフェッショナル)としてやれることをやる。現場の看護師さん達にご質問者さまがいると安心感が違うし結果も違う、くらい言わせてもいいのではないでしょうか?

そしてこんな凡人の駄文にも関わらず、返答を下さったのだ。

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私なんかより、よっぽど誠実ではないですか。
私なんか、ただの凡人ですよ。
訪問看護新人ですよ。
年齢より老けて見られますよ。。。。。

下記の返答をしてひと段落。

こんにちは。
ご丁寧に返信までくださり、ありがとうございます。
一つお伝えしなければならないのが、あまり私を信用なさらないことです。なぜなら、私、いろいろと間違えて解釈していることが多い凡人ですので、私の言葉を鵜呑みにするのは非常に危険です。
本当に、危険なのです。

でも、訪問看護、いい仕組みですよね。
あと弊社の代表がこんな風に申しておりました。
「事故がなければ100点満点。」
お互い運転に気をつけて、お仕事しましょう。


質問箱では引用URLのリンクが貼れなかったので、noteにまとめておきます。

以上




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