マガジンのカバー画像

ラジオ版学問のススメ 個人的エディション

28
番組で取り上げられて、興味をもった(腑に落ちた)書籍を読んでの個人的感想です
運営しているクリエイター

記事一覧

不運と思うな。伊集院静からのメッセージ



どんな哀しみであれ どんな苦しいことがあっても新しい幸せは必ずくる。

自分より若いヤツにもの教えるのに優しく説く馬鹿はいない。

自分の為だけに生きないというのは、人が生きる為の必須条件だ。

唯一無二の無頼派作家、伊集院静。

彼が発する一つ一つの言葉にはその人生から培われてきた

強さがある。

シリーズ、145万部を越える国民的ベストセラーシリーズ、

“大人の流儀”

その第6弾とな

もっとみる

蒲田健の収録後記:柳美里さん

ねこは人に対して、自ら積極的に働きかけて関与しようとする

わけではない。自らの為したいことを気高く為すのみであり、

必要があれば人に近づいてやってもいいかな、というスタンスである。

しかしながら結果として、人を導き、道を示唆している

-少なくともそう見える-ことはしばしばある。

人が勝手にそう忖度し、都合よく解釈しているだけなのかもしれない。

ねこ自身にとっては全く意図せざる行為である

もっとみる
00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(52:17)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、ノンフィクション作家の小松成美さんです。スポーツノンフィクションや人物ルポルタージュの第一人者、小松さん。緻密で情熱的な取材と文章により対象となる人物、事象を熱く
語り続けていらっしゃいます。彼女が今回フォーカスしたのは、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手。
実業之日本社刊『五郎丸日記』を基に伺ってまいります。

若者の恋愛、リアル。牛窪恵が語る。



スカートの中のトワイライトゾーン・・・

彼氏なしの20代女性で恋人いらない41%!

恋愛をブラック扱いするな!

テレビ番組のコメンテーターとしても大活躍中のマーケティングライター、

牛窪恵さん。

彼女の最新刊は、ディスカバー21刊

『恋愛しない若者達 コンビニ化する性とコスパ化する結婚』。

書かれている内容にうなずくのは若者。

書かれている内容に衝撃を受けるのはおじさん、おばさ

もっとみる
犬とハモニカ

犬とハモニカ

江國香織さんの短編集
表題の「犬とハモニカ」は川端康成文学賞を受賞しています

登場人物それぞれの日常が丁寧に描かれてる作品です
その中でも個々人が抱えている孤独や嫉妬、戸惑いなどが決して大袈裟でなく、瑣末に描写されています
その為か読後はとても爽やかな気分を味わう事ができる

ラジオの中で江國さんが
物語にはスペースがいる。所有する場所が必要で、それは紙の書籍である事が大切。電子化してしまうと、

もっとみる
00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(54:45)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするゲストは、翻訳家、東京大学特任教授の
柴田元幸さんです。

ポール・オースター、スティーブン・ミルハウザー、
スチュアート・ダイベック、レベッカ・ブラウンなど、
現代英米小説の名訳者、柴田さん。
その柴田さんが責任編集を務める文芸誌「MONKEY」の
最新号の特集は“古典復活”です。

今回は、古典、朗読、そして村上春樹をテーマに
伺ってまいります。

人生の〈逃げ場〉

人生の〈逃げ場〉

逃げ場=もう一つの自分の居場所

ともすると仕事が人生の生き甲斐になっている人もいると思うけど、その幹が折れた時に自分自身の存在価値までも崩れてしまう危険がある
そうならない為に、あるいは人生を彩り深みのあるものにする為に〈逃げ場〉は必要なのだ
そんな事を教えてくれた本です

人々は心の奥底では「仕事ができる人」よりも「人間的に魅力的な人」のほうを求めています。
「できる人」よりも「魅力的な人

もっとみる

『悪の力』とは何か? 姜尚中講演会より



下手な希望に縋ってきたからこうなったんじゃないか?

悪の反対は何なのか?皆さんで考えて欲しい。

愛なのか、正義なのか、善なのか・・・

民主主義は、本当に 危うい。

紡ぎだされる姜さんの声に耳を傾けてください。

10月上旬都内で開催された集英社新書『悪の力』刊行記念

姜尚中講演会の模様からお送り致します。

この講演会は「ラジオ版学問ノススメ」

そして姜さんがパーソナリティを務める

もっとみる

全身全霊を掛けて。古川日出男の流儀。



先般、第37回野間文芸新人賞を受賞された古川日出男さん。

受賞作品は新潮社『女たち三百人の裏切りの書』。

今回は、ご本人サイドの了解を得て、

今年6月に配信された貴重なインタビューをこちらでも公開致しました。

怨霊として蘇った紫式部が源氏物語、宇治十帖の

本当の物語を語りだす・・・

壮大なスケールにして一筋縄ではいかない古川ワールド。

文学界の鬼才は、源氏物語を以下に“改竄”した

もっとみる

『タモリと戦後ニッポン』。タモリの凄さ。



そんなやつがいるんだったら九州から呼べ!

時代の最先端にいるアーティスト、クリエイターは沸き立ち、

1975年夏、

そして彼は、東京に舞い降りた・・・。

終戦とほぼ同時に生まれたタモリ。

タモリはいかにして世に登場し、何を成してきたのか?

そして、彼の凄さとは?

その数奇な人生を日本社会を重ねて綴る快作、

『タモリと戦後ニッポン』を著者、近藤正高が語る。

こちらからお聴き下さ

もっとみる
00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(42:43)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、ライターの近藤正高さんです。

雑誌、WEBなどで多く執筆をされている近藤さん。
最新刊は、講談社現代新書『タモリと戦後ニッポン』。
終戦直後に生まれたタモリさんとニッポンの戦後の歩みを重ねて検証、考察する意欲作は
すでに大きな反響を呼んできます。

近藤さんが読み解くタモリの本性と戦後ニッポン。
じっくりとお聴き下さい!

鳥たち

鳥たち

天気の良い日に露天風呂にゆっくり浸かっている時の微睡み
あるいは、朝靄から陽の光が射している日に散歩して、身体の中に新鮮なものが入ってくる感じ

よしもとばななさんの作品を読むとそんな感覚に囚われます
物語の内容云々ではなく、彼女の書く言葉が身体にすっと入って充満していく
よしもとばなな作品は身体で感じるものだ

だからどんな内容だとか、泣けるとか、為になるとか、そんな無粋な事は言いません

小さ

もっとみる
00:00 | 00:00

お伺いしているのは、作家の東山彰良さん。
直木賞受賞作『流』を基に、
どのような思いでどのようにこの作品が書かれたか?
そして東山さんが書く理由について伺ってまいります。

詩集『木にたずねよ』和合亮一が語る。



無料配信企画 第4弾!

2015年5月に既に公開されいてる音声をご本人の了解を得て

noteでも公開致しました。

詩人、高校教師の和合亮一さん。

詩集『木にたずねよ』そして『和合亮一が語る福島』を基に、

福島、そしてこの日本の今とこれからについてお伺い致します。

勿論、詩の朗読もしていただいております。

少々長めになっておりますがこちらからたっぷりとどうぞ。

音声はこちらから

もっとみる