見出し画像

[FIRE]エンジョイ!50代FIREらいふ


初めまして。
55FIREといいます。私は2021年9月に55歳で会社を早期退職し、自由な生活を楽しんでいます。
今までは60歳から65歳まで働き定年退職するのが一般的でしたが、それらより10年早く自由な生活を手に入れたわけです。

今後、

  • 早期退職した経緯

  • 金銭面の課題の解決

  • 早期退職を宣言した時の周囲の反応

  • FIRE後の生活

などについて率直に語っていこうと思います。
FIRE生活を目指している方が多いと思いますので参考になれれば嬉しいと感じています。
コメントいただければできるだけお応えしてしていきたいと考えています。

自己紹介

友人に恵まれた学生時代

初回ですので、軽く自己紹介をしたいと思います。
東京郊外のごく普通のサラリーマン家庭に生まれ育ち、地元の中学から都立高校、そして都心の私立大学に進学しました。就職はバブル後半の超売り手市場でいつの間にやら就職が決まっていた感じでした。
高校はクラブ活動、大学は一年だけ体育会に所属し、そのあとは研究室に入り浸っていました。比較的友人も多く、高校、大学の友人は今でも毎年会って飲んだり、旅行したりしています。

わいがや世界と一人の世界

就職は人との折衝が多い営業に近い仕事でした。
FIREしたと言うと、人づきあいが苦手な陰キャラというイメージがあるようですが、私の場合は当てはまらないように思います。
ただ、反面、小説を読み耽ったり、ブログを書いてみたり、山登りしてみたりという自分だけの世界に閉じこもることも大好きでした。
自分という一人の人間の中に二人の別人格があるみたいです。
FIREしたのは、仕事しながら生活するより、自分の好きなことを追求していく方が、より楽しく生きていけるという判断でした。
多くのFIRE志願者から相談を受けるのですが、会社が辛すぎてFIREしたいという人が多いように思います。
しかし、会社員生活がしんどすぎるからFIREに逃げ込むよりも、選択肢の一つとして、「どっちがより楽しめるか?」という観点で選択した方がいいように思います。
会社員には会社員のメリットがあります。会社の大きなリソース(人員、予算)を使って仕事ができます。FIREしてしまっては味わえない経験です。ですから会社員生活をやり切った後にFIREした方がいいとアドバイスするようにしています。

働きながら少しずつ自分一人の世界をつくる

就職してしばらく経って、自分には一人だけの時間を作った方が幸せだと思うようになりました。やはり仕事はストレスが大きいのです。
しかし、働かなければ食べていけませんから、常に給料以外の収入はないかを考えるようになりました。

ここで2つの本との出会いがあります。
一つはロバート・キヨサキ氏の「貧乏父さん、金持ち父さん」で「お金を産むものが資産である」という言葉に心臓を掴まれました。当時、結婚してローンで家を買ったばかりだったので、「資産を産まない不動産は資産でなく負債である」という言葉を見つけ、そういう見方があるのか、とショックを受けたことを覚えています。

もう一つはトマス・スタンリーの「となりの億万長者」です。この本は米国の億万長者に数千名に聞き取り調査を行いその行動特性を明らかにしました。今でも成功者による啓蒙本が数多く出版されていますが、その内容の多くは単なる自慢話であったり、再現不能な幸運に恵まれたというシンデレラストーリーです。ところがこの本はきちんと科学的手法で億万長者の行動特性を明らかにしている点が斬新でした。そしてこの本に書かれていることは自分にもできるかもしれないと思いました。

できることを少しずつやってみる

経済的自由を達成した人たちは、次の3つのうちのどれかで実現しているのがほとんどです。

  • 会社員として高額な報酬を得る

  • 副業を成功させる

  • 不動産、株などの投資で成功する

私は、上の3つ全てにチャレンジしましたが、一番爆発力があったのは投資でした。
会社員としてのキャリアアップは昇進したり、転職したりして積み重ねて行きましたが、段階的でした。
副業についてはカメラマンをやったり、ブログで広告収入を得たりしましたが、お小遣い程度でした。
投資についてはさまざまな種類のチャレンジを行い、若い頃からやっていた北米株の一部が当たりFIRE資金のベースになりました。

きっかけは在宅勤務

40代の後半には会社を辞めても十分生活できるようになりましたが、仕事がおもしろかったこともあり、FIRE計画は棚上げになっていました。
自分の気持ちが変わったのは、新型コロナ禍とともに始まった在宅勤務でした。
職場に行かない生活は物足りないのではないかと思っていたのですが、これが想定外に快適でした。
通勤がなくなり、自分の自由な時間が増えたことが嬉しかったし、社内SNSを使ったリモートワークは快適でした。
顧客向けのプロジェクトを進めており、開始から半年後に一度リアルな顔合わせが必要だね、ということになり、客先で5人の社内のプロジェクトメンバーと初めて顔を合わせるという経験もしました。

在宅勤務で健康になる

在宅勤務がはじまり、大きく変わったのが体重でした。私は90kg以上ありましたが、在宅勤務がはじまるとスルスルと体重が15kgも減りました。これは20代から続いていた帰宅時の飲酒がなくなったためです。
会社に通っていた頃は、仕事のストレスからか、夕方になると頭に赤提灯が灯り、自宅最寄駅を降りると、誘蛾灯に魅せられる蛾のように居酒屋に吸い寄せられて行きました(笑)。
私の場合、飲酒癖はアルコール中毒なのでなく、環境によって引き起こされていたのだと思います。

飛び出してみる

会社を辞めるための資産は準備できている、在宅でストレスフリー、おまけに健康にもなったということで会社を辞めることにしました。
子供が大学院を卒業し、内定が決まったこともいい区切りでした。
いろいろ詮索されるのが嫌なので、転職前提に充電期間を作りたいという理由で25年勤めた会社を辞めました。
親戚や友人たちに話すといろんな意見がありましたが、一様に「羨ましい」という反応でした。
FIREを考えていても、周囲の反応が怖くて踏み切れないという人も多いので、今後このテーマで書いて行きたいと思います。

今はどうなのか?

今年の秋でFIRE丸2年になります。
「暇で死にそうにならない?」とか「毎日が日曜日だから曜日がわからなくなったりしない?」などと言われましたが、全くそういうこともなく、楽しく生活しています。
かといってすごいことをやっているわけでなく、日常の取るに足らないことを楽しんでいる感じです。
いろいろやっているわけですが、今の生活を端的にまとめると


朝が来るのが待ち遠しい

という一言に尽きます。
誰もが小学校の低学年くらいまでは、この感覚があったのではないでしょうか?
会社員だった頃は、たまにはそういうこともありましたが、「朝が来るまでに酔っ払って寝たい」とか「ずっと布団の中にいたい」という気持ちばかりで朝が来るのが憂鬱でした。
会社を辞めて私のようにワクワク朝を迎える人もいれば、退屈して会社を辞めたことを後悔する人もいます。
FIREであれ定年退職であれ、山のようにある時間を楽しむにはいくつかコツがあるように思います。自分がFIRE生活の中で気づいたコツも記事にして行きたいと思います。

第一回目は短い自己紹介のつもりが、長くなってしまいました。
お付き合いいただきありがとうございます。
週一くらいのペースでFIREに関する記事をあげて行きたいと思いますので、楽しみにお待ちください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?