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お骨の移動は大変ですよ

年を取ってくると
お墓が気になりだす
私の先祖のお墓は
ずいぶん離れた離島にある

祖父の代に
長崎の親戚筋に当たる方のお墓に
祖父をはじめ父や兄弟のお骨が
仮住まいさせてもらっていた
もう80年位
居候させてもらってて
その間に
お墓の本家が途絶え
名義人も私になったので
いわゆる
母屋を乗っ取る形になってしまった

それはまあ良いのだが
私の住まいが
そのお墓からかなり遠く
墓参りもしんどくなってきたので
近くに新しい墓を建てた

祖父たちのお骨は
伯父さんが自分たちの墓に移動していた

父は30年前に亡くなっていて
父の骨はまだ長崎だったので
私の新しい墓にお骨を移すことにした

でもまあ
長崎までは車で2時間くらいだから
1日で移せるだろうと
軽く考えていたが
とんでもなかった

まず役所関係の手続きが煩雑
でもないんだが
普通やらない作業なんで
時間がかかる

長崎のお墓なので
長崎市役所に行って
改葬許可申請書を提出しなければいけない

死亡者の本籍や住所が必要なので
死んだ人の戸籍謄本をとる
返信用封筒を同封して
長崎から送ってもらうことになる

改葬許可申請書が正しく書けると
長崎のお寺さんに行って
署名・捺印を貰ってくる
それを長崎市に出して
やっと改葬許可証をもらえる

それから今度は
お寺さんと供養の日時を決めないといけない
一般的に供養をやらないと
お骨の移動を許可してくれない

古いお墓なので
石塔屋さんにも来てもらって
墓を開けてもらって
出した後の処理もお願いしなければならない

こんな感じで
長崎での作業は
一泊二日で終われるかどうか

さらに
移動先の つまり
私の墓が有る行政にも
貰った改葬許可証を提出し
承諾書を貰う必要が出てくる

さらに
私は神道なので
地元の神主さんに来てもらって
神事
のお祭りを行う
これで一応の終わりになる

経費も掛かるよ
宿泊費、交通費、供養やお祭りのお礼、石塔屋さんの作業代
結構痛い

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