時代に合わせてV6への愛を表現してくれた「ねほりんぱほりん」へありがとう

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.53】


あまりこのnoteでは、V6の時事ネタは書かないようにしていた。
それは四半世紀以上ファンをやってきた人間として、V6のことを一般の方により知ってほしくて、時事的なニュースよりも、身近に起こることやマネジメントなどの理論と関連して書きたかったからだ。

長く売れ続けるには時代に合わせて変わる必要があるが、最近は、長く続いているV6について、どの切り口から書こうかと考えを練っていた。

そうしたところ、V6を愛する業界の方が、今の時代に合わせてV6を表現してくれて胸打ち震えることがあったため、今回は時事ネタです。


NHKのEテレ(教育テレビ)の「ねほりんぱほりん」という番組をご存じの方も多いだろう。山里亮太さんとYOUさんがMCで、人間の色んな側面をゲストの一般人から聞くというものだが、画面に出てくるのは全てもぐらとブタの人形。

たまたまつけたテレビでやってて、「なんじゃこりゃ」とビックリして、シーズン1からずっと見ている。

シーズン1は2016年から、それから毎年ワンシーズン、去年でシーズン5まで放映された。

それで、今回シーズン6が始まるということで、昨日10月2日に、30分の番宣があった。
冒頭でMCの山里さんが、
   「シーズン六(ろく)がスタートします!」
と言って、はてとなって、
   「シーズン6(シックス)ですよね。
    ここで根本のダサさが出てしまったんですけど」
とおっしゃった。
山里さんとスタッフさんの打ち合わせ不足かな、まあ「ろく」でも「シックス」でも言い方はどっちでもいいじゃんと聞き流していた。

途中過去VTRもあって懐かしく見たり、ねほぱほ好きの星野源さんが、スタッフさんが作ったソックリの髪型&服装の人形とともに出てきたりと楽しまさせていただいた。



この番組のメイキング特集も見たことがあるが、人形の制作から操演(そうえん。人形を動かすこと)まで、仕事ぶりがあまりにプロフェッショナル。
クオリティの高い人形と、操演とのコンビネーションで、ブタの人形が本当の人間の表情のようなリアリティを出して、こっちは感情移入してしまう。


それで、番宣でもあるしと半分流しながら見ていたら(NHKさんゴメンなさい)、最後の最後で「スペシャルおまけ動画」なるものが、V6ファンに、いや世間にも聞き慣れた「愛なんだ」の曲とともに流れ出した。寝っ転がっていた私は飛び起きた。
すると、「愛なんだ」のプロモーションビデオの流れに沿って、クオリティの高いブタの人形6人がメンバーとなって踊ったりしている。
「ねほりんぱほりん」とV6が絡んだことはない。一体何が起こっているんだ。

そうして最後、番組のこととV6へのお礼のメッセージで終わった。

そうか、冒頭の山里さんのフリはこれのためだったのか。
山里さんやスタッフの方々の気遣いが理解できなかったのは私の浅はかさよ。


ただ、古参のファンとしては、「愛なんだ」のプロモは何回も見てて刷り込まれてるせいか、見てる最中は、メンバーの服装はプロモどおりなんだけど、あれ?髪型がプロモと同じじゃない、服装だとこれが剛くんで健くんで、あれでも髪型が??って一瞬誰が誰か混乱してしまった。

それで、ハタと気がついた、これは20年以上前の1997年「愛なんだ」のプロモのまんまの再現ではない。これは今のお茶の間の方々にもすぐ誰かがかわかるよう、服装はプロモのままだが、髪型を今のメンバーのものに変えたのだと。特に健くんのは激似だ。
その瞬間、なんとも言えない感慨に打ち震えた。スタッフの方々が、当時のプロモは尊重しながら、それを見てない今のV6を知る人達に、誰が誰かすぐわかるように、髪型は現在のものにしたのだと。

おそらくは、作業としては当時のプロモをそのままなぞった方が楽だっただろう。現在の髪型に合わせるとなると、プロモ以上に資料が増える。
しかし、苦労が増えたとしても、現在の髪型に合わせた方が視聴者に伝わりやすい。さすがNHK、スタッフが時代に合わせて変えてくれたのだ。

その苦労の根底には、V6への業界人としての思い入れがあるとしか思えない。特に健くんはEテレで「みんなの手話」に2014年からずっと出ているから、Eテレスタッフの健ちゃんへの愛を感じる。


このスペシャルおまけ動画は、公式でYou Tubeにも公開されている。
[ねほりんぱほりん] シーズン6 放送開始スペシャルおまけ動画 | NHK

このYou Tubeバージョンは、お礼の前の最後のメッセージがテレビのと違う(お時間ある方は1分25秒からを見ていただければ)。


テレビ版にせよ、You Tube版にせよ、最後のメッセージは前向きなものだ。


これは、本家本元の「愛なんだ」のプロモーションビデオの最後が「おわり」「ばいばい」となっているものと違っている(もちろんビデオが終わるという意味だが)。
avex公式 V6 / 愛なんだ(YouTube Ver.)


「ねほりんぱほりん」の公式Twitterでは、「尺の都合で2番は割"愛なんだ"。」となっている。

私は、「ねほりんぱほりん」が、本家本元のプロモーションビデオが「おわり」「ばいばい」となっているのを避け、1番までとし、番組としてV6への愛が溢れたメッセージを届けてくれたんだと思っている。

特にねほぱほ動画では、42秒に健ちゃん一人ターンがある。確かに本家本元にも健ちゃんのターンはあるが、こんなにきれいに一人のシーンはないぞよ。現在の髪型の再現性といい、Eテレの健ちゃんへの愛を感じる。

全く出たことのない番組から、ものすごく労力をかけてもらって愛あるスペシャルおまけ動画まで作っていただいて、改めてV6が業界の方がにもどれだけ愛されてきたのかがわかる。

改めて「ねほりんぱほりん」へありがとう。


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