推しが人生の一部となっていることが

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.225】:土曜更新


昭和の頃のアイドルの人気は数年で、私はティーンエイジャーの頃は全くアイドルに興味なかったし、平成にデビューしたV6のファンになったのは全くの偶然だったし、アイドルの寿命がこんなに伸びる時代にファンになれた幸運もあったし、V6に限らずアイドルの寿命が伸びていることはファンにとってはたまらない。

これって、ファンも一度好きになったらなかなかやめないということかもしれない。

もちろん離れていくファンもいる。私の周りでも、この30年近く、ネットで知り合ったファンの方が、他のアイドルのファンになったり(笑)、ご家庭の事情で推し活をやめたり。

だから、正直もちろんV6のファンはデビュー当時のに比べればだいぶ減ったとは思う。新しくファンになる方もいらっしゃるが、デビュー後数年間の凄まじい人気ぶりを知ってる身からすれば、減ったという実感はある。

それでも本当に物凄くファンが減ったら、そもそもアイドルの活動はできない。
先日のTOBEのコンサートでも、Number_iさんの人気のすごさをびんびん感じたが、健くんのファンも、ペンライト(ジャニーズ時代のソロコンくまライト)で会場のあちこちに確認できたし。
私のような息の長いファンもたくさんいるのだろうと思うとなんだかほっこりする。

ただこれって最近のアイドルだけの話ではないようだ。
テレビで見てたら、郷ひろみさんのコンサート会場でのインタビューでは、ファン歴が50年という方がたくさんいらっしゃった。
また、ぴあなどのチケットサイトのメルマガを取っているが、芸能活動歴が30年を超えるアーティストの方々のコンサート案内も載っている。

これってそのアーティストの方々の努力も相当あるのだろう。コンサートの内容は毎年変えないといけない。いくら推しだからといっても、毎年コンサート内容が一緒だったら、ファンも飽きて離れていってしまうだろう。

V6も、コンサート前には新曲を出し、毎回構成を変えてコンサートをしていた。
何か新しいものをファンに見せる努力をしていたと思う。

とここまで書いて、ある程度の域になれば、それも超越するのではないかと思えてきた。

仮にコンサート内容とかをアーティスト自身で考えずにスタッフまかせにしても、テレビで見た郷ひろみさんやジュリーこと沢田研二さんのファンは離れないような気がした。そこまで推し続けているファンにとっては、推しは人生そのものだし、脳の奥深くに刻まれて自分自身を深く形成してるし、やめるという選択肢がないように思えた。

かくいう私もそうなのだ。他のアーティストに興味を持つことは時々あったが、V6や最推しの三宅健くんとは感覚が全く違う。健くんたちは脳の奥底から好きだという感覚が湧いてきて、それは抜けようがない感覚だ。

健くんも、YouTubeライブで、ファンの顔を覚えている、新しいファンの方はわかる的な発言をしていた。もちろん全員は覚えてないだろうが、長いアイドル活動の中で何回も見る顔を自然に覚えたのだろう。
息の長い関係はアーティストにもファンにも幸せな関係だ。

アイドルも疲れているときは休んでもらって、優秀なスタッフさんたちの力も借りて、息の長い活動を続けてほしい。ファンの中には、推しの存在が既に人生の一部となっているファンもたくさんいるのだから。

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