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【今週も何とか生き抜いた】vol.11

感情に振り回されてる人を俯瞰する


(3/11〜3/17)

Thu.

まずい。
今年の目標のひとつが「書籍購入は月に1冊」だったのに、もう今月3冊ほど買っちゃってる!
まだ3月なのに。自分に絶望を感じる。

で、何の本を買ったかというと、、、

いや〜、我ながら素晴らしいラインナップ。
3冊目はここには書かない笑。

して、何故このような本を買ったかと言うと、そう、もちろん大河ドラマ「光る君へ」を大変面白く観ているからだ。

なんだけど、実は2024何大河ドラマの主人公が紫式部というニュースが流れた時(2022年ですね)に、私は慌ててマンガ「あさきゆめみし」の新装版を全巻買い揃えたのだった。
で、それを今読んでいると。
大河ドラマも観ながら「あさきゆめみし」を読んでいると。

もはや田辺聖子や谷崎潤一郎と並んで、源氏物語の現代語訳版のひとつとしてカウントされているであろうこの「あさきゆめみし」は、連載当初(1979年)リアタイで読んでいたし単行本も買っていたんだけど途中でまんまと挫折しちゃってた。話は面白いと思ってはいたけど、逆に面白いが故にお話の続きが待てなくてまんまと挫折。
何だよ、逆にって。
でもいつかはちゃんと読みたいと思っていたし、いい機会なので迷わず全巻買いをしたんだぜ。
好きなものとか、面白いと思うものって結局ずーっと変わらなくて、こうした盛大な人生の伏線回収を何度も何度もやるのが大人になるってことなんだな。ぐるぐる人生だね。良いぐるぐる。

で、買い揃えたはいいけど、今度は新装版読みながら「光の君よ、、、やりたい放題過ぎやしないか?モラモラ…!」があふれ出て、またまた途中で挫折(2022年ですね)。

しかしながら2024年の今、「光る君へ」がそれ自体面白いというのもあるんだけど、ドラマのあらゆるところに源氏物語のモチーフになるようなエピソードが散りばめられていることに気付き、こりゃ源氏物語読んでおいた方がドラマ楽しく観れるぞ!と思って、みたび読み始めてみたのよね。
って言うか、紫式部のお話なんだから源氏物語読んでた(知ってた)方がいいに決まってる。今更?

で、「光源氏、おまえさぁ、、、」な感覚は「まぁ、平安だからな」と少しは冷静でいられるくらいには、2024年の今、色々当時の常識や感覚だろう諸々に心を寄せることが出来るようになっていましたので(2022年から大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と「人形歴史スペクタクル 平家物語」を完走出来たことが大きい)まぁ、何とか今回は面白く読み進めてる訳よ。

そしたら、、、やっぱアイツが須磨に流されたあたりから「面白いな、源氏物語!!!」となりまして(チョロい)、関連本を目を皿のようにしてチェックして、冒頭2冊をソッコー買ってみたのでした。
ソッコー買っちゃってる!!!

ちなみに大塚ひかりは、私が若かりし頃に「太古、ブスは女神だった」読んで以来だ。確か面白かったんだよな、この本。
そうなんだよ、「あさきゆめみし」読んで思うのは、いつも誰かが誰かに嫉妬してるってこと。絵はなんたって天才・大和和紀大先生なのでまこと艶やかウットリなんだけど、全体的に嫉妬ベースのヘヴィな空気が流れてんのよ。
しかもマンガでは男女間に特化したストーリーが描かれてるけど、本当は色恋以外の出世競争や一族の栄枯盛衰なんかもガッツリ描かれているんでないかと予想。
そら源氏物語内の嫉妬がテーマの本だなんて面白すぎる。

「あさきゆめみし」イラスト (c)大和和紀/講談社

1000年以上も前から今の私たちとこんなにも変わらないカンジで嫉妬という感情に人々が弄ばれていたなんて、でもそれはなんだか感慨深いよね。
和歌(現代語訳ですが)読んでてめちゃ共感出来るのが、嫉妬を巡る感情の揺れ動きなんだよな(私だけ?)
嫉妬したりされたりしてる人の話がやっぱ人間らしくて面白いってことなのかな。

「あさきゆめみし」はもう5巻を読み終わり残り2冊。大河ドラマもまだまだ続くし、冒頭でメンションした2冊の源氏物語解説本も控えている。
まだまだ楽しめるってことだ。
時間がいくらあっても足りない。

Wed.

私の中で、ピクサー史上最高傑作の地位を譲らなかった「インサイド・ヘッド」(2015年)を鮮やかに超えてきた超ド級の傑作「私ときどきレッサーパンダ」(2022年)。
コロナ禍につき配信のみとなってしまい絶望してたんだけど、ついに映画館にかかる!のニュースを聞いてムビチケを買って張り切って席の予約をしようと思ったら、、、なんと吹替版しか上映してなかった。あ~残念。
私、映画館で吹替版の映画を観るのは初めてかも。

という訳で「ソウルフルワールド」も観に行こうとムビチケは2枚ゲット。
こちらも吹替かな~(ショボン)

「私ときどきレッサーパンダ」の主人公は中国系カナダ人のメイメイ。移民の子孫がピクサー映画の主人公、ってのがまずナイスアイディア。
彼女は学校の仲良し友達と「4TOWN」というボーイズグループを激推ししてるんだけど、そのオタクっぷりが本当にカワイイしワカルし尊敬する。
確かにね、ステキなのよ4TOWN。カッコイイし歌も踊りもスーパー上手い。沼りみにシンパシーだよメイメイ!冒頭にそんなシーンがあってまずここでハートをガッチリ捕まれちゃうのさ。
で、この4TOWNてアイドル達の曲ってのが映画の中で幾度も流れるんだけど、キラキラのポップスでうっかりいい曲なんだよな。さすがビリー・アイリッシュの兄ちゃん作な曲だけある。天才。

私はこの映画を、まさかのネイルサロンで施術を受けながら観たのが初見だったんだけど、いやもう、ぶっ飛んだ。イイ意味で。
ティーンエイジの女の子わちゃわちゃを描きつつジェンダーや母娘という、現代に「女の子」として生きる上で避けては通れないテーマを、ファンタジーを絡めためっちゃエンタメ度高めに昇華してるの本当にすごい。
まさに生理が始まる年頃の女の子の閉塞感も喜びも未来への不安も希望もぜんぶこの映画の中にあるって感じだ。
よくこんな映画作れたなぁ〜。

ピクサー初のアジア系女性監督なので日本アニメへのオマージュっぷりがそこかしこにちりばめられている点も、正直言うと気持ちいいわけよ

とにかくね!4TOWNNのコンサートシーンで炸裂するメイメイの友達やら親戚のオバチームやら、シスターフッドがやたらに最高なんだよね!
映画見終わった後は、もうアン・ルイスのオンナ礼賛ソングを爆音で聴きたくなるくらい!4TOWNじゃなくてごめんやけど!
やっと映画館で観れるぞ〜!

メイメイの親族である彼女ら、親戚おばあるあるの集大成で素晴らしかった。
彼女たちのスピンオフ物語観たい。

Fri.

何故か。何故か春になるとパンケーキとかスコーンが食べたくなる。何故だ。
普段、糖分は酒から摂取しているせいか甘いものとかほぼ興味なく暮らしてるんだけど、たまにこういうことが起こる。
という訳で強力粉買って来た。
週末にでも焼くか。

Sun.

というわけでスコーン焼いた。

無塩バターと生クリームの代わりに有塩バターとヨーグルトを代わりに入れた。
全然大丈夫だった。

アールグレーをミルクティーにして飲むのが大好きなんだけど、スコーンと一緒に日曜日の朝食に頂きましたよ我ながら美味しかった。
クロテッドクリームって、スコーンと食べる以外に添えることある?自分じゃ作れないし、こんな時にしか買わないんだけど美味しい。やっぱりパンじゃなくて、どうしたってスコーンなんだよね。

食べやすいからパクパク食べてると、腹の中で脹れて大変なことに。いつも侵すミステイク。

つかさ!!!
こんなことしてる場合じゃなかったのだ!
私は!最近!本当に!すごい勢いで!
デブが止まらなくなっている!!!
完璧に中年太りなんだけど、いい加減体重落とさないと腰痛が悪化するのが目に見えているつうのに!!!
そしてかれこれ何年も同じことを言い続けている自分が嫌になる。
何とかせねば、何とかせねば、何とかせねば、、、

もう3月も後半だ。
(何らかのオフコースの曲がBGMで流れて欲しい)

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