【今週も何とか生き抜いた】vol.9

(2/26〜3/3)

何回目かの伏線回収オブ人生

シンガーの浜崎貴司が自分たちのデビュー曲が関ジャニの「関ジャム完全SHOW」という番組で紹介されてた、という話をツイートしていた。
FLYING KIDS がイカ天という番組に出て来て初めて「幸せであるように」をイカ天で初めて見た時の衝撃は未だに忘れられない。これって幸せなことじゃない?
まず、アディダスの着方がストリート感むき出しで当時大学生だった私にさえ眩しかったんだよな。
泣くように歌う歌い方も新鮮で、粘土質なボーカルもめちゃ刺さった。
歌詞も良すぎてびっくりした。

別れはつらくて でもみんな愛し合うのに
涙がなんでこぼれ落ちるのかな
声をふるわせて ママも死んで
それでもぼくは君とキスを交わしてる
子供も生まれてくれば 懐かしい友のことなど忘れるかもしれないよ

FLYING KIDS「幸せであるように」

この詩を?!あの若者が書いたの?!
まだあんなに若いのにこれを?!

演奏が終わった時、審査員が「曲もパフォーマンスも完成され過ぎてる」とザワついたのも昨日のことのように覚えてる。
でも本当にそうだった。
今思えば、ファンクミュージックが好きな私には絶対必要な曲ではあるのよね。

関ジャムという番組の中で、この曲が「Just The Two Of Us進行」だと説明されていて、っていうかそのタイトル聞いただけで「確かに」ってなるやつね。
素敵解説。そうか、だから好きなんだわこの曲。

しかもイカ天なんて、時代とかブームとかっていう言葉でカテゴライズされそうな番組だけど(間違ってないけど)、ボーカルの浜崎さんが未だ現役で相変わらず素敵って言うのが、本当にグッと来る。

最近で言うと、浜崎貴司はカーリングシトーンズな訳だけど、あのメンバーがほとんど1965年〜1966年生まれっていうのが、私的にはたまらんのよね。私の少しお兄さんたち(浜崎さんは1965年生まれ)。
自分がこういうことで元気が貰えるようになるとは思わなんだ。
まぁ、この年代は人口のボリュームが厚いので必然という気がするけども、それも含めて。

さて。
最近気になっている「令和ロマン」のインタビューが載っていると言うので、何十年かぶりにQuick Japanという雑誌を買った。
Quick Japan!!!まだ廃刊になってなかったのか!素晴らしい!
雑誌というかムック本という感じもするけど、値段はやはりそれなりに上昇してて単行本も買える勢いだ。

目当ての記事は正直、「え、、これで終わり、、か?」というくらいあっけなく、内容も割とアッサリしててちょっとガッカリ。

メインの特集ではないから仕方ないのかなぁ。
とは言え、メイン特集のサンドイッチマンの方もグラビアページがあったりして、「読み足りない」なんてことはないのかしらという老婆心。

という訳で、私が未だ持っているQuick Japanを引っ張り出して見た。

表紙の2大特集の他に「インリンと菊地成孔の真冬のロマンチックTOKYOドライブ」とかいう対談のページがあったりする、2004年1月26日初版のイシューです


当時、中々情報を追うのが難しかった「水曜どうでしょう」特集を組んだ号。
ネットもおぼつかなかった時代だし、DVDも出揃ってなかったしで、地方のローカル番組という高いハードルをガッツリなぞってくれたその情報量たるや。何度も何度も貪るように読んだ。
好きだったんだよなぁ、「どうでしょう」。今も大大好きなんだけどさ。

なんだけどさ。
やっぱ気になるよね、「窪塚洋介、すへでを語る」!!!
って言うか、当時コレ読んで私はぶっ飛んだ思い出。
書いてあることが、語られていることが、何から何まで全然わからなくて逆に感動したからだ。
窪塚の話もインタビュアーの人の話もマジで意味がわからない。ずっと水がどうとか、波動がらどうとか言ってる。でも会話(ていうかインタビューなんだけど)が盛り上がってるのは分かる。だって特集ページ長いもの。
私はこの時、初めて「日本語で書かれているのに意味を読み込めない文章というのがあるんだな」と言うことを思い知った。

若い窪塚洋介の顔が美しい、、、
としか感想を抱けなかったページ

それが水曜どうしでしょうの特集と一緒の紙面に載っている、というね。
発行から20年も経って、さすがに資料的価値が勝手に出てくるの面白い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?