見出し画像

わたしの初体験

初めてお金をもらったのは、いつだか覚えていません。
占いの話です。

初めてイベントで占いをしたときの記録は残っていました。
2011年3月5日
ワンコイン手相観☆in 青山イベント御礼

2011年秋 代々木公園アースガーデンに出店

初めての自主開催イベントあれこれ、右も左もわからない中を悪戦苦闘で実現させました。大盛況でしたよ。

キャリアの早い段階から、安全にしっかり占いをお届けするためには、占い以外にやらなきゃいけないことがたくさんあるんだな!と身をもって知ることができたのはとても良い経験でした。占い師だからって、占いだけしていればいいってわけじゃない。あたりまえのことですが。

初めてタロット占いをしたのは、たぶん小学校3年生くらい。

初めて人を占ったのは、中学生のときです。
放課後にタロットカードで、もっともらしいこと言ってた気がします。

この本がわたしの占い第一歩でしたが、大学受験のときに「オカルトはやめる」って言って占い道具も全部捨ててしまいました。近年奇跡的に同じものの未使用品を中古で見つけて買いました。

2000年から鍼灸師をやってるので、人の身体にたくさん触っています。施術しながら手相は(こっそり)たくさんみていました。

その人の性格やライフヒストリーもわかるので、見立ての検証もしやすいし、カルテに誕生日の記載があれば、命術の勉強にもなりました。

写真素材を見ても、手相が気になります。この人は頭脳線と生命線の起点が大きく離れている「離れ型」ぱっと思いつきで行動するアクティブな人でしょう。全体的に線ははっきりくっきり流れています。手の付け根あたりはもりもり豊かなのでエネルギッシュで現実的でパワフル。頭脳線の最後が上に向かって跳ね上がるようにカーブしているあたり、個性的なものの見方で一筋縄で行かなそうだし、長い感情線やすっと先が細くなったすんなりした指からは敏感さや繊細さが伝わってきます。行動と内面とのギャップが魅力でしょう。右手もぜひ見て比較してみたいものです。

占いの勉強に打ち込んでいたときは、趣味の集まりや飲み会に積極的に参加していました。先に「勉強させてほしい」と丁重にお願いすれば、占い嫌いじゃない人たちはだいたい興味本位で手を見せてくれたり、誕生日を教えてくれました。

占い修行の中で、たくさんいろいろ見せてくれた人たちに心から感謝しています。「なんかほめられた!」「怪しくなかった」「えー!そうなの?」さまざまなご感想をいただけるのが、最大の報酬でした。自分がまだまだぴよぴよ駆け出しの頃に「社会でバリバリ活躍してる人」「別に悩んでない人」「自己調整できるヘルシーな人」たちにいろいろ見せてもらうことができたのは本当にラッキーな財産だと思っています。みんなありがとう。

その頃のやり方はこんなかんじ。

まずは手相を見て、場が盛り上がるようなぱっとキャッチーなことを言う→あれこれ話をしながらもうちょっと細かいところまで見ていく→誕生日も教えてくれたらそこで携帯で図をチェック→もう一回キャッチーなことを言う→手相と照合して、具体的で前向きなメッセージをお話ししてクローズ。

うじうじ黙ったりもじもじ考えるのは、相手の時間を奪うこと。
自分の知識の正しさを確認するよりも、相手の満足度がだいじ。

ひたすら繰り返し、手や図を見た瞬間にぱっと「あなたは◯◯ですね」ってフレーズを捻り出す訓練でした。(これはいまでもおなじ)

ちなみに初めて開催したグループ講座は「ボディワーク入門」だったので、占いじゃありませんでした。

日程決めて、会場を選んで、予約して、お知らせ作って、告知活動を頑張って、当日の内容をあれこれ準備して、無事に終わるまで、本当に緊張します。それ以来、もう数えきれないくらい繰り返しているあれこれですが、オンライン時代になっても、緊張感と大変さとおもしろさ、それはぜんぜん変わらないですね。

あたりまえのことですが、なんでもやってみれば「未経験」ではなくなります。

このたび初登場「占うんジャー」のお話も覗いてみてくださいね。

ご感想も続々届いています。ありがとうございます!

占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!