見出し画像

インターネットの中で働く

リモートワークというと「人と会えないとコミュニケーションが〜」「誰が何やってるか見えないと不安〜」という懸念がつきまといます。私たちGoodpatch Anywhereはこのような制約を超えつつあって、むしろ物理環境から開放されてインターネットで働くメリットを活用する段階に足を踏み入れています。

いつでもどこでも繋がる

この半年で私はすっかり旅するUXデザイナーになりまして、月3〜4営業日は自宅のある札幌以外(主に東京)で過ごしています。

Goodpatch Anywhereにはインターネットに繋がりさえすれば仕事ができる環境があり、私のように出張が多くても場所に依存せず普通に働けます。最近は飛行機の中でもネットワークがつながるので空の上でお仕事することもしばしば。仙台上空はSlackタイムです。

世界各地に散らばっているAnywhereのメンバーとは、インターネット上で常に繋がっています。Figmaを始めとするリアルタイム性の高いワークスペースで作業をし、Slackやappear.inですぐに声をかけ、TrelloやNotionで進捗やドキュメントの管理を見える化しています。

そうすると、誰が何をやっているか見え、いつも仲間が隣にいる環境ができあがります。場所に依存する必用は基本的にはありません。

つながり感の良さはAnywhere仲間のブログでも発信されてます。

※もちろん初回の顔合わせやユーザー調査など対面が良いシチュエーションでは対面コミュニケーションをとります。

クライアントも巻き込んでAnywhere

例えば打ち合わせ。

一クライアントの元に打ち合わせ等でお伺いする際、打ち合わせの日程を調整したり、来客用会議室を抑えたりなど、クライアントの皆様には結構な手間をおかけしてしまいます。

Anywhereでの打ち合わせはリモートなので来客用会議室を抑える必要がありません。クライアントは自席やフリースペースで打ち合わせができます。

たったそれだけなのですが、打ち合わせ調整にかかる労力がガツンと減るので、お互い気兼ねなく声をかけあったり一緒に作業することができます。

現在Anywhereの多くのプロジェクトで15分程度のデイリーミーティングを行っていますが、これだけ頻度高くクライアントとコミュニケーションできるのはAnywhereスタイルならではかなと思います。

プロジェクトチームがAnywhereスタイルに慣れてくると、クライアントが出張先からスプリント計画に参加したりFigmaで作業をしてくれたりします。移動中の合間に「今日のデイリーミーティングは耳だけ参加で〜」と、スマホからつないでくれることもあります。

このようにAnywhereスタイルでのワークは、私たちだけではなくクライアントにとっても貢献できる面が大きいのではと思っています。

ですが、普通の企業にとってリモートワークの環境を整えることは、ものっっっっっっっっっすごくハードルが高いはずです。私は複数の大企業に勤めた経験があるので環境整備することがどれだけハードルが高いことか容易に想像できます。Anywhereスタイルのワーク環境を整備してくれているクライアントの皆様には本当に感謝しかない(報いたい…!)

ユーザーテストとAnywhere

Anywhereスタイルではユーザーテストの様子をZoomやappear.inといったビデオチャットを使って行います。ビデオチャットなので、ユーザーテストの様子は私達だけでなくクライアントも見ることができます。もちろん自席で、すぐに、簡単に。

そうすると、エンジニアやマネジメント層など、普段エンドユーザーと直接コミュニケーションをとりにくい方々にもユーザーテストの様子を見ていただけるのです!Anywhereスタイルの副産物ですね。

いつでもどこでも「繋がらない」を選択できる

いつでもどこでも繋がることを中心に話しましたが、Anywhereでは「繋がらない」ことも重視しています。ギルド型組織のGoodpatch Anywhereは、ほとんどのメンバーがAnywhere以外のお仕事も持っています。保育園の送り迎えや参観日など定期的にお子様イベントがあるメンバーも多いです。なので、仲間と繋がらない時間も私達にとって重要です。

私達は場所にとらわれないことで、Anywhere以外の役割に一瞬で切り替えることができます。

また、お互いの「繋がらない」を尊重するために、Anywhereは「Slackのメンションを気にしない」など、受け取る側でコミュニケーションをコントロールできるように意識しています。発信する側に制限をかけちゃうと、気を遣って発信しない文化になっちゃう。

インターネットの中で働く!

プロジェクトの成功確率を上げるために、私達はプロジェクトの対象に対する学びを積み重ね続ける必要があります。このへんはAnywhere統括の近況報告に詳しく書いてあります↓

で、その環境として、Anywhereスタイルは有効な手段の一つではないかと思いはじめています。

たとえば共同作業をするにしても、ワークする場所を確保する、付箋やペンを容易する、あとでデジタル化する…など、共同作業は塵も積もった低山ぐらいのコストがかかります。費用対効果を考えるとちょっとしたコストなんですが、ざっくり言うと「めんどい」「しんどい」のきっかけになります。

物理的制約から開放されインターネットの世界に飛び込んでお仕事すると、「めんどい」「しんどい」につながるコストを下げられることがあります。上に挙げた共同作業を例にすると、Slackで声かけてFigmaに集合してappearでお話、という流れでURLを貼るだけで準備完了です。

Anywhereはすでに一定の心理的安全性が保たれているチームで、アウトプットすることへの心理的コストはかなり低い状況にあります。

次のステップの一つは、心理的安全性の高いチームに耐えうる、メンバーのポテンシャルを最大限に引き出せる作業環境作りです。

Slackで声かけてFigmaに集合してappearでお話、というのは心理的安全性が高いチームがポテンシャルを出すために必用なスピード感を確保できている例の一つです。このような作業環境やコミュニケーションスタイルを突き詰めることで、チームはもっとスピード感高く、共同で作業し、アウトプットとインプットのサイクルによる学びを数多く積み重ねられるかもしれません。

そんなことを目指しながら、私たちは、インターネットの中で働くための環境整備を、仲間と一緒に、デザインの現場で、わちゃわちゃ、わいわい、泥臭くすすめています。Anywhereはデザインチームとしてもっと先の世界に行けるはず!!

まとめ

リモートっていうよりインターネットを全力で使ってお仕事しているんだよ!ということがテーマのお話でした。

最後に宣伝

Goodpatch Anywhereでは仲間になってくれる人を大募集中!興味がある方は気軽にメッセージください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?