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遅い夏休み中のよかったこと 後編

O・お正月休みでもなんでもいいからとにかく仕事をしたくない L・レディ略してOLです。最近遅筆が過ぎて正月休みがちかくなってきました。

前回に引き続き、遅い夏休み中のよかったこと後編と題して、夏休み中にしたことをまとめます。遊んでただけなんですけど。

遅い夏休み中のよかったこと後編一覧
・フェルメール展に行ったよ
・KAATに花組蘭陵王を観に行ったよ
・平日にディズニーランドに行ったよ

■フェルメール展に行ったよ

フェルメールの現存する35作品のうち9作品が来日することで話題の(あと土日とか行くと死ぬほど混んでるらしいことでも話題の)これです。

平日の夜だと見やすいよって聞いたので17:30あたりに行ってみたのですが、あいにくの雨もあり行列は影形なく、するすると館内を歩くことが出来ました。

フェルメール作品が一堂に会すると、画家の舞台演出的な画面構成の妙が見えやすくていいなあって思いました。
あとフェルメールの絵は、強い日差しの入る部屋の、日差しがちょうど差し込むところではなくて、少し影になったところに人物が配されているなあとも思い、そういう居心地のよいところで手紙を書いたり牛乳を注いだりするのはいい気分だろうなって思いました。ひとはやわらかい陰ひなたにいたいのかもしれない。

フェルメールがなんといってもメインだったからか、全体の作品数自体はそんなにボリュームあるわけじゃないのでさらりと見られます。ちょっと物足りないともいう。

行ったところ:
上野の森美術館(はじめていった)

■KAATに花組蘭陵王を観に行ったよ

夏休みの間数日おきに花組を見てたので、普段PC画面をひたすら睨み続けているOLの目が大喜びの一週間でした。

見たのはこれです。
見てこのキャッチ―なコピーを。

蘭陵王は、6世紀の中国に実在した北斉の皇族・高長恭に与えられた王号で、武勇と共にその類い稀なる美しさで今日まで名を残す武将。あまりの美貌ゆえ、兵士たちの士気が下がることを恐れ、戦場では仮面を付けて戦ったという伝説は、雅楽「蘭陵王」や京劇の演目ともなっています。美しさだけでなく、高潔さと勇猛さを併せ持った武将が辿る波瀾の生涯を、ドラマティックに描き上げる物語。(後略)

「美しかったが、悪いか」なんて、過去いろんなタカラジェンヌに言わせようとおもえば機会はいくらでもあったような、でも意外に言われていないこのひれ伏したくなるようなコピーを、凪七さんの力強く繊細な美しさがばっちり裏付けて成立させているポスターでビビるよね。


ところがこのコピーのイメージで客席に着くと、いい意味で期待を裏切られるのでびっくりするのです、この蘭陵王と言う舞台は。

ものすごくざっくりと言うと尊厳を不当に奪われ続けてきた人が主人公で、一度はコミュニティに入ってみた男性の強者から成る社会にNOを突き付けるようなお話なのですが、上記のコピーは主人公の蘭陵王が彼の持つ力の一つである美しさを損なわせようと放たれた刺客を蹴散らしたあとに彼自身の台詞として言い放たれた。その時は「ッヒュー!」て口笛吹きたくなる感じなんだけど、物語が進むとこの台詞はまったくニュアンスが変わってくる。

「美しかったが、悪いか」っていう不遜な台詞は、美しさゆえに周囲から尊厳を奪われてきたひとの台詞だった。生れてから終盤の場面までずっと美しさから人間として扱われなかったひとの言う台詞なんだよこれ。

一幕から二幕半ばまでの蘭陵王は主人公でありながら温度が低く、強者の男性社会にはいっても馴染みきれず、愛がわからず、強さだけを冷えた気持ちで信じてそれで生きてきたけど、でも高緯によってはっきりと自分が何を奪われてきたかを理解してしまってからはより危うく死が近かった。
そんな蘭陵王とバディのような関係になる存在が音くり寿ちゃん演じる洛妃で、境遇の同じヒロインを置いた作劇だけど、安易に洛妃を蘭陵王が救う展開ではなく洛妃もまた蘭陵王の救いになるところがよかった。
最強のバディで魂の片割れのような、そういう二人が最後に既存の強者の男性社会を蹴飛ばして逃げて行って、ふたりだけで名前をつけあったり言葉をつくったりするのがいじましくてよかった。あとデュエットダンスが兄妹獅子がじゃれたり噛みあったり転がったりしているようで美しかったです。

行ったところ:
KAAT(神奈川芸術劇場)
周りに飲食できる店が極端に少ないと言う印象だったけど今回は近くにフレッシュネスバーガーとドトールを発見したので苦手意識が減りました。

■平日にディズニーランドに行ったよ

平日に行くディズニーランドほど楽しいものはないし、もっと言うと人のお誕生日ディズニーほどわくわくする日はないよね。

この日は今月お誕生日のお友達の誕生日ディズニーにご相伴あずかったよ。
ワールドバザールに足を踏み入れた瞬間に35周年のセレブレーションタワーから紙ふぶきと金テープが降ってきて、あまりのタイミングの良さに既にめでたさがMAXだった。最初からクライマックスだった。

今回初めてショー付きのランチを食べたよ!こんな楽しい催し物があるなんて知らなかった。
行ったのはこれ。ごはんもおいしいのにミッキーと仲間たちが結構がっつり挨拶しに来てくれてすごい!「エッそんなにお時間とってくださるんです!?!?!?!」って混乱した。

ミッキーに肩を抱かれて数秒記憶を失くす前の私。
あと美味しかったエビ。

お友達がミッキーに頭をそっと抱かれている様子を動画に収めたらよろこんでもらえてよかったです。現代は静止画だけじゃなくって音も動きもある思い出が残しやすくっていいよね……。

この日は閉園時間がいつもより早く、18:00頃に外に出たんですけど、日ごろ労働で疲弊した社会人には9:00-18:00くらいでのんびり遊ぶのが丁度いいんだなっていうのに気付けてよかったです。空いてたし。

行ったところ:
東京ディズニーランド
ほんとこの休み中京葉線沿線に用事ありまくりでウケた

ほんとはこの翌日富山に花組全ツを観に行ったんですけど、割愛します!この遅筆ぶりからするとこの夏休みの話来年までひきずっちゃいそうだから!!

年明けるまでに総集編とか、今年買ってよかったなってもののお話もしたいですがまあ予定は未定だよ。この筆の遅さから察してください。

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