私は自他共に認める酒好きとして、この10年間やってきました。お酒の銘柄を選んで、味についてああだこうだ言いながら飲むのが好きです。じゃあ飲んだお酒をちゃんと覚えているのかといえば、全くそんなことはなく。

詳しくはこの記事で書きましたが、お酒について知ったり考えたりするときは、いつだってお酒に酔っている。お酒を飲む効用って、お酒の味や情報を細かく記憶するのに向いてるかといえば、そうではないわけで。

おいしくて楽しいお酒であればあるほど、「わーい！おいしい！最高！」でもう十分じゃん、と思っちゃう。

「確かこのお酒は飲んだことある」くらいは覚えているのですが、それがどんな味だったか、甘かったのか辛かったのか、どこで作られたお酒だったか、ということになってくるとどうしても覚えられない。

居酒屋さんで細かい字で書かれたお酒のメニューをじっくり読むのは好きです。国内外のさまざまなお酒をいろいろ試してみるのも好きです。ワイナリーや酒蔵で試飲させてもらうのも好きです。

飲んだことがないお酒を飲むのが楽しいのは、その味はそのお酒でしかきっと味わえないから。飲んだことがあるお酒をもう一度飲めると嬉しいのも、その味はそのお酒でしか味わえないから。

味覚に関しての好き嫌いがそれほど激しくないおかげで、どれを飲んでも「おいしい」と思えるのでしょう。だとしたら悪いことではないのかなと思ったりもします。

お酒のことは好きだし、十分楽しめているし、今のままでいいっちゃいい。ただ、「自分は特にこういうお酒が好きだ」とか「お気に入りの1本はこれだ」みたいなものがある大人に憧れてもいる。

それを見つけるためには比較することが必要で、たくさんのお酒を比較するには、味を覚えていかないといけない。

そんなことを愚痴っぽくnoteに書いたら、「お酒を記録するといいらしいよ～」とアドバイスをもらいました。飲んだお酒の銘柄などと一緒に、自分の感想を言語化して記録していく。それを他の人が書いたレビューと見比べることで、感性を磨いていくことができるそう。

手書きでもいいのだろうけれど、最近ガチハマりしているNotionで表にしてみようかなと思っています。Notionだったらリンク貼ったりもできるし。お気に入り度で並べるとか、種類別とかで分けるとか、そういう感じで遊びながらやってみようと思います。

ひとまず、年末年始に飲んだお酒を忘れないうちに書いておこうと思って、紙切れにメモしてみました。

自分で書いた感想、「おいしい」「甘くない」ばっかりで笑っちゃう。1個だけ「ふくよか」ってちょっと背伸びして使ってみたけれど、意味ちゃんと分かってるのかと言われると自信ない。

今年もおいしいお酒と、楽しく出会っていきたいです。