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Story of the Guardian Gem Episode 1-2 星集めの天使①

夜の湖に
星空をそのまま映し出したかのような
無数の星が浮かんでいる。

それをひとつひとつ手にとっては
足元に浮かんでいるカゴへと入れていく。

キラキラと輝く湖から採れた星は
色とりどりの光を放ち、輝いている。

カゴがいっぱいになると彼は満足げに微笑んだ。

夜の闇を照らすように白く発光している羽根が
彼の背でふわりふわりと揺れる。

浜辺にしゃがんで水遊びをしていた私の目の前にくると、
彼は満面の笑みを浮かべた。

「ほら、あげるよ」
彼が手を差し出す。

「なにもないよ?」

「よく見て? ほらっ」
促されてもう一度彼の手に目を向ける。

「あっ!」
彼の手には透明な星がひとつ乗っていて
うっすら虹色の光を放っている。

「キレイ・・・」
小さく呟いて、私が受け取ると
彼はさらにうれしそうに笑った。

「それは君の星だよ。還りたい?」
「還る? どこへ?」
「その星へだよ」
「?」
「手のひらのその星へだよ」
彼が私の目を覗き込みながら同じ言葉を口にする。

手のひらのこの星へ還るとはどういうことだろう?

受け取ったそれは、冷たくも熱くもない。
ただたとえようもないほど眩しいくて、瞬きを繰り返す。

彼は、私のもう片方の手を取ると、
星いっぱいのカゴを握らせる。

この星を必要としている人たちに配ってね。

「配り終える頃、君はきっとわかるよ」
イタズラっぽく笑うと、ふわりと彼が飛び上がる。

「それは君の星だよ。還りたい?」

その言葉を残して。

手には、カゴいっぱいの星と
七色に光を放つ透明な星。

カゴの中の星は、
青、黄、緑、水、桃、赤、紫、橙、金、藍、
それぞれに輝きを放っている。

平和、知性、喜び、癒し、浄化、慈愛、勇気、希望、慈悲、至福、自由、調和、豊穣、静寂・・・。

ひとつひとつ手渡していく、
今日も小さな星を必要としている誰かのもとに。
 


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