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『王様戦隊キングオージャー』 第41話「宇宙を救う時」 感想


概要

放送局:テレビ朝日系列
放送日時:2023年12月17日(日曜日) 9時30分~10時00分

脚本:高野 水登
監督:加藤 弘之
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋 (特撮研究所)

番組公式サイト リンク

感想

この時を待っていた…。

 絶望の真実を知らされようとも戦う王様戦隊。しかしダグデドは不死身。ゆえにどれだけ攻撃を受けようと痛くも痒くもない。フラグ①
 ダグデドが蘇生させた一撃将軍ダイゴーグと王様戦隊が戦う一方、ラクレスは「このつまらなさは想定内かぁ?」とダグデドにパワハラ制裁を受ける始末。それでもタダでは起きない男ラクレス。「不死身のギラを葬る」という名目で「不死身を殺す力」を授けるよう申し出ました。フラグ②
 …それにしても、前回といいラクレスの作るピタゴラ装置は可愛いですね。やっぱり幼い子供の面倒を見るのは得意なのでしょうか?

 そしてギラを除く王様戦隊に仕掛けたのは圧力感知式&時限爆弾(ぱっと見は"いつかどこかで見たことのあるブーブークッション")。さては根に持っていますね、あなた。その一方で「選ばれた民だけを集めて宇宙へ向かい、"ダグデドの道具"として他の星を滅ぼす」と宣うラクレス。そのギャップが怖いです、あなた。
 それはそれとして、ギラとの戦いで述べる「他の生物を滅ぼす。そうすることでしか人類は生き延びられない」という言葉、人の業を感じてしまいますね。現実でも本作でも「人類の繁栄」と「他の生物との生存競争」はニアイコールみたいなところありますからね…。

 動けない他の王様戦隊にかわり、ラクレスを止めようと戦うギラ。その最中、「爆弾が偽物だった」カグラギは一足お先にシュゴッダムに。そしてラクレスにオージャクラウンを、ギラに引導を渡してしまいました。その様を見て喜んだダグデド。遂にラクレスに「不死身を殺す力」を与えました。控えめに言って「王様戦隊キングオージャー 完(BAD END)」のピンチです。フラグ③
 その"試し斬り"の相手はなんとダグデド見事立てたフラグを拾い集めた…とさ。詳しい話は次回に持ち越しでしょうが、ラクレスはダグデドを討つために虎視眈々と策を練り、水面下で動いていたということです。(スピンオフ抜きにしても)ただの邪知暴虐の王であるには不自然な描写が多かったし、そうだろうなと予想はしていましたが、いざ現実として目の前で見るとその嬉しさは一入ですね。
 "試し斬り"の直前に呟いたのが冒頭の言葉ですが、こっちもこの時を待っていましたよ。自分の"秘密"を明かしたラクレスはもちろん、ギラだってこうなってほしかったでしょう。これでお互い正々堂々と"兄弟"を名乗れるってものです。

 次回、いよいよラクレスの隠された真意が明かされそうです。


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