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『王様戦隊キングオージャー』 第33話「シューゴー!キングとキョウリュウ!!」 感想


概要

放送局:テレビ朝日系列
放送日時:2023年10月15日(日曜日) 9時30分~10時00分

脚本:金子 香緒里
監修:高野 水登
監督:坂本 浩一
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋 (特撮研究所)

番組公式サイト リンク

感想

笑え!絶望は敗北を呼ぶ。

 冒頭でギラが邪悪な高笑いとともに言ったこの台詞。非常にヒロイックで、かつギラ・ハスティーという人間の根幹が表れているものでした。
 「諦めたらそこで試合終了」「勝負事は先に諦めた方の負け」という言葉があるように、希望を抱いて動きさえすれば、逆転の可能性や「次」に繋がる"種"があるもの。特にヒーロー(彼らにそこまでの自覚はないでしょうが)なら、希望が持つ力の大きさは身に染みているはず。ましてやギラは孤児院で子供たちの面倒を見る"優しいお兄ちゃん"だった過去を持つ身。希望を失って泣いている人々を見ると励まさずにはいられない、と言っても過言ではないでしょう。
 絶望している人を放っておけないのは他の王様たちもキョウリュウジャーの方々も同じ。彼らもまた、人々を守る責務を負っている分、精神論抜きで希望と絶望が人に与える影響は痛感している。だから、各々が自分にできる方法で人々を勇気づけるという行動に一も二もなく出られた。そういう"行間"が伺えました。

 一方で、ギラとプリンス以外が変身するための手立ても進展あり。"地球"ではアミィ結月(演:今野鮎莉)らの活躍で獣電竜を解放。"チキュー"からはギラと交信したクワゴンの導きでコーカサスカブト城がシュゴッドを載せて飛来。
 そして満を持して11人の変身です。軽快に踊って変身するキョウリュウジャードンと剣を構えて変身するキングオージャー。動きは対照的ですが、勇猛で真っ直ぐな感じは両者通ずるところがあって、どこか様になる競演でした。ここからのアクションはもちろん、必殺技も巨大戦もとかく迫力満点でスピーディー。巨大スクリーンとそれ相応の音響を使えば、映画に引けを取らないレベルでした。いいんですか、こんな至極のコラボを無料で見られて。

 そして地球に平和が戻ったところで、キングオージャーとキョウリュウジャーはお別れ。互いに"らしさ"溢れるエールを送り合っての、爽やかな別れでした。
 エンディングではダンスも踊ったぞ!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

 次回予告は…中々ハードな展開の予感ですね。
 そしてシュゴ仮面…だと…。一体何レスなんだ…?

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