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日本のフェスの進んでるとこ、遅れてるとこ

今年もアメリカ、ヨーロッパのいくつかのフェスに参加し、先日行われたフジロックにも参加してきました。(海外フェスの参加については前のnote参照)

自分の中で感じる日本のフェス(特にフジロック、サマソニ)のいいところと、海外フェスを見習ったほうがいいなと思う点について少しまとめてみます。

日本のフェスのいいとこ、進んでるところ

・マナー

フジのイス問題とかありましたが…日本のフェス参加者はおおむねマナーを守って行動してる。「あんま周りに迷惑かけないように」って意識が強いからかな?

・ゴミ捨て意識

ここについてはよく言われてるけど、みんなちゃんとゴミをゴミ捨て場まで持っていって分別してるのはすごい。日本のフェスに参加してる人からすると当たり前だと思うかもしれないけど、海外フェスに行くとわかる。それが当り前じゃなく、とても難しいということに。分別どころかゴミ箱にもたどり着かないゴミのほうが圧倒的に多いからね。

日本のフェス、会場内に全くゴミが落ちてないって言ったらウソだけど、それでも皆の意識があるから保ててる。「(会場が)世界一クリーンだ!」って言って間違いない。ゴミ捨て・分別意識は世界で一番進んでると思います。

日本のフェスの遅れてるところ

・エコ

クリーンだ!ゴミ分別できてる!だからエコだ!って言うかもしれないけど、紙・プラスチックのカップやペットボトル、不要なゴミはかなり多くて、そもそもゴミを減らすとかそういう意識は薄い気がする。そもそもゴミ自体を減らすほうがエコなのでは?と思ったり。この点について海外のフェスでは数年前からリサイクルカップを導入したり、マイボトル持参を多く呼びかけたりしてる。最近ではストローも変わってきた。日本ではこの辺りがいつ変わってくるのか興味ある。

※自分が知らないだけで、日本でもリサイクルカップを導入したりエコについてより取り組んでるフェスはあると思う。ただ、まだ全然メジャーではないので遅れてると感じました。

・テロ、防犯面

個人的に一番気になるのがココ。2015年に発生したパリ同時多発テロあたりから、海外ではライブハウスや音楽フェスでの防犯意識がグッと上がった。これまで以上に手荷物検査は厳しくなり、カバンにガッツリ手を突っ込まれて隅々まで確認されるし、会場内へ持ち込めるモノやカバンの大きささえも制限されたり、ボディーチェック、ところによっては警察犬による薬物の検査などが行われている。参加者が安心して楽しむためには必要な作業である。

一方、日本のフェスでは荷物検査は行われるもののこれは名ばかりで、カバンの口の空いた部分しかチェックされず、正直ガバガバである。「フジロックで傘さしてる人がいて、マナーが~」って言うけど、まず入場時に没収されていいでしょ、傘。

ちなみに、キャンプサイトに手荷物検査なしで入れるフェスはフジロック(日本のフェス)ぐらいだと思う。

参加者が多いし、一人ずつチェックとかは…とか言い訳にならない。「日本はテロとかないから大丈夫」とか平和ボケしてる場合じゃない。会場にガソリン持ち込むやつがいたらどうする?想像したらゾッとするでしょ?今すぐ体制を強化してくれ。

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年々取り巻く環境が変わっていって、問題も少しずつ変わっていくと思うけど、フェスやライブ環境は常により良くなってくれるといいなぁ。

以上、これまで参加したフェスを参考に、気になったことをちょっと書いてみました。

では。

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