nihil
今週も日曜日がやってきて、今時日曜しか休みがない自分にもようやく休日と言えるような日が訪れる
日曜日以外の日を仕事が多いつくし、なんとなくやらなきゃいけないようなこと(例えば溜まった家事とか)をこなしていると本当の意味で解放された自由な時間なんてものはここのところ少ない
自分はどうでもいいことも考えてしまうタイプの人間だし、考え事をする時間を半強制的に取られてしまっている今の状態は、ある意味でフラットだ
思考というものから解放されてる中、出張が決まり、これは物理的な物からも解放されるの良い機会なのではと前向きな気持ちで人生を楽しんでいた
スーツケースに必要なものと、必要であろうものを詰め込んで
短い間だが最小限の状態で暮らしてみて今思うのは
あぁ、本当に必要な物はたったこれだけだったのだという安堵と
これ以上何もいらない、何もない人間なのではという不安だった
10代の頃、虚無主義の駅に辿り着いてしまった時のような、答えの見えない永遠の同じ色が続いているような
来てはいけないとわかっていたのに
また来てしまったんだ
あゝ酒が旨い。
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