すずらん(第3話)

「いちねえ?!美奈?!うそおおお」リビングのテレビから流れるニュース。ガシャンパリーン。固まった母、重力に従って落ちるコップ。俺はその後ずっと泣き続けた、そしていつの間にか眠りにおちていた。次に目を覚ました時は翌朝だった、昨日のパジャマのまま。頭は重くボーッとしている。熱はまだあるみたいだ。悪い夢を見ただけであって欲しい、その夢はトイレに行こうと自室を出た瞬間崩れ落ちた。反対側で母が父の分を含めた2着の喪服を用意していたのだ。「純平おきたの?体どう?」「まだ熱あるみたい、ボーッとしてる。」「トイレ?済ましたらまた寝なさい。」「そうそう、美奈ちゃんは何とか大丈夫みたい。ただ大怪我だはし当分入院だけどね。一葉ちゃんはあれだけど、、」「今日あるの?」「そう。お父さんと少し顔出してくる。」「俺もいきた、、」「ダメよ、熱あるんだから寝てなさい。」その後俺は粘ったが体力の限界が来た。フラフラとベットに倒れ込んだ。

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