34話理想の結婚の事〜鎌倉殿の13人を見たあとのクソデカ感情を吐き出したい〜

さて、鎌倉殿を見た感想シリーズ、鎌デカ感情シリーズ、34話理想の結婚です。
あ、いつもながらですが、もちろんネタバレなので録鎌か追鎌してから読んでくださいましな。






ついに登場、菊池伊賀の方凛子こと、のえの登場回でしたね。
菊池凛子さんでしょ、伊賀の方でしょ?あれ、なんかいい女子じゃね?あれ?ってなってたら、やはりのオチ。

そうそうそうそう!これが伊賀の方だよ!菊池凛子だよ!と興奮する意見や、
去りえないボディタッチやらのプロ彼女仕様やってるけど、自分の事「おねえさん」って呼ぶ女ろくでもないってわかってた、という意見など、
様々な意見がTwitterの武衛タイムラインを吹き荒れました。

あとはついつい僕もつぶやいちゃいましたが、キノコ。
公式も煽っていた、キノコ。キノコが受けた時の小四郎のあの顔。
そしてそれから後の小四郎のでれでれっぷり。
いやぁ、もう笑った笑った。

え??
全体としては、コメディ回だった?
いえ、全体としては地獄の前振り回でしたよ?

時政と畠山重忠のいさかいも先週に比べて悪化していたり。
先週の時政の「俺が武蔵守!」に対して、ちゃんと釘をさした重忠に「独り占めはしない」と言った時政。
今週はそれをちゃんとうけて、「武蔵守の官職上げるから、実権は俺に譲る感じで!」といいだしてる始末なわけで。
そして、「これが受け入れられなかったら戦だなぁ」とばかりに三浦に声をかけるしぃ様。
もはや畠山と時政は一触即発ですよ。
どこぞの三島天狗の入れ知恵のせいか、平賀イヤミ朝雅もなんかやってるし、政範死んでるし。

ちゃんと地獄は地獄ですよ。
僕らがもはや地獄に慣れてしまっただけで。

時政が時政のままであるがゆえに政治が腐敗していく悲しさもありますが、

吉田が今回の話で思い知らされたのは、鶴丸と初なんですよね。
鶴丸は太郎の幼馴染兼従者、初は三浦から八重のもとに預けれら二人とともに育ってきたわけです。

そう、二人にとっても八重は母であり、何より、この二人にとっても、小四郎は父なんですよね。
初は八重の死後ある程度の段階で三浦に帰ったのかもしれませんが、鶴丸はそのままずっと小四郎のもとにいたわけです。

仏像を渡すとき、反抗期絶頂でわかるけど受け入れたくない太郎に、鶴丸がもらいなさいよ!というのも、
実は鶴丸が小四郎の太郎への信頼を察したからこその言葉ではないのかと。

初が太郎をぶったのも然りで。小四郎の苦悩も、傷ついている様も、実子ではないからこそ幼少期から見えていたのではないか。
比企族滅も、頼家誅殺も、それらが小四郎の心にどれだけダメージを与えているか、気づいているのではないかと。

なぜなら、二人の心には養母である八重の死後、仕事を放り出し、自分たちの事を放り出さずに受け入れてくれた小四郎の姿があるはずなのです。

これは、実子である太郎には当たり前だったとしても、少なくとも鶴丸にとっては大変大きなことのような気がするのです。

来週からの地獄は、比企の乱同様に太郎も戦の主軸に据えられるわけで、彼のメンタルも心配ですし、彼もまた「ほかに道がない」地獄に入っていってしまうの?と心配にもなるのですが、

この二人がそばにいてくれる限り、太郎は史実の御成敗式目にたどり着けるのではないかと思うのです。

最後に、今回も誰にも好いてもらえなかったキノコたちにお悔やみの意を表するとともに、今後も大好きなキノコを食べ続けることを誓います。


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