スパロボTのその他の感想

※この記事は旧ブログの記事を加筆修正したものです。

2019年3月20日、スーパーロボット大戦Tが発売されました。

もう一年以上経ったとか信じられない。

最初のPVが公開されたのが2018年11月19日で、そこから発売、そしてクリアするまでのおよそ4ヶ月間めちゃくちゃ胃が痛かったわけですが、蓋を開けてみれば「えっこれアニメ版準拠の話だよね??」ってくらいイーグルに優しい世界が広がっていて、いや本当に生きててよかったと思いましたね・・・

そしてこのスパロボT、なかなかに多方面からガソリン降らせて火炎放射器噴射しながら追いかけてくるみたいな供給をしてくださいました。

もう、イーグルが「ガンダム」とか「モビルスーツ」とか言ってるのも凄いけど、それ以上に本家では触れられなかった彼の内に抱えていたものとかをね・・・何故ここで、24年も経ったいま披露してくださるのかと・・・

クリア感想の記事でも書きましたが、デボネアの「お前の中にある拭えない死への恐怖」という言葉をイーグルが否定しなかったの、うわぁぁぁぁぁってなりませんか。私はちょっと心臓にキました。

本当に、彼はアニメ版でも原作版でも、一度もそういうことは言ってくれなかったじゃないですか。

唯一吐いた弱音らしい弱音といったら、30話と34話でランティスと敵対することについてジェオに漏らしたくらいで。

だってイーグルの置かれた状況、率直に地獄じゃないですか?

自国を取るか親友を取るか、実質的には選択肢なんて無いも同然だっただろうセフィーロへの侵攻を命じられたその日に発病して、余命まで切られたんですよ?

何を選べたと言うんですか彼が。

それでも全部1人で飲み込んで、裏切りも何も自分で選んだことだって、だから辛くはないって、

そんなわけあるかァァ!!!

いや解りますよ、いつ死ぬかは選べないならせめてどう死ぬかは自分で決めるって、そういう状況に置かれたことはないけど想像するぶんには何となく理解は出来ますよ?

だけどそれでも、その歳で、そんな理不尽な運命背負わされて、それでも全部自分で決めるって、悲しいほどまっすぐ言えてしまう強さが、本当にもう悲しい。

それでその「それでも僕は戦います」って返した直後のバトルでこれですからね。↓

もう限界。

無理。

無理しんどい。

何回でも言うけど、この「絶望を越えて」って、つまり一度は絶望したってことでしょ?

絶望したんですよ一度は。

そりゃそうですよね絶望するよね。

だけど越えたんだって。

越えて、まだ生きてここにいるんだって、もう、ほんと無理。

だって知ってる。

あなたが越えた絶望がどれほど理不尽で残酷なものか、本当には理解できないけど知ってる。

ランティスを裏切るくらいなら死んだ方がマシだったってことも、今ここに生きていることが奇跡だってことも知ってる。

(余談だけどスパロボでは「本当なら、今すぐ動けなくなってもおかしくないそうです」とかえらく婉曲な言い方してて流石に「お前ェ・・・」ってなりました。)

で、その死への恐怖があるということも、絶望したということも、彼がそれを言葉にしたっていうのがめちゃくちゃ衝撃でした。

と同時にちょっと安心もして、だけどそれが事実として確定してしまったのでアニメ版が更にしんどみを増した。

私、47話で「セフィーロに着くまでもたないだろうと、医者に言われていましたから」の後、脚本集の「光、思わずイーグルの腕に縋る。イーグル、それに気付いて、優しく笑って光の手を片手で包んでやる。」ってト書きがめちゃくちゃ好きなんですけど、自分の余命の話してるのにそんな「優しく笑って」とか、もう本当そういうところだぞイーグル・ビジョン・・・イケメンが過ぎる・・・・・

そもそも初対面の女性陣に第一印象で「涼やかな微笑みに柔らかな物腰」「完璧すぎて隣に並ぶ女が想像できない」とか言われてるのヤバくないですか?
涼やかな微笑みって言葉のチョイスに3万いいねくらい送りたい。

「でもやっぱりロマンがありますよ異世界って。イーグルさんとかを見てると、すっごく思います」とか。

ロマンしかないですよねわかりますわかります。
もし神様が現れて「一つだけ願いを叶えてやる」とか言われたら迷わず(2部時間軸の)セフィーロに行かせてくれって答えます私。
っていうかラミィちゃん、「すっごく」思ってるんだ・・・あの横顔とか遠目に眺めながらすっごくロマンあるなーって・・・?

あと個人的にスパロボT屈指の爆弾シーンがこちらなんですが。↓

ルーちゃん慧眼すぎでは??

だってあの、傍目には完璧な優しい笑顔を浮かべている筈の、現に特務三科の女性陣にはそう評されているイーグルの、あの笑顔に影を感じてしまったってことでしょ???
いやもうその意見には同意しかないけど、ルーちゃんすごくない?!
しんっど!
彼の背景なんて何も知らない女の子が影を感じてしまうとかしんっっど!!

イーグルのスパロボTで最初の登場が20話、味方ユニットになるのが29話なんですけど、オリジナル展開のこっちでも受難の道辿ってて本当にハラハラした。

ちなみにスパロボTのDLC、ボーナスシナリオパックの「悩める好敵手たち」にイーグルが出てくるんですけど、めちゃくちゃ癒しシナリオなので是非やってください。
もうね、イーグルさんが絶好調です。
「あぁうん、アニメ版がしんど過ぎて忘れてたけどこの人こういうとこあるんだったわ」ってニコニコします。ダンバインのトッドさんとめっちゃいいコンビになってて、私はトッドさんの株まで爆上がりしました。(ダンバイン履修してないけど。調べたらトッドさん普通に死ぬ人だったので、そして監督が富野由悠季だったのでそっと閉じました。←)

Twitterでも呟いたんですけど、イーグル、何故かトッドさんには容赦無く突っ込むし、トッドさんも遠慮なくものを言ってくるので、それでいてセフィーロにもオートザムにも関係ない人だし、歳も近いし、トッドさんスパロボTだと一度死んで蘇ってて、本編で敵対してたらしいショウ達の側に寝返った設定だしで、イーグルの悪友ポジションいけるんじゃないかって夢が広がりましたね。
イーグルの背景にも立場にも何のしがらみも無いから、逆にイーグルも何でも言えるのかなっていう。
スパロボT49話を額面通りに受け取るなら、T3のメンバーには恐らく病気のことは知られてない筈だけど、どっかのタイミングでトッドさんにはバレてたらいいと思う。
そんでまたそんな時でもイーグルが笑うから、「・・・お前それ疲れねぇの?」って。

「それ?」
「別に俺はお前らの事情には関係ないし」
「?」
「お前の立場も知らねぇ」
「トッド?話が・・・」
「笑いたくない時にまで笑ってて疲れねぇのかって言ってんだよ(俺にまで見栄張る必要はねぇだろ、と言いたい)」

みたいな会話をして、まさかトッドさんにそんなこと言われると思ってなかったイーグルが一瞬言葉を失って上手く反応し損ねる的な話が!見たい!
ジェオの心労を察して「アンタも大変だな・・・」って肩ポンするトッドさんとか。
「おい、そろそろお前の副官の胃が死ぬぞ」ってイーグルを止めてくれそうな感がある。
トッドさんに何か凄い夢を見ていますね私は。ダンバイン履修してないのにすみません。

あとスパロボTのシクレシナリオ「来訪者X」。
控えめに言って神なので全人類やって欲しい。
まさかのイーグルとジェオが地球で甘味巡りをしているとかいう事実が発覚するご褒美シナリオです。あまりの尊さにその場で5回くらいシナリオリピートした。
ちなみに私このシナリオやった後に浅草行って、一番有名であろうお店の芋羊羹買ってきたんですけど、賞味期限が翌日だったので、このシナリオのお茶会前日に2人で浅草デートしてた可能性が高いです。←

夢かな?????

しかも「いつも」ってことは既に複数回デートしてるんですよね??
東京で食べ歩きを。アニメ版準拠の2人が。空いた時間に。
2人で。
デートを・・・

夢かな?????(2回目)

いや、ちょっと、真面目に、尊すぎない・・・??
え?だって地球の服着て出かけるわけでしょ?ジェオはまだともかくイーグルの装備じゃ目立ち過ぎるもんね?
あんな顔が良い男、ただでさえ人目を引いてしまうのに(推しの評価は天井知らず)
いやもう、そんな、地球の服着て連れ立って歩いてるイーグルとジェオとかヤバ過ぎません?
180cmと202cmですよ。
イーグルのスタイルがまずヤバいじゃん。
顔ちっさ!腰ほっそ!!脚なっが!!!エルフかな??!みたいな美しさじゃん。
そんな人外の美を誇るイケメンが、なんか甘いもの頬張りながらゆるふわに微笑んではたまに躓いて転けそうになるのを隣のこれまたガタイのいい男がそつなく抱きとめたりしてるじゃん。(強めの幻覚)
中断ボイスのランティスとのやりとりもそうだけど、イーグル、一緒にいる時間が長ければ長いほど病気がバレるリスクが高くなるのに、それでも毎回食べ歩きに付き合ってるの、なんかもう考えるだけで泣いてしまう・・・
きっとオートザムを発った時には、まさかこんな穏やかな時間があるとは思ってなかっただろうから、ジェオも半分くらいはイーグルに息抜きさせる為に誘ってて、「付き合ってもらって悪いな」なんて建前バレバレに決まってるんだけど、イーグルもその気持ちは嬉しいしいつまでこうしてられるか解らないからつい乗ってしまうんでしょ・・・
捨てると決心できていた筈の未来を、やっぱり惜しいなって、もう少しだけ足掻く気になってくれたらいいんだよ・・・

スパロボ様、本当に無条件生存ルートが用意されていてよかった・・・

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