つい先日、2020東京五輪チケットの抽選が終わった。来たる2020年へ向け、日本中のオリンピックムードが高まりを見せる。今回五輪開催地に選ばれたのは東京だが、日本には東京だけでなく世界に誇れる都市がまだまだ存在する。その一つが日本の都、京都だ。

　今回は経済面や地理的な問題はさておき、もし京都を五輪開催地として招致するのならばどんなところを推せるか。これを京都在住の自分視点で考えてみた。

　京都に住んでいると、神社仏閣があるのは当たり前。日本らしい街の景観や家屋もあって当然。それらが魅力的なことは誰もが知っているのだ。そこで、私が考えたのは、京都人のプライド。京都人は自分が京都で生まれ育ったことに対してプライドを持っている人が多い。だからこそ、京都という名に恥じぬよう最高のおもてなしとパフォーマンスを披露できると考える。

　自信を持って売られる商品やサービスはきっと人を惹きつけるに違いない。更に、自信はあっても押しつけがましくないのが京都スタイルだ。自分の魅力を知っていてもそれをひけらかさず、あくまでも相手を立てて興味を持たせる。そんな人が多い京都だからこそ、訪れた人々は皆満足して帰ることができるのではないだろうか。なので私はプライドの高いおもてなしの心を持った京都人のサービスを推したい。