見出し画像

まさかのポプテピピックで学べる世代間格差と棄民

※有料ですが全部読めます。またキングレコ〇ド様・ 東京都千代田区飯田橋2丁目7−3のあそことは無関係です。もちろん中の人は危険な思想を支持する者ではありません。



戦いは不毛ですね。

しかし人間はどうしようもないのです。2人いればもう争う、争う。

それどころか1人でも自分の中で俺と俺が闘っちゃうのです。愚かなり(´ρ`)


結局100人いれば心も100個ですから争いは起きてしまう。

でも社会生活を営むために

「もし騒ぎ起こしたらこういう目に合わせますよ」っていうのが警察であり、それの一番デカいのが戦争だってことです。

戦争は「攻め入る」だけの側面からしか語らない人はむしろ好戦的な主張をしがち。

戦場へ赴く人間はどんな理由であっても「仲間」や「家族」のために盾となるものなのです。

歌詞を載せます。

wrong side of heaven

俺は今日悪魔と話をした

悪魔は彼のせいじゃないと誓った

俺は信じた

だって俺も彼のせいじゃないと感じたから


腕を大きく開いて1人大地に立つ

俺はヒーローでもないし石でできているわけでもない

正しいか間違っているかなんて、もうわからない

だって俺は今天国の間違った側、地獄の正しい側にいるのだから

だって俺は今天国の間違った側、そして地獄の正しい側にいるのだから


俺は今日神の言葉を聞いた

神は俺のようだった

俺は何をしたんだ?

そして誰になったんだ?


俺は今日悪魔を見た

悪魔は俺に似ていた

俺は目を逸らした

背を向けてしまった


腕を大きく開いて1人大地に立つ

俺はヒーローでもないし石でできているわけでもない

正しいか間違っているかなんて、もうわからない

だって俺は今天国の間違った側、地獄の正しい側にいるのだから

だって俺は今天国の間違った側、そして地獄の正しい側にいるのだから


俺は抵抗せずただ落ちていく

もっともっと落ちていく

毎日近づいていく

毎日近づいていく

終りに

終りに終わりに

毎日近づいているんだ


腕を大きく開いて1人大地に立つ

俺はヒーローでもないし石でできているわけでもない

正しいか間違っているかなんて、もうわからない

だって俺は今天国の間違った側、地獄の正しい側にいるのだから

だって俺は今天国の間違った側、そして地獄の正しい側にいるのだから


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


この曲はアメリカ帰還兵への酷い扱いを訴えています。

アメリカでは30万人もの帰還兵がホームレスとなり地面から空を眺めて転がる生活を送っています。

国のために、家族のために、

志願し戦った兵士へ恩給はじめ社会的な補償を与えるのは当たり前のことです。

しかし実際のところはランボーの頃から変わっちゃいないようです。

今回ポプテピピックがスペシャルでランボーをネタにしてしまいました。

「何も終わっちゃいねえ!何も!言葉だけじゃ終わらねえんだよ!

俺の戦争じゃなかった、あんたにやれって言われたんだ!

俺は勝つためにベストを尽くした。だが誰かがそれを邪魔した!

シャバに戻ってみると空港に蛆虫どもがぞろぞろいて、抗議しやがるんだ!

俺のこと赤ん坊殺しだとかなんとか言いたい放題だ。奴等に何が言えるんだ?

ええっ!奴等はなんだ、俺と同じあっちにいてあの思いをして喚いてんのか!

あんたにはなァ!俺にはシャバの人生なんか空っぽだ 。

戦場じゃ礼節ってもんがあった。助け合い支えあっていた。ここじゃ何もねえ!

あっちじゃヘリも飛ばした 戦車にも乗れたよ!100万もする武器を自由に使えた!

それが国に戻ってみれば駐車場の係員にもなれないんだ!!

畜生・・みんなどこ行ったんだ クソ・・

空軍にも友達がいた。みんないい奴だった。あっちじゃ友達はごまんといた。

それなのにどうだ ここには何もねえ・・

ダンフォース、憶えてる。俺、いつかマジックペン一本取って拾い物って

ラスベガスに送ったんだ。俺たちいつもベガスのこと、車のこと喋ってたから・・・

あいつはいつも赤いシボレー(シェビン、シェビーの正式名称)の

コンパッティブル(コンバーチブル)のこと喋ってた。

帰ったらタイヤが擦り切れるまで走ろうって・・

俺たちがいたあの納屋に子供がやってきて、靴磨きの箱を持って『お願い磨かせて』

そう言ったんだ 俺は断ったがしつこくせがむんでジョーイは承知したんだ。

ビールを買いに外に出た。箱に仕掛けがあった。

箱は爆発し、やつの血や肉が俺の体に・・・

すごい悲鳴だった!あいつの血や肉が俺の体にべっとりついてこんなに!!

引っぺがさなきゃならなかった!友達が、俺の体中に飛び散って!

俺、なんとかあいつを抑えようとした!けど、どうしても内臓がどんどん出てくるんだ!

どうにもできなかった!あいつ言うんだ『俺うちへ帰りてぇー帰りてぇー』

そればっかりだ『国へ帰りてぇー 帰ってシボレー乗り回してえよー』

でも・・あいつの足が見つからねえんだ・・足が見つからねえんだ・・

あれが頭にこびりついてる もう7年にもなるのに・・毎日思い出すんだ。

目が覚めてどこにいるのか分かんねえ時もある 誰とも喋れねえ・・

時には一日・・一週間も・・忘れられねえ・・あれが・・」

(大佐の部分カットして引用→http://d.hatena.ne.jp/carcass5382/20100903)


もちろんいつもの声優ガチャで今回は

シルヴェスター・スタローン 保志総一朗 田村ゆかり 山口勝平 櫻井孝宏 花守ゆみり 花澤香菜(私服DisキレVer)
リチャード・クレンナ 石田彰 堀江由衣 緒方賢一 福山潤 東山奈央 戸松遥

それぞれが短く短縮された尺とはいえ、アツい演技を見せてくれました。

戦った人間を冷遇する社会は正しいのでしょうか?

生暖かい血や肉、悲鳴と破片を全部押し付けて、安全な後方にいたくせに

「人殺し」だ「野蛮だ」と指をさすのは人のやることではありません。

で、本題ですが

社会が競争なのはみなさん身をもって体感していると思うのですが、

『正当な競争による差』はいいんです。

当たり前ですけど『勝ち組』は『負け組』がいなければ存在ができません。

どんなに数少ない『選ばれし(と思いこんでいる)アッパーな層』でも

食い物にされる人間がいなければ飢え死です。

そこで零れ落ちる人間へ差し伸べる手があるのが正常でしょう。


ところが日本は氷河期世代を丸っと『競わせる』ことで自分達を守るということをしました。

これを『棄民』とストレートに読んでいいと思うのですが、

端的にグローバル化で外と争わせたわけですよ安い労働力として。

将来どうなるか?とか考えてなかったんでしょうか?それともわかっててやったのでしょうか?

まだその舵取りをした人間ばっちり生きてるんで説明を求めたいところですが、

結局氷河期世代へ甘い言葉を囁いて同士討ちさせたわけです。

それで生き残った化け物だけが這い上がっただけで残りは死にかけです。

助けなければいけないことはわかっている。

まして犠牲にしたわけです。

助けられるようになったら助けるのが捨てた側の責任です。

老後の介護や年金と同じです。

助けたから助けてもらえる、動けなくなっても介助してもらえる、だから税金と年金を払い、民間の保険も払うわけです。


しかし日本は氷河期世代に『自己責任』という言葉でぶった切った。

さらに『ひきこもり』とか『子供部屋おじさん』と死体蹴りをしてくる始末です。


こういう言い方は初めてしますけど、氷河期世代は

『国のために捨て石になった』んですよ。いや正確には『捨て石にされた』

死んだら二階級特進か遺族へ軍人恩給、負傷者には手厚い保障と介護でしょう。

わたしらは手足千切れているんです。

しかも東京ですら死屍累々だったのに地方はもっとひどかった。

縁故、公務員、高卒で地元の肉体労働や製造業に滑り込む以外の地方出身者は東京でボコボコにされ帰郷したら

「おめーの椅子ねーから」

と産まれた街にサッカーボールキックを喰らったんです。


これでピンとこない人は幸せです。そういう人生にならなかった幸福を喜んでくださいまし。

これで涙出そうになる思い出がある人は刃物や鈍器を手にしないで!

おかしな脅迫もしちゃだめ!

蒼井翔太が平行世界を移動して助けてくれることはありません(´;ω;`)


一つの世代を捨てて生き延びたところで死体蹴りしながら自分達への手厚い社会保障や介護を求めているわけです。

「こいつ世代間格差うっさいなー」

と思われてもこの点を認めない限りダメです。

氷河期世代でなんとか子供を産むことができた夫婦へ

「子供がうるさい」とか

年齢確認のボタンに

「俺を子供だと思ってんのか!?」とか

疲れ果てるほど働きぬいているのに

「最近の若いのは覇気がないな!」とか

自分達が遊びまくってた頃と違うのに

「若者の〇〇離れ」とか

全て私が一番嫌う

『ダブルスタンダード』『二枚舌』『ゴミクズ』『人でなし』『戦場だったら戦死で厄介払い』に当てはまりまくりですわ(`・ω・´)


少し昔、

「なぜか若い世代(当時)と戦場体験者(戦争体験者ではないです)のほうが距離が近い」と言った人がいましたが、

そりゃそうなんですよ。

どちらも『国のために盾になった』兵隊ですから。

戦友は仲がいいに決まってる、決まってるんだ。

銃弾は飛ばなかったけど命すり減らしてたのは色々なニュースで見ましたよね?

過労死、自殺、パワハラ・・・・

今の若い子は幸せです。

「あ~大変だねぇ、かわいそうに」

って言ってもらえるんだもの。虐待だって事件報道があると政治家が騒ぐくらい。

わたしらの頃はそんなのなかった。

やられていることは同じだった。

前の世代は我慢すれば金が貰えた。次の世代は守ってもらえる。

わたしたちだけすっぽ抜けている。


これが国か、これが社会か・・・

そう思うのです。

だって俺は今天国の間違った側、そして地獄の正しい側にいるのだから



 

ここから先は

0字

¥ 100

投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。