リベンジの話

まずお断りしておきす。
今回のテーマのきっかけはこの世でわたしととある人のやり取りがネタです。


今ちょっと間が空いています、sciraivで書いている作品。
登場人物には実在の人間がかなり大きく反映されています(メタルのほうやで)

だいぶ前にとあるキーボーディストがメタル界隈で騒がれたことがありました。


`彼の名は『vitalij kuprij』
ウクライナ出身のミュージシャンで一般の人はほぼ知らない。

メタルでギターの速弾き大好きな人やネオクラシカルメタル大好きな人なら知っている。

『artension』というコテコテのネオクラでデビュー。凄腕揃いのスーパーバンドだったが、時代的に冷え込んでいたタイミング。商業的にはもちろんソコソコ。

基本的にほぼシンセのプリセット音源そのまま使ってそうな安っぽいサウンド。
ただしテクニックが半端ではなかった。

彼の正体は・・・・

キエフ音楽院卒業のれっきとした現役のクラシックピアニスト(`・ω・´)

よくあるでしょ?
ロックに流れてくるクラシックの人は『ドロップアウト組』みたいな風潮。

もしくはちゃんと教育も受けてしっかりしていたんだけど食えなくてロックやってたら売れたみたいな路線変更組。

彼は二足のわらじでありメタルもクラシックも本業なのです。
ホームページもトップからクラシックとメタルのどっちかに飛べる作りだったし。


大物ボーカリストとバンドを組んで順風満帆・・・・
かと想いきや突如消息を絶ちます。

ちなみに大物ボーカリストとのバンドも忘れたころに1枚2014年に復活したのだがその大物は日本人ギタリストと組んでコンサートしたばっかり。

あんまりこっちのプロジェクトで稼ぐ気がなさそう。

さらに他のメンバーもあまりに超絶売れっ子でこの大物に関わらなくても仕事なんか断っても断ってもやってくるレベルの凄腕なので、ヴィタリだけが浮く。


ホームページも消えレーベル契約も切れる。
クラシックの活動もなくなって表舞台から消えた。

だがそれはアナウンスがなかっただけで『trans siberian orchestra 』というヨーロッパで大人気のバンドのキーボーディストに就任して今も在籍している(バンドは活動継続もライブなどお休み中)

しかし曲を発表することもなく淡々と作曲もせずバンドの演奏メンバーにだけ収まっているのはどうなのだろうと思った。




結局やっと見つけたのがFacebookのアカウント。
新たに作っていたのだがなにせキリル文字を使う文化圏の人は見つけにい。

だが彼は英語が話せる。さらにロシア語も。
ウクライナ語も話せる。

なぜ情報を遮断し、ただのバンドメンバーとして甘んじているのかを想像してみた。


まず彼はバンド形態とソロプロジェクトを混ぜて『Vitalij Kuprij's Revenge』を発表したのが2005年。この年は母国ウクライナでユシチェンコが大統領に就任した。

そして今、新アカウントのFacebookでは英語で

「親愛なるトランプ大統領!」みたいなことを頻繁に書いていた。

この大統領選にはアメリカのロビー活動があったのだが、彼がそういう立場なのか、それともロシアにひっかきまわされる祖国の歴史に辟易しているからなのか・・・・

つまり反ロシアの答えを出した政治とそれを後押ししてくれたアメリカは恩人であり、さらにそこから『強さ』を押し出しオバマのような腰抜け路線とグローバリズム(けっきょくグローバル化の犠牲は先進国の中間以下層以外はわかりやすい後進国とウクライナのように地政学上不安定になる国に決まっている)からの脱却を喜んでいるのだ・・・・と想像した。


メタルとしては2007年で作品は途絶えている。ピアニストとしては2008年に全曲自作の1年をテーマにした作品を発表して沈黙していた彼。

だがトランプ政権になったおかげが、環境音楽のピアニストと共同で作品を発表して復活。

逆にウクライナがヤヌコーヴィチ政権で新露になり有名なティモシェンコが逮捕されていた(ヤヌコーヴィチ退陣後釈放現在また政治家活動中)期間は沈黙である。


・・・・ここまで読んでいただいて

「なぜにこのアーティストの話を?」と思われるはずだが、

別に国が亡ぶ(見方によっては危なかったけど)ほどではない、自分の都合で苦しいわたしでも頑張らねばと。


自分は本当に

「ギターソロとか邪魔」って真顔で言われたり

「うまいからなんなの?」って言うのを平気で言ってくる時期に活動をしていたわけです。

メタルどころじゃないですからね。レッチリみたいなら許してやるぐらいの感じで。

ギターソロ弾かないならいいよみたいなバンドとかそういうのばっかりでした。

あの時期純粋に腕前で生き残った人っていないんじゃないだろうか?

何かしら副業があった人(他のパートもできる、エンジニアもできる、本当に副業してた)や

正面突破してない人(いきなりアメリカ渡っちゃうとか逆に今考えれば正解だったようなルート、バンド活動からアイドルのバックに転がりこめた幸運な人)

くらいで。

運も実力のうちですけどバンドでどーんて活動すること自体ができなかったでしょう?

そうなるとイロモノしか残れなかった。だから近年のまだライブできるベテランが揃ってビジュアル系が多いのはそういうことなのかもしれない。

ビジュアル系でも実力で残った人はさっさと曲提供やアーティスト専属マニュピレーターになったり。


さらに個人的に非常にとんでもなく普通の人なら自殺するくらいの勢いで自己肯定感がマイナスなので

作曲は好きだけど出来上がった瞬間は嬉しさと切なさと死にたくなるので次を作りたくなるんです。

で、こう生活が不安定だ、親が足を引っ張るよ、弟もなんか親に壊されちゃってるよ、とか・・・・

でもさ!そういうのショパンとかモーツァルトが作曲やめたか?って話ですね。

むしろ貧乏や不幸こそ譜面と鍵盤の友。


そしたらむしろ

「生活気にしてるわたしは逆に甘えてるんじゃね?」ってね。

ヴィタリさんはバンドのギャラもあるからさすがに生活に困ることはないだろうと思う。むしろウクライナではそこそこ裕福なふしもある(画像が結構お金持ちぽい家)

まあ自分も「最後は道端に転がればいいんじゃね?(´_ゝ`)」

って思った。

あとなんですか、書類さえ書けばいつでも年金担保にして貸付申し込めるようにもしてある(政府のやつです)

そういうの揃えたら

「まあええか」精神で曲をどんどん作りたくなったのだ。

ていうか今作らないと『リベンジ』できなくない?

だってそんな色んなサイトにバラまいているわけではないのでひっそりしたもんだけどメタルな海外の人達に褒めていただけてるんだもの、最近の変態曲(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

現役ん時にメタルバカにしてたやつらに中指立ててやるチャンスじゃないか!

殺りそこなるなよ!って啓示だろ?

テロなんかやらなくても音出してドンとやりゃいいんだべ?


投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。