宮沢賢治記念館__7_

旅に生きる2019/09/11 ~地名から読み取る~ ②注文の多い地名

※皆さまからの投げ銭で旅をする記事です。投げ銭がないと赤字です(´;ω;`)


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順番が入れ替わるのだが先にみやけんを片づけておきたい。

宮沢賢治記念館へと向かう。

お詫び(この記事から画像の手ぶれが酷くなります。雨で設定画面をタップした状態になり手ぶれ補正が外れてしまったのが原因かと思われます。申し訳ありません)

宮沢賢治記念館 (1)

観光地によくあるこういう物体はいくら予算使っているのだろうと思う。

ゲスな話ではあるが『税金』である。

ここも公営の施設なので気にしてしまう。

宮沢賢治記念館 (2)

読んだよ。読んだけどわからなかった。

宮沢賢治記念館 (3)

地名の研究は民俗学では当たり前だ。

つまりずっと前からあるジャンルであった。それが話題に上るようになったのは『東日本大震災』がきっかけだ。

『神社がある場所は津波の警告』説は否定させていただいた。

そもそもマスコミが大学の調査の切り取り引用をしただけである。ちゃんとわたしの説明を読めばわかってもらえる・・・・と思う。

宮沢賢治記念館 (4)

やはり『地名』は導いてくれる。

凝ったトリックに憧れるのはわかるのだが、ひねくれないで地名に向き合えば良い。


そうするとやたらめったら改名するのは考え物だ。

幾度にわたる市町村合併で消えた旧地名にヒントはある。古地図を引っ張り出すのは面倒だから身近に確認できるモノを探してみよう。

バス停は古い地名が残りがちだ。

そこにあった施設が無くなってもその施設名のまま設置されていたりする。

それでも最近はバス路線廃止→自治体のオンデマンドバスでバス停名がつまんなくなるのコンボが増えているが。

宮沢賢治記念館 (5)

念押しをするのだが単純な『住処の選択肢から外すためだけには使ってほしくない』ことを誓っていただきたい。

まず地形的な特徴であれば

標高が低い『江』

ズバリ『江戸』はそういうこと。川に近い場合も当てはまる。こういう土地は水害のリスクは非常に高い。

だが東京の治水能力は世界最強レベルなので江東区、江戸川区、荒川区、足立区の一部以外はよほど運が悪くない限り洪水に合う事はないと思われる(0%ではない)

傾斜地としては『洞』『平』『山』など。

標高が高い土地とダブる場所も多いが、もちろん周りとの境目もあるわけで、そこがそのまま土石流リスクが高い地域になる。

2014年の豪雨で発生した広島市の死者74人(関連死含むと77人)

の土砂災害を覚えている方も多いだろう。

被害の大きかった八木地区の周りに『三入』という地名がある。

土砂災害リスクの高い地名に多い漢字は

『入』

そして八木地区そのものも水害多発地帯であるが八木に災害を示す地名はない(報道されたが行政が否定)

『緑井』という地名は過去『植竹』でそれも災害関連・・・・と言われたがこれはわからない。

その他に土地が崩壊するリスクが高い地名にありがちな漢字をあげてみる。

リスク高→低 
丘浜岸館洞里渡口平立台越子町代石坂郷峯瀬

(災害の種類によって変化します)

宮沢賢治記念館 (9)

しつこく重ねて繰り返すが「この漢字が入ってるから住むな!」ではないということだ。

例えば『蛇』『悪』なんて地名に入ってたら不吉だし不穏だし縁起も良くない。

改名した地名は主に都会に多く見られる。また戦国武将も国替えで新たな土地へ入ると地名を変えている。

(余談だが地名を変えたのは豊臣政権時の大名が多い)

そして一番問題点だと個人的に思ったのは

『〇〇台』『〇〇ヶ丘』『〇〇園』に代表されるニュータウン。

宮沢賢治記念館 (8)

ニュータウンに入居した当時の人に

「崖崩れ」を意識した人は少数派だったのではないだろうか。

安く広い土地が手に入る、団地などなら便利で清潔な住まいが簡単に実現できる、スーパーが徒歩圏内にできて公園もあって・・・・・


そしてニュータウンが災害の歴史だったなんてのは耳にしたことがない。

結局昨今騒がれたのは東日本大震災と、老朽化して維持が困難になった部分から崩れたりするだけの話だろう。

そりゃ都会の中は必死で工事してもらえていいでしょうよ。

だがいくら都下でもニュータウンは別だ。

家族の笑顔は消え去って高齢化、真新しかった団地の壁は補修の跡が走る。

開発した鉄道・不動産関連はとっくに回収したのであとは行政の話。だが朽ちていくインフラに人口が比例しないので最低限度になる。

再開発も駅前とかわかりやすく費用対効果が高い場所が優先される。

だから『「〇〇台」とつく地名は危ない!』という扇動に乗ってしまうのだろうと思う。


だからもしお住まいの地域がそれに該当する、またそこそこ年数が経った災害防止設備がそのまま・・・・

であれば次の事を気にしてほしい。

①天気予報をもっとリアルタイムに手に入れること

②避難勧告が出たら迷わず避難(老人子供がいるならレベル3、レベル4は躊躇なく全員)

③仕事は休む。いちゃもんつける会社や上司なら有給使ってしまいなさい

④水や食料の備蓄を行政はしています。個人でSNSで垂れ流しても飯はきません。さっさと避難して納税しているぶんは取り換えそう

⑤盗難に合わないよう貴重品は持ちだせるようにしておく。めったに動かさない貴重品は別に預けておくこともよい

⑥命優先。便利さは後回し。復旧が遅れるのであればしばらく他に身を寄せるのだってアリ

⑦買い物の行き帰り、通勤の途中、斜面や側溝・道路などを観察しておく


宮沢賢治記念館 (5)

まずこれで地名に対して説明を終える。

古い地名を知りたい場合は

国土地理院

郵便局市町村変更情報(一つ前の地名が見れる)

今昔MAP(PCで見れる)


あたりを参考にどうぞ。

に続く





投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。